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読者の皆さま、こんにちは。
晴れ、ときどき雨・・・こころ日和。 管理人の こころ。です。

今年もあと数時間となりましたが、
皆さま、如何お過ごしでしょうか?

今年も、こころ日和。に来て下さった読者さまに、
今年最後のご挨拶をしたいと思います。




2019年。

今年、皆さまにとってどんな年でしたか?


アネモネ。お知らせ用 アネモネ。


こころ日和。は、前年度からお休みを頂いたまま2019年を迎えました。

皆さんもご存じたと思いますが、私は1年に1度、長期充電期間を頂いてます。
その間は、お部屋を完全休業して、またお話を書く気力を充電する期間にしています。

そして、今年は以前から読者さまに熱い要望を頂いていました〝アネモネ。〟で、
1月7日にカムバック(笑)しました。

皆さん、〝アネモネ。〟憶えてる?


KISSをちょうだい。 4 KISSをちょうだい。


1月は、明日コン京セラで、読者さまと久しぶりにお会いする時間を持ちました。

思っていた以上に沢山の読者さまが私に会いに来て下さって、
ちょっと緊張しながらも、楽しい時間を過ごさせていただきました。
会いに来て下さった皆さま、ありがとうございました。

お話のほうは、旧館のお話を加筆修正しながら、新しいお話も書き始めました。
〝KISSをちょうだい。〟未だ完結してない、、、(-_-;)ゴメンネ


ひぐらしの鳴く、あの夏。4 ひぐらしの鳴く、あの夏。


3月から4月にかけて、暫くお休みいただきました。
末娘の受験の間、母としてサポートの時間を持ちたかったからです。

その娘も無事に希望校に合格し、
毎日楽しく学校に通っています。

お勉強は大変そうだけど、兄妹の中では一番真面目で頑張り屋なので、
お勉強、部活を頑張りながら、いいお友達と楽しい学校生活を送って欲しいと思っています。


スワロウテイル。1 スワロウテイル。


4月には 『こころ日和。開設6周年』を迎えました。

とにかく飽きっぽい私が、もう10年近く東方神起を応援していて、
そして、お話を書くことを6年も続けていることに自分でも驚いています。

正直に言うと、楽しい事ばかりではありませんでした。
中傷コメントにも苦しみましたし、色んな嫌な思いも沢山してきました。

けれど、それでも6年間何とか続けてこられたのは、
お部屋に来て下さる皆さんが居てくださったからです。


赤いバラの花言葉。 赤いバラの花言葉。


開設当初から通ってくださる読者さまもいてくださいます。
嬉しいことに、6年経っていても、〝初めまして〟と、ご挨拶を頂くこともあります。
毎日、コメントを下さる読者さまもいてくださいます。

ここに通ってくださる全ての皆さんのおかげで、
この場所が守られています。


3番目のメッセージ 3番目のメッセージ。


あのね、1日の更新が多かったり、珍しく頂いたコメント返事をしたりすると、
無理しないでください、、、って、読者さまから心配していただくんです(笑)ププ

〝長く続けて欲しいんです〟

そう言っていただきます。
ありがとう。

昔はがむしゃらに書いていたように思いますが、
ここ数年は、自分のペースで無理なく楽しんでいますよ(*^^*)


心を映す鏡が欲しい。 心を映す鏡が欲しい。


今年は特に、旧館から懐かしいお話を沢山皆さんに読んでいただきました。
とにかく、拙い文章ばかりで、修正するために読み返すと、
本当に赤面するほど恥ずかしかったです。



藍の月。 藍の月。


そんな中、5月に『藍の月。』の連載が始まりました。
自分の書いたお話の中でも、とても好きな作品です。

実は熱烈な『藍の月。』ペンさんが居てくださるんですよ(^^)


ウソみたいなホントの恋。 ウソみたいなホントの恋。


君は僕を何も知らない。1 君は僕を何も知らない。


私には珍しい1話完結の『一夜。』

このお話は、ユノ初のソロアルバム準備中のリアルのお話です。
あの時は、トンペンの間でユノの痩せすぎ問題が話題になりましたけれど、
本当に心配しました。

お話の中で、チャンミンがユノに『そのままでカッコいい』って言ってますけど、
本当にそうだと思います。

ユノはユノなだけで、十分カッコよくて魅力的なんです。


一夜。 一夜。


この『レンタル彼氏。』というお話は、お昼時間に少しだけホッと一息ついていただく為に始めた
ミニホミン劇場でした。

お昼の楽しみが出来ました、、と、読者さまから喜んでいただけたのを思い出します。


レンタル彼氏。1 ミニホミン劇場 レンタル彼氏。


7月から連載を開始した『星の欠片、月の雫。』

私の2作目の長編です。
6年前の作品です。

読み返すと、〝委員長〟〝チョンくん〟とお互いを呼び合う2人がとても新鮮でした。
このお話を待っていて下さった読者さまも多かったです。


星の欠片、月の雫。2 星の欠片、月の雫。


『星月』の番外編の『イ・テミンの憂鬱。』と『シム・チャンミンの当惑。』
このお話の中で、テミンはいつもいい仕事をしてくれました。


営業課 課長イ・テミンの憂鬱 星月番外編 営業課 課長イ・テミンの憂鬱。 星月番外編


第一企画室 室長 シム・チャンミンの当惑。 第一企画室 室長 シム・チャンミンの当惑。星月番外編


そして、7月中旬から、半月お休みしました。
痛めた腰を何とか普通に動けるようにして、2週間でまたまたカムバック(笑)

8月には、SMT参戦の為に東京ドームへ。
そして、12日後には、エイネ参戦の為に長居へ。

夏の暑さに弱いので、特に野外のエイネは心配でしたが、
本当に楽しい想い出がいっぱいの夏になりました。


映画みたいな恋をした。3 映画みたいな恋をした。


そして、夏の終わりにこの『映画みたいな恋をした。』の連載を始めました。
こちらは、まだお話が続いています。


11月には、XVツアーが福岡からスタートしました。
久し振りの福岡。

初日の緊張感を楽しんできました。
2DAYS、最高に楽しかった♪


Shangri-La 5 Shangri-La


そして、今日無事に完結をしました『Shangri-La』

以前も書いたと思いますが、
このお話はたぶん読者さまにはあまり好意的に受け止めてもらえないだろうな、、、と
勝手にそんな風に思いながら連載を始めました。

けれど、私の思いとは裏腹に、このお話のアクセスが驚くほど多く、
参加しているランキングの注目記事でいつも1位を頂いていました。

読者さまからのサプライズのようで、
とても嬉しかったです。


恋の予感。C 恋の予感。


『恋の予感。』 は、番外編を含む3話が、過去作です。
加筆修正して更新しました。


XVツアーは、福岡、東京、札幌に続き、ようやく待ちに待った大阪に。
声を掛けてくださった読者さまに久しぶりにお会いして、とても楽しい時間を過ごしました。

なかなかゆっくりとお話できなかったのですが、
ある読者さまが、オフ会してください! って言って下さったので、
またそういう機会が作れたらなぁと思っています。


甘いキスを貴方に。 ~恋の予感 番外編~ 甘いキスを貴方に。 ~恋の予感 番外編~


『恋の予感。』が思っていた以上に皆さんから反響があり、
続編希望のお声を頂いて、書いたのが『だってすきだから。』です。

だって好きだから。~恋の予感。番外編 2~ だって好きだから。~恋の予感。番外編 2~


クリスマスには、『恋の予感。』の2人の、クリスマスイブの夜をお届けしました。


クリスマスの夜。~恋の予感。番外編 3~ クリスマスの夜。~恋の予感。番外編 3~


そして、現在連載中の『チーズバーガーとコーラとあなた。』です。
もう暫く続きます。


チーズバーガーとコーラとあなた。 チーズバーガーとコーラとあなた。

続 チーズバーガーとコーラとあなた。1 続 チーズバーガーとコーラとあなた。


夢を追いかけるユノと、夢と現実に思い悩むチャンミンの青春ストーリー(笑)
是非、続きも応援してください。




こんな風に1年を振り返ると、特に何も変わったこともなく、
ユノとチャンミンを追いかけ、友達と長電話し、家事に明け暮れ、お話を書いたという1年でした。

良くも悪くも、大きな変化があったわけでもないのですが、
それを平凡でつまらないと思うのではなく、
大きな病気もなく、家族も友達も元気で、
そして何より、東方神起を愛する仲間と2人を追いかけ、
愛し癒され元気をもらって楽しく過ごせたことを、とても嬉しく思うのです。

来年も、今年のように、ユノとチャンミン、家族や友達、読者さま、皆が健康で、
そして、愛する2人を大好きな友達と応援して、毎日を笑って楽しく過ごせたらいいなと思います。



今年1年、変わらずこころ日和。を愛してくださった皆さま、
コメント欄を通して、お話の感想や近況を残してくださる読者さま、
私のことを心配し、声を掛けてくださる皆さま、


ここに集まってくださる方皆さんに、感謝の気持ちを伝えたいです。
今年1年、本当にありがとうございました。








ここまでが、数日前に書いた記事です。
出来る事なら、一昨日に戻りたい(涙)

来年は、どうなるだろう。
全く分からないのですが、気持ちを立て直すことが出来たら、
また皆さんと楽しくこの場所で、2人を愛で、応援したいと思います。

この場所は、皆さんが閉鎖しないで、、と言って下さったので、
当分の間はこのままの状態で置いておきます。
もし、こころ日和。の2人に会いたくなったら、いつでも会いに来てくださいね。



暫く留守にします。
昨日の記事に頂いたコメントに、嬉しい言葉が溢れていて、凄く寂しくなってしまいました。


お話の更新はないと思いますが、もし、アメブロのIDをお持ちの方は、 


にじいろ、こころ。いろ    


こちらに来ていただけたら、たまに呟きます。
あちらのお部屋にメッセージください。


そして、マイルを貯めるためだけに期間限定のつもりで作ったTwitterのアカウント

@moon0425yc

私、Twitterの使い方が全く分からないので(笑)
おかしな事するかも知れませんし、特になんの呟きもしないと思いますが、
生存確認用に置いておきます。
kieちゃんに聞くところによると、メッセージをやり取りできるとか(笑)
たまに声かけてもらったら嬉しいです。
寂しいので(笑)


東方神起が好きな気持ちは変わりません。
お話が書けなくても、皆さんと今までどおり一緒に応援させてください。


本当に、今までありがとうございました。
また、この場所でお会いできるまで(^^)


これが、今年最後の記事になります。
皆さま、良いお年をお迎えくださいね(^-^)






こころ。

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読者の皆さま、こんばんは。

日付が変わって、2019年も最後の日となりました。
まさかこんな気持ちで2019年が終わるなんて思ってもみませんでした。

私は、7年近くお話を書いてきましたが、
自分の気持ちを文字にすることがとても苦手です。

なので、滅多にお話以外の記事を上げません。

けれど、今日はやっぱり、ここに通ってくださる皆さんに伝えておかないといけないなと、
そう思って、参上いたしました。


10年近く2人を応援してきて、ホミンを信じて2人を応援してきたし、
そして、この〝こころ日和。〟という場所で、皆さんと同じ思いを共有したいと思ってお話を書き続けてきました。


私は、ユノが大好きです。
チャンミンが大好きです。

だから、大好きな2人が幸せになることを喜ばないわけはありません。
チャンミンが決めた人ならば、応援したいし〝良かったね〟〝幸せになってね〟ってそう思っているのは事実です。

ライブ会場で2人を今までと同じように応援できると思うし、
2人の歌も変わらず聞くことが出来ます。

けど、、、

お話は、今は書けそうにありません。
もしかしたらずっと書けないかもしれません。

書き手さんの中には、きちんと割り切って書き続ける事が出来る方もいらっしゃると思います。

けど、私は『ホミン』という前提があってのお話だったので、
この現実が、どうしても私の頭の中を侵食してしまって、想像も妄想も何も出来なくなってしまいました。

自分がこんな風になるなんて思ってもみなかった。
今まで感じたことのないとても不思議で可笑しな感覚です。

こんな気持ちを胸に抱えたまま、続けていてもきっといいお話なんて書けないと思う。

ただ、私には今、スパッとここを閉じる勇気がありません。

この場所で、皆さんと出逢って過ごしてきた7年近くの時間を、
手放す決断が出来ずにいます。

大切に綴ってきた可愛いお話達を、消してしまうことに躊躇しています。



いつも言ってますが、休む休む詐欺も、やめるやめる詐欺もしたくないので(笑)
本当なら、きちんと自分の中で結論を出してから皆さんに報告するべきだと思うのですが、
ごめんなさい。

今は自分がよく分りません。
分かることは、お話は書けないってことだけです。

もっと、色んなお話を書きたかったし、皆さんに読んでもらいたかったし、
ここで皆さんと楽しい時間を過ごしたかった。


これから自分の気持ちが、どう変わってゆくのか、それは分かりません。

気持ちの整理がついて、またお話が書けるようになるかもしれないし、
どうしても無理かもしれない。

こんな中途半端では、何も出来ません。

なので、私は暫くこの場所を離れることにします。

京セラにも参戦するし、ハイタッチ会にも参加します。
そんな中で、気持ちの変化があるかもしれないし、その変化を自分も期待しようと思います。

皆さんもきっと心が揺れているはずなのに、
気にかけて声を掛けてくださった皆さま、ありがとう。


年の最後の日に、こんな更新をすることになってしまって残念です。
ごめんね。


また、近いうちに皆さんにここで会えるように。
それまで、私のことを忘れないでね(*^^*)


今まで本当にありがとうございました。
みんな、大好きです♡




こころ。

明日の朝、予定通り『Shangri-La』の完結話を更新します。
お昼は、1年のご挨拶の記事を。
これは、毎年書いているもので、ブログと自分の1年を振り返りながら、皆さんに年末のご挨拶をしています。

実は、もう3日前に書き終わっていて、こんな風になってしまったので更新するか悩みましたが、
せっかく書いたので。皆さんにも見て頂こうと思います。

その記事が、今年最後の記事になります。
よろしかったら、覗いてみてくださいね。


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私の心の中のお話です。
ご了承ください。



続 チーズバーガーとコーラとあなた。1





ソウルの街の、小さな広場の小さな一角。
即席の簡素なその場所は、〝ステージ〟なんて言えないほどのものだった。

通りがかりの通行人が、足を止めることはほとんどなく、
誰かお目当てのメンバーがいるのか、数人の女子高生が座り込んでいて、
ライブが始まるのを待っている。

スンジェに振付を一通り教わり、俺は自分の出番を待つ。

いい音とは言えない大音量の音が広場に響きだすと、
待っていた観客の声援が、より一層大きくなった。

そっと、脇からメンバーのダンスを覗き見る。

そこには、さっきまで裏で談笑していた時とはまるきり顔つきが違うメンバーの力強いダンスがあった。
小さな小さなその場所は、一瞬で大きな〝ステージ〟に変わった。

始まって5分もする頃には、観客も増えだし、
出番が近づいた俺は、少し緊張し始めている自分に気が付いた。

俺は、大きく深呼吸して自分の頬を数回掌で打つ。


「よし!」


曲が流れるように変わり、メンバーが引き上げてくる。
ステージの上には、ソロダンスを踊るスンジェの姿。

俺の友達であり、最大のライバルのダンスは、
今まで見たどのダンスよりも大きく美しく見えた。


--- お願いします! ---


引き上げてきたメンバーの1人に肩を叩かれて、
俺は大きく頷いて、ステージに向かって足を踏み出した。






大きな歓声と拍手を受けて、俺とスンジェの2人のパートが終わる。

ステージの脇で心配そうに見ていたメンバー達とハイタッチをして、
ステージ裏に移動した俺達は、お互いを称えあい、そして抱き合った。


--- やっぱりお前は、俺の最高のライバルだな ---

「お前には負けないって」


2人とも、切れ切れの息で笑いあう。


--- チームに入れよ? お前ならいつでも歓迎だ---

「考えとくよ」

--- 待ってるからさ---


スーッと、背中から吹き抜けた風が、
不思議な感覚を呼び起こす。

やっぱり、俺はダンスがしたい。
ほんの10分ほどの時間だったけど、こんなに気分が高揚して、生きてる実感を味わえた。


俺の目指すものは、やっぱり間違っていなかったんだと、そう実感した。


1時間ほどのライブステージは、大盛況のまま終わりを迎えた。





--- あの、、、すいません。握手してください ---


スンジェとの話が盛り上がる中、背中から聞こえた声。
振り向くと、さっきまで最前列に座っていた女子高校生が2人。


「お、おい、スンジェ」

--- い、いえ、、、その、、、貴方に、、、---

「えっ? 俺?」

--- はい。さっきのダンス、とっても素敵でした。ファンになりました---


少し強引に手を取られ、きつく握られる。

その様子を見て、スンジェがくすくすと含み笑いをしていた。
急に恥ずかしさが込み上げてきた俺は、彼女たちに小さく頭を下げて握られていた手をそっと引き戻した。


「スンジェ、、、じゃあ、俺、帰るわ」

--- おお、、、ほんとに助かったよ。メンバーの件、いい返事待ってる ---


そのままくるりと踵を返すと、ふっと視界に入ってきたのは、
少し先のベンチに座って視線をこちらに向けている。

その姿を見て、ふわりと優しい温度を感じた俺は、心の中で大きく安堵のため息を吐いた。


「チャンミン!」


急いでチャンミンの元に駆け寄る。


「チャンミン!!」


ベンチの前で足を止め、大きく一呼吸する。
緊張した自分の心が、ようやく解かれたのを感じた。


・・・・・「ユンホさん」

「ごめんな、待ったか?」


そう言いながらチャンミンの隣に腰を下ろすと、スーッとチャンミンの手が伸びてきた。
その手には、缶ジュースが1つ。


「おおっ、サンキュ」

・・・・・「素敵でした」

「えっ?」


ジュースを受け取って、プルタブを開けて一口喉に通す。
乾いた喉に、冷たくて甘い感覚がジワリと染みた。


・・・・・「ユンホさんのダンス、すごく・・・」

「見てたのか?」


チャンミンは、なぜか頬を真っ赤に染めて俯いたまま、
小さく頷いた。


「実は、通りを歩いてたら、友達に急に呼び止められてさ。
チャンミンが見てるの知ってたら、もっとかっこよく踊ったのにな」


少し恥ずかしくて、照れ隠しでそう呟いた。


・・・・・「初めてです。ユンホさんの踊る姿、、、すごくカッコよくて・・・」

「そ、そうか? 」

・・・・・「その、、、なんと言ったらいいか、、、ピッタリの言葉が浮かんでこないんですけど、、、」

「う、うん、、、」

・・・・・「本当に自分のやりたいことをやるって、こういうことなんだなって、、、そう思いました」

「チャンミン」

・・・・・「ユンホさんがダンスをとても好きな気持ちが伝わってきて・・・」

「そんな、大げさだよ」

・・・・・「少し、羨ましく感じました。それに・・・」

「・・・・・」

・・・・・「それに比べて、中途半端で曖昧な自分が、とても恥ずかしくて、、、」


チャンミン・・・


「そんなことないって。チャンミンだって、、、」


〝心のこもった、素晴らしい絵が描けるだろ?〟


そう、チャンミンに言いたかったのに、
俺の言葉の続きは、チャンミンの表情がかき消した。


・・・・・「ごめんなさい、ユンホさん、僕・・・」


〝ごめんなさい〟


そのチャンミンの言葉には、どんな意味が込められているんだろう。
なんとなく分かったけれど、それを認めたくない自分がいた。


俺を見つめるチャンミンの表情は、今まで見たどんなチャンミンよりも、
寂しくて悲しそうだった。










21へつづく

読者の皆さま、こんにちは。

年末年始のテレビ番組録画の為に、Blu-rayレコーダーのHDの整理をしました。
随分昔の番組もそのまま保存していて、東方神起も昔はこんなに地上波にも出演してたんだなぁと、
整理そっちのけで楽しんでしまったんですけど、最近は年に数回程度で、寂しいですよね。

お国同士のもろもろの問題とか、いろいろと複雑な事情もあるのか知りませんけど、
他のKポアーティストは度々見かけたりするから、
ただ単に、事務所のマネージメントの問題なのか、、、
とにかく、来年はもっと地上波で2人の姿が見られるようになればいいなと思いました。

早く京セラ行きたい(/・ω・)/





それでは、本日はこのへんで。
年末のお忙しい中、お部屋に来て下さってありがとうございます。
午後も素敵なひと時を♪






こころ。

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Shangri-La 5





慌てて後を追ったけれど、チャンミンの姿はすでに見つけることが出来なかった。
ポケットから携帯を取り出し、チャンミンを呼ぶ。

けれど応答はなく、コールする音だけが耳の奥に重く響く。


「はぁ、ったく、、、」


小さなため息をつき、フロアのソファに腰を下ろした。

つまらないことで、拗ねて泣き出すなんて・・・
そんな風に思いながらも、つい顔が緩んでしまう。


そうだな、、、チャンミンの好きな店のケーキでも買って家に戻ろう。


きっと、着替えもせずにベッドに潜りこんでいるに違いない。
想像しただけで、小さな笑みがこぼれる。

携帯をポケットに戻し、ソファから立ち上がった。

屋敷に戻ろう。
きっと、俺の帰りを待ってるはず・・・


車のキーを握りしめ、俺は地下の駐車場に向った。





ソウルの街の渋滞を何とか潜り抜け、
屋敷に着いたのは、チャンミンと社で別れてから、1時間以上を過ぎた頃だった。


上着を脱ぎ、ネクタイを外す。
キッチンにも、リビングにもチャンミンの姿はない。

きっと戻ってそのまま、寝室に向ったのだろう。

どうしてご機嫌を取ろうか、、、
そんなことを考えながら、寝室に向かった。


小さくノックをしてから、扉を開く。

思った通りだ。
ベッドの上には、小さく丸く、シーツの山が出来ている。

子供みたいに、、、
なんて愛おしいんだろう。

ベッドに腰を下ろし、そっと手を添える。


「チャンミン」

・・・・・「・・・・・」

「拗ねてないで、チャンミンの好きなケーキ買ってきたぞ」

・・・・・「・・・・・」

「一緒に食べよう、な?」


返事もなく、ピクリとも動かない。
ゆっくりと、シーツを持ち上げて覗き込むと、


「チャンミン?」


頬に涙を流した痕が見える。
小さな寝息を立てて、チャンミンは眠っていた。

そっと、頬に指を当てて涙の痕をなぞる。


「悪かったよチャンミン。許してくれ」


起こさないように小さな声で囁き、頬を包んだ。

チャンミンの純粋さに、胸が痛む。
身体を屈ませ、そっと頬にキスを落とし、静かに部屋を出た。






そのまま俺は、シャワーを浴びる。
いつもよりも温度を上げて、熱めの湯を被った。



その時・・・

シャワー室の扉が音もなく開く。
冷たい空気を肌で感じ、驚いて見やると・・・


「チャンミン?」


掌で顔の湯を掃い、視線を向ける。
そこには、裸のチャンミンが立っていた。

俯いて、俺と視線を合わせようとしない。


「どうした? チャンミン?」


シャワーを止めようと手を伸ばしかけたら、
手が届く前に、チャンミンが俺の胸にしがみついてきた。


・・・・・「・・・・・」

「チャンミン?」


俺の問いかけには答えず、ゆっくりと顔を上げると、
恥かしそうに、おずおずと唇を重ねてきた。

いつの間にか、チャンミンの腕は俺の首にぐるりと回り、
その腕に身体を引き寄せられる。

シャワーに打たれながら、素肌を合わせ、唇を重ねる。
角度を変え、まるで〝もっと、、、〟と強請られているようだ。

俺たちの交わりは、どちらかと言えばいつも求めるのは俺で・・・
チャンミンはそんな俺の心を、何も言わず丸ごと受け止めてくれる。

こんな風にチャンミンからなんて・・・


・・・・・「んっ、、、」


愛する人の、こんなにも激しい感情を見せられて、
冷静でいられるわけはない。

俺のスイッチが入るのに、そう時間はかからなかった。


チャンミンの頬を包み、唇を少し離す。
そして、もう一度重ねあわせると同時に、小さく開いたその隙間に舌を差し込んだ。

歯列を割り、チャンミンの口内を隅まで嘗め尽くす。
味わいながら、チャンミンの舌先を誘い、遠慮がちに差し出された舌を絡め取る。


「っ、、、、」

・・・・・「っ、、、はっ、、」


時折、チャンミンの口から漏れ出る吐息が、
シャワーの音をかき消すようにして、俺の耳に届く。

キスで犯しながら、チャンミンの肌を掌で感じる。

もう、お互いのそれは、十分に反応している。



・・・・・「ユンホさ、、、」


キスの合間・・・


「なんだ?」


鼻先が、触れるくらいの距離・・・


・・・・・「僕、弟じゃない。だって、弟ならこんなことしない、、、そうでしょ?」


そう言って、俺の唇を小さく啄む。
軽く触れるだけのキス・・・


「そうだな、チャンミン。俺が兄なら、こんなことは弟にはしない」


キスを返すと、、、


・・・・・「ホント?」

「ああ、本当だ。チャンミン」



その潤んだ瞳が、無自覚に俺を煽り、そして誘う。




「愛してやる。ベッドへ行こう、チャンミン」










54 完結話 につづく

読者の皆さま、おはようございます。
応援していただいたShangri-Laも、残すところあと1話となりました。
明日の完結話は、鍵記事になります。
指定のパスワードを入力の上、入室して閲覧してください。
お部屋でお待ちしています♪

あと、皆さまも年末でお忙しいと思いますので、
コメントの方はお気になさらずに(*^^*)
毎記事にコメント下さる ramchyさん、 スジュから始まりトンに夢中 さん。
本当にいつもありがとうございます。
お2人もコメントお気になさらずにね。 



それでは、今日も1日いい日になりますように♪
いつもご訪問ありがとうございます。




こころ。

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とても嬉しいです。
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続 チーズバーガーとコーラとあなた。1






--- ユンホさん、お願いします。チャンミンを元の世界へ戻してやってください。
あいつ、、、今きっと、悩んでると思うんです---


キュヒョンは、深く俺に頭を下げて店を出て行った。

1人になったテーブル・・・

キュヒョンの言葉一つ一つが、俺には衝撃だった。


「チャンミン」


今朝、別れたときのチャンミンの顔が頭に浮かぶ。
ふわりと優しく微笑んで、いつものように俺に向かって小さく手を振る。



〝決められた人生をもって生まれた特別な人間〟
〝自分だけの意志では、生きることは出来ない〟
〝普通の人とは、違う世界で生きてる〟




そんなこと・・・
考えもしなかった。

ただ、踏み出せないでいるだけだって、
踏み出す勇気が、あいつにはないだけだって、、、

そう思ってた。



ダンスがしたくて・・・
ただ、その一心で家を飛びだした俺。

時々、親父に内緒でかかってくる母さんからの電話は、
いつもいつも、俺を気遣う言葉ばかりだ。



〝貴方の人生だから、貴方の好きなように生きなさい。悔いのないように、頑張るのよ? 〟



俺の自分勝手な我儘を、今では母さんは理解してくれて、
応援してくれてる。

俺はきっと、恵まれてるんだ。
チャンミンは、、、そうじゃない。


「どうしたらいいんだろ、俺、、、」


ふーっと息を吐きながら、もう一度、椅子の背もたれに背中を預けた。
目に入った店内の時計は、休憩時間を過ぎようとしている。


「とにかく、ウダウダ思っててもどうしようもない。チャンミンと話そう」


立ち上がって、両腕をぐっと上に延ばす。
背伸びをしながら深呼吸をして、俺は仕事に戻った。





その日、チャンミンより1時間早く仕事を終えた俺は、ふっと、昨夜のチャンミンとの会話を思い出した。


〝最近、店の近くに出来たケーキ屋さん、とっても美味しいって評判みたいです〟



「よし、まだ1時間もあるし、、、」


俺は、チャンミンを喜ばせてやりたくて、
そのケーキ屋があるチャンミンのカフェとは反対の方向へ足を向けた。

この通りは、いつも沢山の人で賑わっている。


「あっ、あれかな? 」


店の前に小さな行列が出来ている。
遠目に、目指す店が見えたその時・・・



--- おーい、ユノ!! ---


どこからか、軽快な音楽とともに、俺の名前を呼ぶ聞きなれた声が聞える。
背中から聞こえたその声に振り向くと、


「スンジェ? 」


それは、俺と同じダンススクールに通ってる仲間。
そして、俺の最大のライバル。


--- ユノ、ナイスタイミング!! お前さ、時間ある? ---

「えっ? な、なんだよ」

--- とにかく助けてくれよ、な? ---


スンジェは、俺の返事などお構いなしで、
俺の腕を強く掴むと、グイグイと引きずるように歩き出す。


「な、なぁ、、、スンジェ、、、ま、待てったら、、、」


なんだか嫌な予感がして、スンジェの手を振り解いた。
すると、突然真顔になったスンジェが、両の掌を合わせて俺に向かって頭を下げた。


--- 頼む! ユノ、、、メンバーが急病でこれなくなってさ---

「メンバー?」

--- 今日だけ、、、1度だけでいい。助けてくれないか? ---


そう言いながら、スンジェが移した視線の先・・・


「なにやってんだよ?」


さっきから耳に届いていた音楽・・・


--- 前にも話しただろ? 今日さ、あの場所でストリートライブなんだよ。なのにメンバーが、、、---


そう言えば、まだ、ダンススクールに通い始めた頃、こいつに誘われたっけ?


〝お前、俺と一緒にチーム作らないか?〟


--- な? 頼むよ。1度だけでいいからさ、、、な? ユノ? ---

「けど、突然言われても、、、」

--- どうしても、そのパートを外すことは出来ないんだ。ほんの10分、、、いや、5分ほどなんだ。頼む!---


目の前には、頭を下げるスンジェ。
そして、少し先には、、、


メンバーだろう、、、

数人の人が、俺とスンジェの様子を心配そうにじっと見つめている。


「・・・・・」

--- な? ユノ、、、俺の人生最大の危機を助けられるのはお前しかいない ---


さらに深く頭を下げるライバルの姿を見て、、、


「もう、分かったよ。大げさなんだよ、お前・・・」


俺のその言葉で、スンジェは心底ほっとしたような安堵の表情を浮かべた。


--- よし、あと時間まで30分なんだ。それだけあれば、お前なら大丈夫だろ? ---

「お前、適当なこと言ってんじゃねぇぞ」


2人して苦笑する。


--- 急ごう---


走り出すスンジェに、すぐに行くと伝えて、
俺は、ポケットからスマホを取り出す。



〝チャンミン、、、急用ができた。仕事が終わったら、店の先にある花屋の隣の広場に来てくれ〟


--- ユノ~っ、早く来いよ!! ---

「おう、すぐ行く!」



俺は、チャンミンにメッセージを送り、スマホをポケットに戻しながら、
スンジェの待つ広場に向かう。





この時、この出来事が俺の人生を大きく変えることになるなんて、
そんなことは、思いもしないで・・・









20へつづく

読者の皆さま、こんにちは。

年末年始の更新ですが、
〝Shangri-La〟 がちょうど31日に完結しますので、
年明けからは続編の


with love 1

with love  ~Shangri-La 特別編~  


をお届けします。
こちらの方も、楽しみにして頂けたら嬉しいです。

午後は、引き続き〝続 チーズバーガーとコーラとあなた。〟を。
お正月が明けて、少し落ちつきましたら、〝映画みたいな~〟をお届けいたします。



それでは、本日はこのへんで。
午後も素敵なひと時を♪

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私の心の中のお話です。
ご了承ください。




Shangri-La 5






チャンミンは、不安げな表情を浮かべながらも、
捜査官の質問にも気丈に振る舞い、しっかりと言葉を発してゆく。

デスクからソファに移動し、時折視線を向けてくるチャンミンに小さく頷いてやると、
ふっと頬を緩め、そしてまた前を向き、捜査官と相対する。


--- それで、チャンミンさんは今、どうしてチョン社長のところに? ---

・・・・・「少し前、母が亡くなりました。それで、少し気分が落ち着かず、ユンホさんが、、、」


言葉を詰まらせたチャンミンの後を引き取り、話を続けた。


「チャンミンの引き取り手である人物は、ご存じのとおり、僕の叔父です。
もともと、私を介しての養子縁組でありますし、チャンミンは私にとっては弟のような存在です」

・・・・・「・・・・・」


どうしてだか、チャンミンが少し驚いた表情をして俺を見る。


「どうした? チャンミン」


そう問いかけると、我に返ったように視線を逸らせて、


・・・・・「ユ、ユンホさんは、とてもよくしてくださっています。
僕にとっては、なんでも相談できる大切な、、、兄です」

--- なるほど。では、最後に1つだけお聞きしたい---

・・・・・「はい」

--- チャンミンさん、貴方は今、幸せですか?---



そう聞かれて、一度だけ瞳を落としたチャンミンは、心の中で言葉を選んでいるのだろうか、
暫く俯いたままで・・・

そして、顔を上げると、



・・・・・「はい、、、僕は今、世界中の誰よりも自分が一番幸せだと、そう思っています」



凛とした表情を浮かべ、チャンミンはそう答えた。
真っ直ぐに前を見据えて・・・

そして、言葉を続ける。


・・・・・「僕を見つけてくださったユンホさんのおかげだと、そう思ってます」


そう言いながら、隣に腰を下ろす俺の方を見て浮かべた微笑みは、
まるで天使のように穏やかで優しく美しかった。


--- そのようですね。分かりました。お時間を取らせてしまって申し訳ありませんでした---

「いえ・・・」

--- チョン社長の叔父さまには、書類上の確認だけ頂きたいので、、、---

「分かりました。訪ねていただければよろしいかと、、、叔父には私から伝えておきます」

--- よろしくお願いします。では、、、---



頭を下げ、扉に向う。

部屋から出る間際、、、捜査官の1人が立ち止まり、そして振り返った。


--- チャンミンさん、、、貴方はとても幸運な方だ---


チャンミンは、ふっと笑って小さく頭を下げた。


--- 社長、お見送りしてきます---

「ああ、頼んだぞ」


ドンヘと共に、捜査官が部屋を出る。
小さく息を吐き、ドカリとソファに腰を下ろした。


そして、心の中で、安堵のため息をついた。
ふと見ると、チャンミンは立ったままで俯いている。


「チャンミン? どうした?」

・・・・・「いえ、なんでもないです」


問いかけに返ってきた答えは、力なく弱々しい。


「チャンミン?」


座ったまま、顔を覗き込もうとすると、拗ねたように逸らされた。


・・・・・「僕、帰ります」


囁くようにそう言うと、振り返りもせずに足早に扉に向う。


「おい、チャンミン」


追うようにして、扉の前で腕を掴んだ。


「どうした? 何を拗ねてる? ん?」


少し強引に、チャンミンの顔をこちらに向けると・・・


「チャンミン、お前、、、なぜ泣く?」


大きな瞳から零れ落ちた涙が、頬を伝う。

涙を流す理由が分からず、困惑する。
チャンミンは、瞳を泳がせながら顔を背けた。

その時、、、


--- ユノ、なんとか、、、、---


ノックもなしに戻ってきたドンヘが、状況を見て言葉を止めて立ち止まる。


・・・・・「ご、ごめんなさい、帰ります」


俺の腕を振り払うようにして、チャンミンは部屋を出て行った。





--- チャンミン? どうしたんだ? ま、待てよ、お、おい、、、---


チャンミンの後を追いかけようとしたドンヘを引き留めて、
2人してソファに腰を下ろした。


--- 何かあったのか?---

「いや、、、」

--- あいつらの事はもう大丈夫だ。他はどんな状況なのかは知らないが、
チャンミンの件に関しては納得しているはずだ

「そうか、、、チャンミンになんて話したんだ?」


ドンヘにチャンミンを迎えに行かせたのは、事前にチャンミンに話を通しておく為だった。

--- あぁ、まぁ、大筋の経緯と、とにかくお前のこと聞かれたら、いい兄だと言えと。あ、、、---

「なんだ」

--- あーっ、もしかしてだけど、、、---

「・・・・・」

--- お前に〝弟〟って言われたことがショックだったんじゃないかな? 言っただろ? お前---



〝チャンミンは私にとっては弟のような存在です〟



「は? 理解出来るように説明しろ」

--- 実はさ、、、、---



〝嫌です。ユンホさんは、僕の兄ではありません〟



--- お前のことを兄だと言えと言ったら、絶対にイヤだと・・・---



〝僕はユンホさんが好きなんです、兄じゃないです。兄さんじゃないもん〟



--- そう言わないと、ユノが困るんだって、言い聞かせるのに大変だったんだ。
なのに、お前が先に〝弟〟なんて言うもんだから、、、---

「知るかよ、そんなこと、、、ったく、、、」

--- ただ、純粋にお前のことを愛してるんだな、あいつは・・・
だから、嘘でも〝兄〟だとか〝弟〟なんて、言いたくなかったんだろ? 可愛いじゃねぇか---


チャンミン・・・


--- いいねぇ、愛し愛されてるねぇ、、、---

「茶化すな」


ソファから立ち上がり、デスクの上の車のキーを手に取った。


--- まだ、退社時間じゃないですよ、社長---


おどけた顔をして、にやりと笑ってみせる。


「優秀な秘書くん、あとは頼むよ」

---はいはい、了解。お気をつけて---



ドンヘの肩を叩き、俺はチャンミンの後を追った。








53へつづく

読者の皆さま、おはようございます。

昨日、カシちゃんたちは素敵な時間を過ごしたようですね。
あちらのファンミって、面白い事いろいろとするんですね(笑)
サランヘ♡って言うチャンミン。
その後ユノに抱かれるチャンミン(笑)
手の繋ぎ方がやっぱホミンだし(笑)

2019.12.28 TVXQ ファンミーティング

母国だと、素になるんですかね。
是非とも、こちらでもお願いしたい(*^^*)フフフ


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続 チーズバーガーとコーラとあなた。1






・・・・・「ユンホさん、行ってきます」

「ああ、頑張れよ。今日は俺のが先だから、終わったらカフェに寄るよ」

・・・・・「はい。待ってます」


チャンミンの働くカフェの前。

2人とも仕事の日は、いつも一緒に地下鉄に乗ってチャンミンの店の前まで出勤する。
今日もいつものように、チャンミンは胸の前で小さく手を振りながら店の中に消えていった。

少し痩せたように見えるその華奢な背中を見送って、
俺は少し先のアルバイト先に向かって歩き出した。


このままでいいんだろうか・・・


そんな風に心の中で思いながらも、どうにもできずに時間は過ぎてゆく。


チャンミンは、〝辛い〟とか〝キツイ〟とか、そんな弱音は一切口にはしない。
いつも、仕事の話や、絵の話を楽しそうに俺に話してくれる。

ただ、ふとした時に見せる伏せた視線とか、無意識に付く小さなため息なんかが、
きっと、本人も気が付いていないチャンミンの本音の部分なんだろうと、少し俺の気持ちを沈ませた。



その日、昼のピークが過ぎた頃、、、


--- ユノ、今日は少し暇だし、早めに休憩して来い---

「はい、じゃあ、お先に・・・」


凝り固まった肩をグルリと回して、休憩室に向かおうとした俺を、


--- おい、ユノ! ---


先輩の声が、引き留める。


「はい」


振り向くと、、、

カウンターの向こう。
俺を見て、恐縮したように小さく頭を下げるのは、、、


「お前・・・」

--- すいません---

「たしか・・・」




〝チョ・ギュヒョンです〟



「キュヒョン、、、だっけ?」


チャンミンの親友の、キュヒョンだった。








「ほら、食えよ」

--- すいません、仕事中に押しかけてしまって・・・---


いつもチャンミンと迎え合わせに座る、一番奥のテーブル。
今日は、なぜかチャンミンの親友、キュヒョンと向かい合う。

テーブルの上に置かれたトレイには、チーズバーガーとコーラが2つずつ。


「いや、ちょうど休憩に入るところだったから・・・」

--- そうですか。よかった---


俯いたままで、なにやら深刻な顔。
トレイの上のチーズバーガーを1つ手に取り、包みを開いて一口頬張った。


「お前も食えよ」

--- は、はい、、、頂きます---


何も話さず、向かい合ったまま黙々と食べ続ける。
最後の一口を喉に通して、ストローからコーラを思いっきり吸い込む。

ジュワっとする刺激と冷たさが、喉を通り過ぎると、
俺はコーラをトレイに戻し、イスの背もたれに背中をドスンと預ける。

そして、目の前でちまちまとチーズバーガーを食べてるキュヒョンをじっと見つめた。


暫くすると、俺の視線に気が付いたのか、
ハッとした表情をしてごくりと喉を鳴らす。


食べかけのチーズバーガーをトレイに戻し、
キュヒョンは姿勢を正すと、戸惑いながらも俺と視線を合わせた。


「で? 何か話があるんだろ?チャンミンの事か?」


腕を組み、そう言うと、キュヒョンは小さく頷く。


--- あいつ、ユンホさんのところに居るって---

「ああ、そうだけど、、、」

--- 学校にも全然出てこなくて、、、辞めるとか言ってるし・・・---

「・・・・・」

--- 前から、あいつが絵を描きたいって、、、それは知ってました。
けど、突然、何がどうなってんだか、、、俺の話なんてちっとも聞かなくて・・・---

「・・・・・」

--- ユンホさん、なにか知ってますか? あいつ、一体何考えてるんだか・・・---

「・・・・・」

--- お願いです。今ならまだ間に合います。あいつを説得してくれませんか? 学校に戻るように---

「けど、チャンミン自身の意志だろ? 俺が、、、というか、誰もあいつの人生にとやかくいう権利はないはずだ」

--- ・・・・・ ---


俺は、キュヒョンの言葉の続きを遮るように話を続ける。


「本当は、絵を描きたいって、そう言ってた。なら、そうしたらいいって、、、俺があいつにそう言った」

--- ユンホさんが?---

「ああ、そうだ。たった一度の人生なんだ。自分のやりたい事をしろって、諦めるなって、、、」



その時、キュヒョンの穏やかな表情が一瞬で変わった。



--- どうしてそんな無責任なことをあいつに言ったんですか? ---


さっきまでとは違う、少しの怒りを含んだ低い声・・・


「無責任?」

--- そうです。無責任です---

「・・・・・」

--- あいつがもし、好きな絵で生きていけなかったらどうするんですか? ---

「・・・・・」

--- あいつの人生に、責任とれるんですか? ---

「えっ?」

--- ユンホさんの言うことも分かります。チャンミンの人生だ。だから、誰にも何も言う権利はないって・・・
けど、それだけじゃ済まされない人間だって、この世の中にはいるんです---

「それだけじゃ済まされないって、、、どういう意味だよ?」

---自分だけの人生じゃない。父や母、兄弟姉妹、祖父母・・・
自分がどう生きるかによって、周りの家族の人生も変わってしまう。そんな人生・・・---

「周りの人生、、、」

--- あいつは、そういう普通じゃない人生を、、、決められた人生をもって生まれた特別な人間なんです---

「特別・・・」

--- 分かるんです。あいつの気持ち・・・きっと今、心が揺れてるはずです。
あいつは賢いから、、、すべて分かってる---

「キュヒョン、、、」


もしかして・・・
お前も?

俺が名前を呟くと、キュヒョンの固まった表情はふっと緩み、
目じりを寂し気に下げた。


--- 分かるんです。あいつの心、、、俺もあいつと一緒だから・・・---



自分がどう生きるかで、大切な家族の人生をも変えてしまう。


普通じゃない人生・・・
特別な人間・・・


--- 自分だけの意志では、生きることは出来ない。
普通の人とは、違う世界で僕たちは生きてる---

「・・・・・」

--- あいつだって、本当は分かってるはず---



俺とは違う・・・

生きる世界が違う・・・・・









19へつづく

読者の皆さま、こんにちは。

ギュの言葉、なかなか重いですね。
ユンホさんは、その言葉をどう受け止めるでしょうか。

続きも楽しみにしてくださいね。




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Shangri-La 5






--- チョン・ユンホさんですね---

「はい、そうですが?」

--- シム・チャンミンさんの事で、少しお話を、、、---

「・・・・・」

--- ご存知ですよね? シム・チャンミン---






ドンヘの予想通り、幾日も経たないうちに社を訪ねてきたのは、
ソウル警察庁の捜査官だった。


「もちろんです。そろそろいらっしゃると思っていました。どうぞ、、、」


テーブルを挟んでソファに腰をおろし、相対する。
真正面から向き合う。


--- そちらは、、、---


捜査官の視線が、俺の背後に向けられる。


「私の秘書ですが、、、」

--- チョン社長の秘書を務めております、イ・ドンヘと申します---

「で、チャンミンの事とは?」



捜査官の話に、静かに耳を傾ける。
探りを入れるその話しぶりと口調に、思わず笑いそうになる。


「要するに・・・」

--- ・・・・・---

「私が、金でチャンミンを買ったと?」

--- いえ、そういうわけでは、、、---

「では、どういう?」

--- 多額の金が、貴方の名義で施設側に渡っていますね? そして、彼が、、、シム・チャンミンさんが貴方の元に・・・---

「ええ、確かに・・・」

--- 差支えなければ、その経緯をお聞かせくださいませんか?---



俺が、小さく息を吐くと、
まるでそれが合図のように、ドンヘがデスクの上の書類を捜査官の目の前のテーブルに滑らせた。



--- こちら側のシム・チャンミンに関するすべての書類を準備しておきました。どうぞ、、、---


ドンへのその言葉に、捜査官は書類を手に取り、1枚1枚に目を通してゆく。
その様を、ドンヘと2人で静かに正視していた。



--- なるほど、、、---



そう少なくはない書類を確認し終えた捜査官が、小さく頷く。


「福祉施設には、時折寄付を・・・」

--- あの施設だけではなく、広く慈善事業をされておられるんですね---

「そうです。多くの事業は、先代、、、つまり私の父から受け継いだものです」

--- そのようですね---

「私の叔父が養子を迎えたいという話があり、、、それであの施設からチャンミンを引き取りました」

--- きちんと、養子縁組の手続きもされているようですね---

「もちろんです。すべて、調べていただければ分かることです」

--- 分かりました。それでは、シム・チャンミンさんは、今どこに・・・---

「チャンミンは、事情があり、今は私の家に・・・」

--- ご本人に、会わせて頂きたいのですが、、、出来ればチョン社長の叔父様にも・・・---

「・・・・・」

--- いえ、貴方の言葉を疑っているわけでは、、、少し、確認を取らせていただきたいと・・・--

「構いませんよ」


意味のない会話に、ドンヘと2人でため息をつく。


「ドンヘ、チャンミンを連れてこい。連絡は入れておく」

--- はい、、、社長---

「叔父の住所は、その書類に・・・」

--- はい、こちらを訪ねさせていただきます---

「30分ほどでチャンミンが来ます。暫くお待ちを・・・」

--- 恐れ入ります---


ドンヘが部屋を出ていき、俺はデスクに戻る。
携帯電話で、チャンミンのナンバーをコールする。


「チャンミン? 俺だ。暫くしたらドンヘが行くから、着替えて出ておいで。そう、待ってるから、、、」


突然の電話に、少し驚いていたが、
チャンミンは、素直に俺の言葉を受け入れる。

温かいコーヒーの入ったカップに手を掛け、喉に流す。

捜査官の視線を無視し、急ぎの書類に目を通す。
暫くすると・・・

扉をノックする音が、静かな部屋に響いた。


--- 社長、お連れしました---

・・・・・「ユンホさ、、、、」


太陽のような笑顔のチャンミンが、いつもとは違う部屋の空気を察したのだろうか、
瞬時にして表情を曇らせる。


「チャンミン、おいで、、、大丈夫だ」


捜査官たちが、ソファから立ち上がり、チャンミンに視線を移す。


--- シム・チャンミンさんですか?---

・・・・・「はい」


緊張して強張るチャンミンの傍に歩み寄り、肩を引き寄せてソファに座らせる。


「チャンミン、こちらは刑事さんだよ。
チャンミンが以前居た施設の事で、聞きたいことがあるんだそうだ」

・・・・・「・・・・・」

「話せることだけ話せばいい。大丈夫だな?」


優しくそう問うと、チャンミンは俺の顔を不安げに見つめて、小さく頷いた。











52へつづく

読者の皆さま、おはようございます。

ソウル警察庁のことは、私は何も知らないので(当たり前)
そこは緩ーく読んでください(笑)ププ

終わりが近いので、コメントを下さる読者さまが、
寂しいです、、、っておっしゃってくれるのがとても嬉しいです。

このShangri-La は、実は更新する時に、きっと読者さまにはなかなか受け入れてもらえないだろうな、、、
って思いながらも更新を始めたのですが、
驚いたことに、毎話毎話、参加しているランキングの注目記事で1位をいただいてます。
沢山の人に見ていただいてるんだなと、実感して嬉しく思ってます。
あと3話、最後まで応援してください。




それでは、今日も1日いい日になりますように♪
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私の心の中のお話です。
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続 チーズバーガーとコーラとあなた。1






「どう? 仕事、少しは慣れたか?」


チャンミンとこの部屋で暮らすようになって1ヶ月が過ぎようとしていた。

狭いベッドに背中合わせに横たわる。
ようやく、背中に感じるチャンミンの気配に慣れてきた。



・・・・・「はい。けど、ユンホさん、、、働くって大変なんですね」



しみじみと、そう言葉を吐きながら、チャンミンは微かなため息をついた。

今までなんの苦労なく、金や物に不自由もなかっただろうお坊ちゃまが、
その生活を捨てて、こんな小さくてボロいアパートでアルバイトしながら生活してるって・・・

きっと、身体も心も疲れてるに違いない。


「お前さ、そう言えば学校はどうしてんだ?」

・・・・・「はい、今のところは休学ということになってるようですが、、、」

「戻んないのか?」

・・・・・「その、、、つもりです」


なんとなくだけど、
チャンミンの言葉の端々が、揺れているように感じた。

部屋の隅の、チャンミンが絵を描く小さなスペース。
カーテンの隙間から差し込む月明りが、描きかけの絵をぼんやりと照らしている。



〝カフェのテラスから見える街の風景が、とても面白くて〟



そう言ってたのは、どのくらい前だろう。
あれからちっとも、絵は進んでいない。


アルバイトと家事で、毎日忙しそうなチャンミン。
慣れない生活・・・

俺がダンスのレッスンで居ないときも、部屋の掃除をしたり、食事の準備をしたり・・・
あの場所でゆっくりと絵を描く時間は、あまりなさそうだ。

ふっと、頭の中に過ったのは、
チャンミンが以前住んでいた、あの立派なマンションのあの一室。

ゆったりとしたあの広い部屋は、ただ、好きな絵を描くためだけの空間・・・

俺には分からないけれど、きっと絵を描くための道具なんかも、
沢山揃っていたに違いない。


こことは大違いだ。


好きな絵を、思うだけ描きたくて選んだ道なのに、
こんな小さくて何もないところで、時間に追われて絵も描けなくて・・・

俺は、チャンミンに余計な負担をかけているんじゃないだろうか。


「なぁ、チャンミン、お前さ、、、」

・・・・・「・・・・・・」

「チャンミン?」


振り向こうと思ったけれど、
それよりも早く俺の耳に届いたのは、チャンミンの穏やかな寝息だった。

ゆっくりと、チャンミンを起こさないように体勢を変える。
目の前の背中は、くるりと丸くなって呼吸のたびに、小さく揺れていた。


「チャンミン、ごめんな」


その背中に、掌で触れてみる。
チャンミンの温もりと鼓動が、掌からじんわりと伝わってくる。


・・・・・「んっ、、、ユンホさ、、、」


慌てて掌を引き戻すと、
チャンミンは、俺の名前を呟きながら寝返りをうった。

目の前に、チャンミンの穏やかな寝顔・・・
長い睫毛が、とても綺麗で・・・

ドキドキして、思わず息を止めた。

触れたいけど、触れちゃいけない。
じっと見つめていたその時・・・

まるで、スローモーションのように、ゆっくりとチャンミンの瞼が開く。

大きな瞳が、俺を捉えた。



「チャ、、、チャンミン?」


驚かさないように小さく囁くと、寝ぼけているのか、
俺の顔をじーっと見つめたままで・・・

その可愛さに、俺も目が離せなくなった。

どのくらいの間、俺たちは見つめ合っていただろう。
それは、数秒のようにも感じたし、数時間のようにも感じられた。

静かな夜の、静かな部屋。
その静けさを破ったのは、チャンミンだった。


・・・・・「ユンホさん、、、」

「ん、、、ん?」

・・・・・「すき、、、」



にこっと微笑んだと思ったら、
丸めた身体を、抱え込むようにさらに小さくして、、、


「チャ、、チャンミン?」


すり寄るようにして、俺の胸の中にぴったりと寄り添ってきた。


・・・・・「温ったかいね」

「ん、ん、、、そうだな」


狭いベッドの真ん中で、俺たちは寄り添いあってお互いの高鳴る鼓動を聞いていた。
暫くするとまた、チャンミンは眠りの中に戻ってゆく。


俺は、そっとチャンミンの背中に腕を回して、
ぎゅっとチャンミンを引き寄せた。



このままでいいんだろうか・・・



〝なんの努力もしないで、ウジウジしてばっかり〟
〝自分のやりたいこと諦めちまってるお前の気持ちなんて分からない〟




チャンミンの為を思って、口にした言葉。

けれど、俺が感情的に放った言葉で、
チャンミンの人生を狂わせたんじゃないだろうか、、、


俺の胸の中で、すやすやと眠るチャンミンの温もりを感じながら、
俺は一晩中、そんなことを考えて眠ることが出来なかった。









18へつづく

読者の皆さま、こんにちは。

年の瀬で忙しない毎日ですが、
皆さまどのようにお過ごしでしょうか?

小学校勤務の息子はすでに休みに入り、
高校生の次女は、朝から夜まで部活の練習で留守にしています。
専門学生の長女は、今日でようやく2学期が終わるようです。

子供たちが小さい頃は、冬休みで賑やかだったのに、
大きくなったら年の瀬も静かなわが家。

昨日テレビで、帰省ブルー って言うのを特集していましたけど、
大きくなったら、一緒に帰省もしなくなって、
旦那の実家に旦那と2人だけとか、マジ勘弁してほしい(笑)

私もすでに、帰省ブルー(~_~;)フフ



それでは、本日はこのへんで。
午後も素敵なひと時を♪

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