私の心の中のお話です。
ご了承ください。




この恋はニセモノ? 1




・・・・・「別れようか、、、」

「どして?」


お道化たように、背後から俺の首筋に顔を埋める。


「チャンミンの匂い、落ち着くなぁ、、、」


ふんふんと鼻を鳴らしながら、ユノの鼻頭が俺の首筋に触れる。

別れ話してるっていうのに、聞いてないのか?
それとも余裕、、、なのか?


・・・・・「やめろよ、ユノ、、、くすぐったいって、、、」

「いいじゃん、ちょっとだけ、、、」


縛られたくない。
自由でいたい。

そんな自分勝手な理由もある。

けど、それよりも、、、


会うたびに、今日こそは別れようってそう思うのに、
強引なユノに押し切られてセックスして、、、

結局、いつもユノに絆されてしまう。

最近はずっと、それの繰り返し。
そんな自分が、嫌で嫌で仕方ない。


・・・・・「なぁ、ユノ、聞いてんの?」


背中に密着するユノの身体を引き剥がすように、
グイッと身体を回し、ユノと向き合う。

けれどユノの腕は組まれたままで、
俺の身体の向きが変わっても、がっちりとホールドして離そうとはしない。

至近距離にあるユノの綺麗な瞳、、、

深い黒、、、漆黒の瞳が僅かに潤んでいる。
まるで、森の奥深くにある湖の水面のように、ユラユラと揺れながら僕を見つめる。

この瞳を見つめたらダメ。
引きずり込まれて、また、ユノの懐に納まってしまう。

思わず目を逸らした。


「なにが?」

・・・・・「だから、別れようって、、、」

「さっきまで気持ちよさそうにアンアン言ってたのに?」

・・・・・「///// そ、、そういう事、言うなって!!」

「だってホントじゃん。説得力ないなぁ、チャンミン、、、」


ニヤリと笑って、腕に力を入れる。
僕の身体は、再びユノの腕の中に包まれた。


「お腹空いてない?」

・・・・・「空いた」

「何か作る?」

・・・・・「冷蔵庫、何もないかも、、、」

「じゃあ、俺が買ってくる。」


そう言うと、ユノの腕はようやく解け、
僕の身体は解放される。


ベッドから起き上がり、床に散らばってる服を無造作に着て、、、


「行って来るから、チャンミンはもう少し寝てるといいよ。
食事、出来たら起こしてあげるから」


ベッドに横たわる僕に、小さくウインクする。
寝室の扉のノブに手を掛けて出て行こうとするユノを、
俺は性懲りもなく呼び止めた。


・・・・・「ユノ」

「ん?」


振り向いたユノは、いつもと同じ優しい表情、、、


・・・・・「さっきの話さ、、、」

「さっきの?」


やっぱり聞いてなかったのか?


・・・・・「だから、別れたいって、、、」

「あぁ、、、」

・・・・・「あぁって、、、」

「ん、、、考えておく。じゃ、行って来るね。」


背中を向けて、片手を上げると、ユノは寝室を出てゆく。


・・・・・「ま、待って、、、」


俺の言葉は、扉の閉まるパタン、、、という小さな音に掻き消されてしまった。


暫くすると、扉の向こう側から玄関のドアが閉まる音がして、、、



・・・・・「はぁぁぁぁぁっ、、、、」


俺は盛大なため息をついた。


・・・・・「どうしてこうなるんだろ?」


ベッドに大の字に身体を沈めて、天井を仰ぐ。
これじゃあまるで、、、

ユノが好きなんじゃなくて、
ユノとのセックスが好きなだけじゃないか、、、


・・・・・「まぁ、好きだけどさ、、、」


寝起きにガンガン突っ込まれて、
しかも二日酔い。

なんだか、頭がぼんやりしてきた。

いいや、、、
この件は、もう少し眠ってから考えよう、、、


そう心で思ったら、
一瞬で、俺は眠りの中に落ちていった・・・・・







4へつづく

読者の皆さま、こんにちは。
お盆休み突入しましたね。

明日は、私も旦那の実家へ。
出来るだけ遅く行って、出来るだけ早く戻ってこよう(笑)
勿論、日帰りです(笑)

お話の更新は通常通りです。
お時間あるときに、覗いてみてくださいね。

それでは、午後も素敵な時間になりますように・・・・・




こころ。

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2017.08.12 


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