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私の心の中のお話です。
ご了承ください。



星の欠片、月の雫。- season 2 -






--- な、あれって室長じゃね? すっげぇ美人連れてるぜ ---


薄暗い店内でも、際立っている2人・・・

ふと、ナレの言葉を思い出した。


〝すっごい美人と並んで歩いてた 〟


--- な、挨拶してこよっか?---


また、こいつはどうしてこうも、ったく・・・


・・・・・「室長の邪魔するな、、、」

--- ちょっと、待ってろ---

・・・・・「おい! キュヒョン!!」


僕の静止を振り切って、ニヤニヤしながら室長の方へ歩いてゆく。
急いであとを追って・・・

キュヒョンの腕を掴んだ時には、すでに遅かった。


--- 室長、こんばんは。こんなところで、偶然ですね---


突然背後から声をかけられたチョンくんは、振り返ってその主を確認した。


「営業担当、チョ・ギュヒョンか。チョンくんに何か用か?」


チョンくんが僕をちらっと見て、またキュヒョンに視線を戻す。


--- 室長、もうそれは勘弁してくださ。チャンミンと一緒なんですよ---


3人の視線が一斉に僕に向く。
けれど、チョンくんは僕と目を合わせることなく、テーブルのグラスに視線を戻した。


チョンくんの隣に寄り添うように座るその女性は、僕たちの方を見てふっと微笑んだ。


--- ユンホさん、会社の方? ---

「そうです、おなじフロアの・・・」

--- 初めまして、私、、、---


きっとその女性は、僕たちに挨拶をしようとしたんだろう。
けれど、それをチョンくんが遮った。


「ウンジュさん、もう、出ましょう」

--- えっ?ユンホさん、、でも・・・---

「じゃ、お先に・・・」


キュヒョンの肩をポンと叩いて、
そのまま彼女と店を出て行った。


彼女は、申し訳なさそうに何度も僕たちの方を振り返って、そして、何度もお辞儀をしていた。





--- あぁ、ヤバかったかな?---

・・・・・「だから言ったろ? 室長の邪魔するんじゃないって」

--- 俺さ、絶対に室長に嫌われてるよな、、、はぁぁぁ---


違うよ、キュヒョン。
嫌われてるのは僕・・・


--- チャンミン、しかしすっごい美人だったよな。室長の恋人かな?---


恋人・・・

そうだよ。

チョンくんみたいに仕事が出来て、男の僕から見てもカッコよくて・・・
あんな人に恋人がいないわけはないよな。


そのあと、運ばれてきたビールと少しの食事をして、僕たちは店を出た。

細い裏通りを出て、駅に向かうために大通りへ向かう。


・・・・・「そう言えば、お前のスゴイ情報ってなんだったの?」


室長出現ですっかり忘れていた。


--- そうそう、それなんだけど、本人がいたからびっくりしたよ---

・・・・・「室長の事なの?」

--- 室長の今回の本社栄転さ、、、どうも専務が絡んでるらしくて・・・
詳しくは分らないんだけど、どうしても本社へ戻したかったらしいぜ---



専務・・・

そう言えば、チョンくんはよく専務に呼び出されてる。


・・・・・「キュヒョン、まだよく分からない状況で噂を広めるの止めろよな」

---分ってるって、、、おー怖い怖い。さすが、チョンくんの委員長---



まさか、酔ってもいないだろうに・・・




---じゃ! また明日な!!---


地下鉄の入り口でキュヒョンと別れて、僕は自分の乗る駅を目指した。


大通りを横切る横断歩道を足早に渡りきって、
目の前に目指す駅が見えた時だった。



胸ポケットに入れていた携帯が震える。

こんな時間に誰だろう・・・


取り出してディスプレイを見たら・・・


〝チョン室長〟


その名前を目にしただけで、心臓が高鳴った。



・・・・・「はい・・・」



さっきのチョンくんの態度、、、

それを考えると電話に出ることを少しためらったけれど、
結局僕は、5度目のコールで画面をタップした。


「俺、、、だけど・・・」

・・・・・「はい、室長、、どうされましたか?」

「まだあいつと一緒なのか?」

・・・・・「いえ、今、駅に向かってるところです」

「あのさ、さっきの・・・」

・・・・・「えっ?」

「さっきのは、違うから・・・」

・・・・・「さっきの、、、とは?」

「だから、さっき連れてた人・・・」


あぁ、あの綺麗な女性のことかな?


・・・・・「はい。とても綺麗な方でしたね。大丈夫です。社では話しませんし、
キュヒョンにもちゃんと口止めしておきましたから・・・」


赴任してきて間もないのに、社内の噂になりでもしたら・・・


「違う、そうじゃなくて・・・」

・・・・・「えっ?」

「だから! 違うんだ。こ、恋人とか、、、そんなんじゃないから・・・」

・・・・・「えっ?・あ、はい・・・」

「はいって、それだけなのかよ」

・・・・・「あの・・・」

「気にならないのかよ、、、だよな、やっぱ、俺だけなんだな・・・」

・・・・・「室長?」

「悪かったな、忘れて、じゃ、」

・・・・・「あ、室長、あの、、」



突然、通話が途切れた。
ツーツーと、空しい音が耳に響く。

何かおかしなこと言ったかな・・・



携帯を胸のポケットに納めて、
僕は最終電車の時間を気にしながら駅へと足を進めた。




何とか終電に間に合って、車内は帰宅途中のサラリーマンが数名乗車しているだけで、
電車の車輪とレールが軋みあう音だけが、車内に響いていた。



ふと、考える。
チョンくんは、僕に何を・・・



〝恋人とか、、、そんなんじゃないから〟
〝ガキの頃の気持ち引きずってるのは俺だけだって、分かってる〟
〝こいつは俺の物だ・・・手ぇ出すなよ〟
〝むこうで自由気ままにやって来たからさ。でも、お前がいるならって〟




まさか・・・

まさか、、、、けど・・・


子供の時のあの気持ちをまだ、、、チョンくんが?

もう、5年以上経ってて・・・
僕たちは男同士で・・・
今は上司と部下・・・

あんなに綺麗な人も傍にいて・・・


今までのチョンくんの態度は、冗談だと思ってた。

久しぶりに再会して、懐かしくて・・・
あの頃を思い出して、照れくささを隠すためだって・・・


だから、自分がこれ以上入り込まないように気を付けようとそう思った。

あの小さな小箱に閉じ込めた、
僕の幼い日の想いが溢れだしてしまわないように・・・



駅に降り立って、マンションまでの道のりを歩く。
途中、コンビニに寄ってビールを買った。


比較的、街灯が明るい通りをマンションに向かって歩く。

マンションにほど近い公園の前を通り過ぎようとしたとき、


--- チャンミンくん? ---


静まり返った通り。
小さな声も、僕の耳には響くように耳に聞こえた。

驚いて振り向くと、


・・・・・「ナレ?」


公園の暗がりから、知った顔が見えた。


・・・・・「ナレ、、、何してるの、こんな時間に・・・」

---ごめんなさい。チャンミンくんに会いたくて・・・---



街灯の薄暗い光の下で見たナレは、真っ赤に目を染めていた。


・・・・・「ナレ、何かあったの?」








20へつづく

読者の皆さま、おはようございます。

昨日は、ほんっとに暑かったんですが、
ユノはカッコいいし(いつも)チャンミンは可愛いし(いつも)
やっぱりエイネは最高に良いっ!(笑)

そして、1番面白かったのは倖田來未だった(笑)

昨日のコメント欄に、皆さんが私の腰のことを気にかけてくださっていて、
LINEくださった読者さまも、現地でお会いできた読者さまも、
私の体調を気にしてくださって、声をかけてくださったことが、
とても嬉しくて有り難かったです。

ありがとうございました。

腰は不思議と楽しい事をしているときは、そんなに痛まなくて(笑)
けど帰りの電車はいち早く座る(笑)

そうそう、帰りの電車、座ってる私のとなりに、
ホットドックTシャツを着たカップルが立ってたんですが、
混み合う満員電車で、めっちゃイチャついてました(・・;)

同じTシャツ着てなくてよかった( ̄◇ ̄;)フフ

明日、下の娘が推しの初ライブ参戦(城ホ)なので、
今日はその準備のお手伝いに頑張ります。



それでは、今日も1日いい日になりますように。
いつもご訪問ありがとうございます。





こころ。

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