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読者の皆さま、こんにちは。

晴れ、ときどき雨・・・こころ日和。 管理人の こころ。です。
いつもお部屋に遊びに来て下さって、ありがとうございます。


昨夜 『振り向いて、抱きしめて。~止まない微熱~』
そして、今朝、『寂しい夜には傍にいて。』 が、無事に完結いたしました。

最後までおつきあいくださった読者さまに、心より感謝いたします。
ありがとうございました。


さて、以前からお伝えしていました通り、
『晴れ、ときどき雨・・・こころ日和。』は、暫くの間お休みさせていただきます。

ここ数か月、私なりのアクティブなブログ活動(笑)をしてまいりましたが、
そろそろ充電の時期に入ったようです。

古くからからの読者さまは、『あ~こころ。さん、充電切れたな。いつものことだ』 なんてお笑いだと思いますが、
私、日々の中で、書いたり書かなかったり、、、という自分の調節が出来ない人であります。

なので、書くときは書く、書かなくなったら暫く休む。というスタンスで、
自分の書く気を上手く調節しております。

ということで、お話も区切りよく終わりましたところで、
こころ日和。皆さまに『休暇願』を提出させていただきます。

この『休暇願』一体何通目?(笑)フフ

前回の休暇は、2017年の9月からの3か月間でした。
今回はどのくらいの期間か、今は分からないですが、
暫くのんびり充電できたらと思っています。

また、こころ日和。を想い出したら、
たまに覗いてみてくださいね。

私もたまに覗きに来ます(笑)フフ

明日婚ですが、12月も1月も京セラに参戦します。
きえちゃんにくっついて行くだけですが、
久し振りに読者さまとミーグリ出来たら嬉しいです。


それでは、暫くの間お元気で♪
いつもご訪問ありがとうございます。





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私の心の中のお話です。
ご了承ください。



寂しい夜には傍にいて。






~ LAST STORY  僕が傍にいるよ ~




・・・・・「今日は、とても温かいですね、ユンホさん」


窓から暖かい陽射しが射しこむ。
穏やかな表情を浮べながら眠るユンホさんの傍で、本を読むのが僕の日課だ。







--- ユンホは、あの事故以来、ずっと、、、眠ったままなんです ---



あの日、雨に濡れながら、メモに書かれてあった場所へ走った。
そこは、事故以来ずっと、ユンホさんが眠る病院。


病室に入ると、冷たい空気の中・・・
ひっそりとベッドに横たわるユンホさんがそこにいた。



・・・・・「ユンホさん」


そっと、彼の頬に触れる。
冷たくて、、、色もない。


--- お別れを言いに来ました ---


彼の残した言葉が、頭を過る。


ダメです、
そんなこと絶対に・・・


・・・・・「ユンホさん、僕です。チャンミンです。分かるでしょ?」


もちろん、返事はない。

けれど、ユンホさんには聞こえているはず。
きっと、僕の声が聞こえている。


・・・・・「もう、会えないなんて、、、そんなこと言わないで。こうやってまた会えたじゃないですか?」


静かな病室。
さっきより一層激しくなった雨が、ガラス窓を叩く音が響く。


・・・・・「ユンホさん、いつも僕を見ててくれたんでしょ? 」


ユンホさんの手を握ると、彼に触れた時を思い出す。
とても冷たい・・・


・・・・・「僕が辛くて寂しいときは、いつも傍にいてくれたじゃないですか?」


あの夜・・・

目覚めたときに、貴方が傍にいてくれて、僕がどれだけ救われたのか・・・
貴方は知っているんだろうか・・・


・・・・・「これからも、居てくれるんでしょ? 」


いや、そうじゃない・・・


・・・・・「ユンホさん、、、これからは僕が傍にいます。いいでしょ?」


もう、寂しくないよ。
僕も、ユンホさんも・・・


そうでしょ?

これからは、朝も昼も、夜も、、、ずっと一緒に・・・




ねぇ、ユンホさん・・・

貴方は、今、どこにいるんですか?
貴方がいるその場所に、陽は射しますか?

夜には、月明りが見えますか?

1人ぼっちで、寂しくないですか?


ねぇ、ユンホさん・・・

貴方がいるその場所が、例え永遠の闇夜でも・・・
もう寂しくないよ。

僕が傍にいるよ。
ずっとずっと・・・


貴方の手を握っているから・・・




傍にいるから・・・











夢を見た

あの公園のベンチで、貴方と寄り添いながら大好きな本を読む。
暖かい陽射しを浴びて微睡む貴方・・・


「チャンミンさん」

・・・・・「なんですか? ユンホさん」


意識を半分夢の中に置いたまま、僕の名を呼ぶ貴方・・・


「チャンミンさん」


僕たち2人をそっと包むかのように、優しく温かい風が吹く。
クスノキが、ハラハラと葉を揺らした。









目覚めると、ベッドに眠る貴方が笑っているように見えた。
握った掌は、もう冷たくはない。


きっといつか、夢じゃないこの現実で、僕の名を呼んでくれると信じている。
その日が来るまで、こうやって貴方の手を取って夢の中へと会いに行くよ。



だから、ユンホさん




いつものベンチで待ってて・・・








「チャンミンさん」

・・・・・「なんですか? ユンホさん」









「寂しい夜には傍にいて。」 ・・・ fin

読者の皆様、こんばんは。
短編 「寂しい夜には傍にいて。」本日で完結です。

このお話を旧館で更新した頃、
読者さまから沢山ユンホさんの正体は何だろうと、
面白い推理をいただきました。

天使とか、妖精とか、公園のクスノキの精霊とか(笑)
そんな皆さんからのコメントを、とても楽しく読ませていただいた記憶が蘇ってきました。

結局、ユンホさんの正体は、「ユンホさん自身のチャンミンを強く愛する気持ち」だったのではないでしょうか?
少し切ないお話の中にも、個人的には心に残るお話になりました。
最後までお付き合いくださった読者さまに、心より感謝いたします。
ありがとうございました(*^_^*)


それでは、今日も1日いい日になりますように♪
ご訪問ありがとうございます。




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振り向いて、抱きしめて。~止まない微熱~





- another last story -




瞼に感じる朝の気配・・・

カーテンの隙間から差し込む朝の陽の光・・・
小鳥のさえずる音・・・

朝の冷たい空気が、まだ眠りの中に身を置きたいと思う僕の神経を刺激する。


・・・・・「んんんんん、、、」


ゆっくりと目を開けると、いつもの見慣れた天井が視界に入る。


そして、広いベッドの上、、、

まるで、ソファに2人、窮屈そうに眠っているのかと思わせるくらい、
僕にピタリと寄り添い、小さな寝息を立てて眠る人・・・


少し伸びた髪。
どうにか右手を解き、彼の髪に指を通した。

自分と同じシャンプーの香りがすることに少し恥ずかしさを感じ、1人頬を染める。


・・・・・「ユンホさん」


昨夜も、空が白みだすまで、僕達はこのベッドの上で愛し合った。
いくら交わっても、いくら繋がってもお互いがお互いを求めあう。

どんなに傍にいても、足りなくて・・・


「チャン、ミン? もう、起きるのか?」


虚ろ気に目を覚まし、僕を解けるような瞳で見つめる。


・・・・・「いえ、もう少し、こうしていてもいいですか?」

「ん、、、来いよ?」


差し出された腕。
僕はもう一度、貴方の胸の中に納まった。





・・・・・「ユンホさん、可笑しな夢を見たんです。」

「夢?」

・・・・・「はい、本当に可笑しな・・・」

「どんな、夢だよ?」


僕は、ユンホさんの胸に耳を充てて、鼓動を確認する。


「どうした?」

・・・・・「夢、、、僕たちの全てが〝夢〟だったって、、、現実じゃなくて、夢なんだって・・・」

「なんだよ、それ?」

・・・・・「聞こえる、ユンホさんの鼓動、、、本物ですよね?」


ユンホさんの腕が、僕の頭を包み込んで・・・


「当たり前だろ? 俺がどれだけ頑張って、この家建てたと思ってんだよ・・・」

・・・・・「はい、分ってます。」

「そりゃあ、小さくて、大したもんじゃねぇけど・・・」

・・・・・「ううん、、、そんなこと、、、」



ユンホさんは、仕事をしながら建築の勉強をして、
そして、約束通り僕たちの家を建ててくれたんだ。


2人だけの・・・
僕達だけの家・・・


〝俺たちの事を誰も知らない街へ行って、2人で暮らそう〟


その約束を守ってくれた。

僕は会社を退職して、この小さな街で子供たちを相手に塾の講師をしている。

ユンホさんは・・・
街の小さな建築会社で、毎日汗を流して働いている。




・・・・・「夢の中のユンホさんは、とても紳士でしたよ?」


貴方の反応が見たくて、胸に当てていた顔を離して、上目使いで視線を向けた。


「紳士?」

・・・・・「えぇ、、、いい車に乗って、素敵なスーツを着て、、、僕にもとても優しくしてくれました。」

「・・・・・」

・・・・・「けれど、僕は・・・」

「何だよ・・・」


少し、声が低くなって・・・
ユンホさんの機嫌が悪い時の声・・・


・・・・・「僕は、貴方が一番好きです」


ふっと、ユンホさんの頬が緩むのを感じた。


「そんなこと、いちいち言わなくても、お前のことくらい知ってるさ」

・・・・・「そうですね」


僕たち2人の温かい唇が、気持ちを確認するようにまた重なり合う。

僕は、ユンホさんの少し強引なキスが好きだ。
愛されてると、心から感じられるから・・・






不思議な夢を見た。

夢の中の夢・・・

それは、夢なのか現実なのか・・・
あまりにもリアルで・・・

全てを記憶しているなんて・・・



ユンホさん・・・
優しい眼差しで僕を包んでくれた。


--- 愛してる、チャンミン、、、そのままの君が好きだよ---
--- 大丈夫だよ、チャンミン。僕はここに居る---



ありがとう、、、夢の中の貴方・・・
僕はとても幸せでした。


夢と現実の間。
可笑しな感覚に、心と身体を奪われた。


けれど、ただ1つ・・・
変わらないこと・・・

僕たちは、夢でも現実でも、そして、その間の曖昧な空間でも・・・
惹かれあって愛し合っていた。

その事実だけでいい。
他には何もいらない。



僕たちは愛し合っている・・・






偶然に貴方と出会ってから、僕は長い間、微熱に侵されてる。
冷めることのない、柔らかくて穏やかな、心地よい熱に・・・



そう、この夢は覚めない・・・

この熱は、冷めない・・・




「ユンホさん、、、愛してます」







振り向いて、抱きしめて。~止まない微熱~ - another last story -   ・・・   fin

読者の皆さま、こんばんは。
今日の更新は、「振り向いて、抱きしめて。」のもう1つのlast storyです。

今日のanother last storyのチャンミンは、2度、夢を見たことになりますね。
 
旧館で更新した時には、こちらのお話の方が読者さまに気に入っていただけた記憶があります。
皆さま、紳士なユンホさんより、チンピラユンホさんをお好みでした(笑)フフフ

どちらの最終話を気に入っていただけたでしょうか?
楽しんで頂けたら、嬉しいです(*^_^*)




それでは、本日はこのへんで。
おやすみなさい。
素敵な夢を♪





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私の心の中のお話です。
ご了承ください。



寂しい夜には傍にいて。






--- あの日は、、、そう、今日みたいに雨がしとしと降ってました。---


店のオーナーと言うその人は、僕に軽く頭を下げて、前の席に腰を下ろした。
そして、窓の外に視線を移し、言葉を選ぶようにゆっくりと話し始めた。


--- 店の前で、小さな傘を差した女の子が迷子になってたんです。
泣きながら、母親を探していたんでしょう。
子供を見つけた母親が、道路の向こう側から、女の子の名前を呼んだんです。---

・・・・・「・・・・・」

--- 母親を見つけた女の子は、一目散に道路に飛び出しました。
この道は、いつもは車の通りが少ないんですが、その時、たまたま隣の通りで工事が行われていたらしくて・・・
その日は工事を避けるため、迂回してくる車が頻繁に通っていたんです。その中の1台に・・・---

・・・・・「その女の子は、事故に遭ったんですか?」

--- いえ、女の子は、無事でした。ただ・・・---

・・・・・「ただ?」

--- その子を助けようとして、ユンホが・・・---

・・・・・「えっ? ユンホさんが?」

--- ちょうど、ユンホの出勤時間でした。助けようとして、車に、、、---

・・・・・「う、そ・・・」



嘘だ・・・

そんなの・・・



・・・・・「そ、それは、いつ頃の話ですか?」

--- もうすぐ、1年になります---


1年・・・
そんな・・・

じゃあ、、、僕がいつも出会っていた彼は・・・


・・・・・「僕、彼に何度も会っています。じゃあ、あの人は誰なんですか?」

--- あの、失礼ですが、お名前は?---

・・・・・「シム・チャンミンと言います。」

--- シムさん、、、貴方が今、座ってらっしゃるその席に、、、ユンホもいつも座ってました。---

・・・・・「えっ?」

--- シムさんが、あのベンチに座って本を読んでいる姿を、ユンホはいつも眺めていました。---


店のオーナーは、もう一度、窓の外に視線を向ける。
それを追うように、僕もベンチに目を向けた。


--- 声を掛けたいけれど、勇気がないと、、、切なげな瞳でずっと、貴方を・・・---

・・・・・「・・・・・」

--- ここから、貴方の姿を眺めているだけで、とても幸せだと---


ユンホさん・・・


--- 貴方が、楽しそうに笑っていたら、あいつも笑ってて・・・貴方が悲しそうにしていたら、あいつも・・・---


そんな・・・


--- あいつの強い想いが、貴方の前に形となって姿を現したのかもしれませんね---




カップの中の冷めたコーヒーが、ゆらゆらと揺れていた・・・ 









ポツポツと、差した傘に堕ちる雨の音・・・

水たまりを避けることもせず、ただ足を前に進めるだけ。



僕の前に現れた彼は、一体なんだったんだろう。
僕がついさっき聞いた話は、とても信じがたく、そして受け入れられなくて・・・



--- もう、チャンミンさんに会うことは出来なくなりそうです ---



僕は、オーナーに貰ったメモを大切にポケットにしまいこんで・・・


・・・・・「行かないと、、、早く・・・」


傘を閉じて、駆けだした。

まだ、空は暗く、冷たい雫が落ちる。
けれど、僕は走った。



彼が眠る、その場所に・・・・・

今から行くよ、ユンホさん、、、待ってて・・・・・








8へつづく

読者の皆さま、おはようございます。

『寂しい夜には傍にいて。』

明日の8話で完結です。
お部屋でお待ちしていますので、
ぜひ最後までおつきあいください。
おやすみ前の、こころ。の最終話です(笑)


それでは、今日も1日いい日になりますように♪
いつもご訪問ありがどうございます。




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私の心の中のお話です。
ご了承ください。



振り向いて、抱きしめて。~止まない微熱~





- last story -



幾度抱き合い、唇を重ね、
身体の奥深く、貴方を迎え入れただろう・・・

気が遠くなるほどの快感を与えられ、2人して上り詰めた僕たち。


高揚している心とは裏腹に、身体は疲れ果て、意識を手放し、深い眠りに落ちる。


あの時と同じ・・・
僕は夢を見ていた。


---チャンミン、俺、いつかお前と一緒に住む家を建てたいと思ってんだ---
--- お前がアメリカへ行ってる間、俺、一生懸命勉強したんだぜ---
--- なぁ、チャンミン、俺が働いて稼ぐからさ、それまで待っててくれよな---


ユンホさん
これは夢か現実か・・・

僕を溶けるような瞳で見つめ、夢を語るその人。
触れたくて、手を伸ばしたけれど・・・

届かない。

行かないで・・・
お願い・・・
僕を抱きしめて・・・







首筋にひんやりとした空気を感じ、意識を戻す。

見慣れない部屋の天井。
ベッドのスプリングの感触も、シーツの匂いもいつもと違う。

頭を起こすと、大きな窓に引かれているカーテンの向こうはまだ闇に包まれている。

ふいに身震いがして、もう一度ベッドの中に潜り込む。



ここは、、、どこ?

また、夢?
それとも現実?

混乱している自分を落ち着かせる。


そうだ、思い出した。


温かいぬくもり
僕を包む、長い腕と大きな掌
大好きな貴方の匂い


どこ?



・・・・・「ユンホ、、、さん・・・」



ベッドから起き上がり、薄暗い部屋を見渡す。


気配はない
いやな胸騒ぎ


僕は、また、ただ一人、夢から覚めたのだろうか?


慌ててベッドから飛び出し、その先につづく扉を開ける。


コーナーライトが薄暗く灯るその空間。

空気が冷たい。
一瞬、背筋に震えが走る。


けれど・・・・



・・・・・「ユンホ、、、さん・・・」


その人が、凛と立つその場所だけが、光を放っている。


夢じゃなかった。
確かに僕の目の前にいる。


お願いだよ、ユンホさん。


僕が呼んだら、振り向いて、そして抱きしめて・・・
夢じゃないんだと、証明してみせて・・・






・・・・・「ユンホさん」


僕がそう名前を呼ぶと、窓辺に立って空を仰いでいた貴方は、
少し驚いた様子で振り向いた。


「チャンミン、目が覚めた?」


そう言いながら、貴方は微笑みながら両腕を伸ばす。


「おいで、チャンミン」



吸い込まれるように、貴方の胸に抱きしめられる。
温かくて、僕を丸ごと包んでくれる・・・

ギュッと抱きしめられて、これは現実だと、もう一度自分の心に言い聞かせる。


「ほら、夢じゃないだろ? 」

・・・・・「・・・・・」


声にならない心の高鳴り・・・
ただ、小さく頷くことしかできなかった。


「これからはずっと一緒だ、、、チャンミン、一緒に暮らそう。」

・・・・・「一緒に?」

「そうだよ、僕たちの事を誰も知らない場所で、、、
小さな家を建てて、そこで二人で暮らすんだ。」



長い長い夢・・・




これで、僕の夢は終わったんだろうか。
それは、まだ僕にも分らない。


もし、これが夢ならば、ただ願うことは1つだけ・・・

このまま温かな貴方の胸に抱かれていたい。
誰にも邪魔されず、貴方といられるのであれば、そう・・・



僕の存在自体が、夢であっても構わない・・・






偶然に貴方と出会ってから、僕は長い間、微熱に侵されてる。
冷めることのない、柔らかくて穏やかな、心地よい熱に・・・



そう、この夢は覚めない・・・・・

この熱は、冷めない・・・・・




「チャンミン、、、愛してるよ・・・」








振り向いて、抱きしめて。~止まない微熱~   ・・・   fin

読者のみなさま、こんばんは。

『微熱。』からの続編、これで完結です。

本編の『微熱。』がああいう終り方だったので、実は、続編は、全てをクリアにして完結させるのか、
それとも、本編の最終話を引き継ぎ、尊重して今回の完結話にするのか、、、大いに悩みました。
そして、ここはもう、管理人の判断で後者の完結を選びました。

このお話の中では、ジェントルマンユンホさんは〝現実世界の人物〟ということで完結しています。
ただ、チャンミンの胸の内では、いまだに夢と現実を彷徨っているといった感じでしょうか?

管理人としては、とても納得して好きな終り方でしたけれど、
もし、読者さまの中で、本編だけじゃなく続編までもスッキリしなくて・・なんだかな・・・
と思われた方がいらしたら、ごめんなさいm(__)m

ただ、このお話を書いた作者としては、チャンミンはとても幸せだと感じていると思っています。

そして、以前お知らせしました通り、このお話にはもう1つ別のlast story があります。
明日の22時には、そちらのお話を更新して、『微熱。』を完結としたいと思っています。
よろしかったらお付き合いください。



それでは、本日はこのへんで。
おやすみなさい。
素敵な夢を♪





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私の心の中のお話です。
ご了承ください。



寂しい夜には傍にいて。






その夜、夢を見た。


僕の額の傷を、悲しそうな顔をして指で撫でている彼・・・


「チャンミンさん」


今にも泣きそうな声。


・・・・・「ユンホさん、どうしたんですか?」


夢の中の僕が、そう言うと、


「今日は、お別れを言いに来ました。」

・・・・・「お別れ?」

「もう、チャンミンさんに会うことは出来なくなりそうです。」

・・・・・「どうしてですか?」



彼は、何も言わず、ただ微笑みながら涙を流していた。



息苦しさを憶えて、目を覚ます。

ベッドから半身を起こし、辺りを見回して夢だったと気付く。
大きく息を吐いた。


まだ、部屋は暗く、月明りだけが薄く差し込んでいる。


--- お別れを言いに来ました ---


ここに居た。
確かに彼は、さっきまでここに居た。

額の傷に触れる。

ひんやりとした感触が、自分の指にも伝わる。

感じるんだ。
彼の掌のあの冷たい感触・・・


・・・・・「ユンホさん・・・」


もう、会えないのだろうか・・・


彼が、本当にお別れを言いに来たのなら、
もう、会えないのかも・・・


そう思うと、涙が止めどなく溢れてきて・・・
その時初めて、気が付いたんだ。



僕は・・・

僕は彼が・・・
彼のことが好きなんだ・・・




いつも、辛いとき、苦しい時、悲しいとき、
僕を励ましてくれた。


---チャンミンさん、大丈夫です---
---きっと、いいことあります---



会いたい。
もう一度だけでもいいから、会って気持ちを伝えたい。


けれど、僕は彼の事を何も知らない。

知っていることと言えば・・・



僕は、貴方より2つ年上です
公園近くのカフェで働いてます
家族は、父と母、妹が1人



そのくらいで・・・


公園近くのカフェ?
公園っていうのは、僕がいつも通っているあの公園なんだろうか?

とにかく、今の僕にはそれくらいしか分らない。


僕は、はやる気持ちをグッと抑えて、夜が明けるのを待った。








次の日・・・
外は、しとしと雨が降っていた。

少し身体が痛むけれど、僕は午後からあの公園に向かった。

公園のある通りは、人通りもそれほどなく、静かで時間がゆっくり流れている場所だ。


--- 公園近くのカフェで働いてます ---


この通りには、雰囲気のいいカフェが数件・・・


僕は、一番公園にほど近いカフェの扉を開いた。


--- いらっしゃい、、、ま、せ---


店内は、あちらこちらにいろいろな種類のグリーンが飾られていて、
落ち着いた雰囲気の静かな空間。

雨が降っているせいだろうか・・・
店内の客はまばらだった。

足を踏み入れた途端、何故だろう・・・
きっとここだと感じた。


この店の雰囲気から、彼の気配を感じる。


窓辺の席に腰を下ろして、外の景色に視線を向ける。

そこから、あの公園のベンチが視界に入った。

やっぱり、ここだ。
間違いない。


--- いらっしゃいませ---


店員が、オーダーを聞きにやって来た。


・・・・・「コーヒーを・・・」

「はい、かしこまりました。」


ふと、その店員に目を向けると、
僕の顔をじっと凝視している。


・・・・・「あの、、、なにか?」

--- い、いえ、、、少々お待ちください---


なんとなく、おかしな雰囲気を感じ取ったけれど、
僕は気にせず、公園の方にまた視線を戻す。

ユンホさん・・・

どこに行けば、貴方に会えますか?

このまま、居なくならないで・・・
もっと、貴方の事を知りたいんだ。


--- お待たせしました---


先ほどの店員が、テーブルにオシャレなカップをゆっくりと置く。
コーヒーのいい香りが辺りに広がる。

僕は、そのコーヒーを味わう前に、店員に話しかけた。


「あの、すいません、少しお尋ねしたいことが・・・」

--- はい、なんでしょうか?---

「こちらのお店に、チョン・ユンホさんとおっしゃる方がいらっしゃいませんか?」



僕のその言葉に、店員の顔色が一瞬にして変わった。


--- どうして、ユンホの事を・・・---

・・・・・「やっぱりここだったんですね。公園近くのカフェで仕事してるって聞いたもので・・・」

--- えっ? それは、誰からお聞きになったんですか? ---

・・・・・「彼から、、、ユンホさんからです。」


僕のその言葉に、その店員がゴクリと喉を鳴らす。
瞳が定まらず、泳いでいる。

その様子は、とても動揺しているようで・・・


・・・・・「あの、ユンホさんは、今日は?」

--- 僕は、この店のオーナーです。よろしかったら少しお話させていただいてもよろしいですか?---

・・・・・「えぇ、、、構いませんが、、、」


どうしてだろう・・・
重い空気が僕たちの周りを包む。


苦しいほどの胸騒ぎがした・・・








7へつづく

読者の皆さま、おはようございます。

今日から名古屋ですね。
今回のアリーナツアーで、名古屋が最もチケットが取りにくかったのではないかな?
地元なのに、参戦出来ない方が沢山居ると聞きました。
お留守番組の分まで、参戦される方、沢山応援よろしくお願いします♪
楽しんで来てください(^-^)



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鍵記事お知らせ画像 2018.11.13


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本日更新の『振り向いて、抱きしめて。~止まない微熱~ 15』 は、
R18 記事の為、鍵記事にて更新しています。
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お話の中にBL的要素が含まれていますので、
18歳未満の方、またはそういった表現が苦手な方は入室禁止としています。

尚、閲覧後の苦情や中傷は受付できません。
ご自身の判断で、閲覧をお願い致します。

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寂しい夜には傍にいて。






彼が僕の前に現れなくなってから、数か月が過ぎた。


僕は相変わらず、彼女と曖昧な関係を続けている。
けれど本当は、以前のように彼女の事を大切に思えなくなっている自分に気が付いていた。


--- ねぇ、チャンミン、、、ねぇったら!!---

・・・・・「あ、ごめん、、、何?」


はぁ・・・っと、彼女が大きなため息を吐く。


--- つまんない。この頃、チャンミンといても楽しくない---

・・・・・「ごめん」

--- ごめんって、どういう意味? ---

・・・・・「・・・・・」


あんなに夢中だったのに。
僕は、絶対に自分から女の子にアプローチなんてする性格じゃない。

けど、彼女は違った。

彼女の周りだけがキラキラと輝いて見えて、
初めて僕に向けられた彼女の笑顔が忘れられなかった。

ずっと好きで、大切で・・・
彼女の為ならなんだってできるって、、、そう思ってた。


けど・・・

どうしてなんだろう。
考えるのは、彼の、、、チョン・ユンホさんのことばかりで・・・


初めて会った時の彼。

僕に向けられた溶けるような甘い視線
僕を抱き寄せる腕
頬を包む冷たい掌


--- 貴方は、僕と寝てなんかないです ---


あんな風に言われて、本当なら安堵するはずなのに・・・
なのに僕は、とても傷ついたんだ。

それに、僕は確信してる。
僕は、彼と身体を重ねてる。

だって、身体が覚えてた。

あの時感じた重い違和感。
自分の体の中に、誰かが入り込んでる、、、そんな感覚・・・

嫌じゃ、、、なかった。


どうしよう

彼に会いたい。





--- チャンミン、聞いてる?---

・・・・・「ごめん、、、もう、君とは会えないよ」






彼女に別れを告げてからも、考えるのは彼の事ばかりで、
いつも、ふらりと現れて、そしていつの間にか消えてゆく。


彼女にフラれて傷ついていた夜
レポートが上手く書けなくて悩んでいた時
コンビニのレジで、財布を忘れて困った時
電車の中で、パスケースを落とした時
友達とケンカして、飲み過ぎて道端でうずくまっていた時

彼女の夢を見て、泣いてた僕の涙を指でそっと拭ってくれた。


考えてみると、彼は僕が落ち込んでいたり、苦しかったり、困っていたり・・・
そんな時ばかり現れている。


どうしてだろう・・・


そんなことを考えながら、僕はふらふらと歩いていた。

横断歩道の信号が、赤に変わっていたことにも気づかないで・・・





「チャンミンさん!!! 危ないっ!!」



その声で我に返った瞬間、
僕は身体を何かに強く押されて・・・



ドン!!!



と、大きな音が辺りに響く。
通行人の悲鳴・・・

車の急ブレーキの音・・・


何が起こった???



--- 大丈夫ですか!!!!---



車から、慌てて降りてきた男性が僕に駆け寄る。


--- だ、誰か、救急車を!!---

・・・・・「いえ、、、大丈夫です。少し、手の甲にかすり傷だけですから・・・」

--- えっ? 今、車にぶつかったでしょ?---

・・・・・「いえ、誰かが僕を・・・」


辺りを見回したけれど、誰もいない。

どうして?


--- けど、車が・・・---


振り返って、その人の車を見ると・・・


・・・・・「うそ・・・」


何かに激しくぶつかったような衝撃の後が残っていた。

その時・・・


〝大丈夫です、、、チャンミンさん〟


彼の声
感じる気配、視線・・・


・・・・・「ユンホさん、、、何処ですか?」


立ちあがって、辺りを必死で探したけれど、
彼の姿はどこにもなかった。




結局、僕は手の甲と額に少しのかすり傷と、腕の打ち身だけで済んだ。
車のあの衝撃の後の原因は、、、分らなかった。



「チャンミンさん!!! 危ないっ!!」

〝大丈夫です、、、チャンミンさん〟




間違いない。
彼が僕を助けてくれたんだ。

少し痛む身体を、ベッドに横たえる。



彼はいったい何者なんだろう。
どこに行けば、彼に会えるんだろう。


彼のことばかり考えながら、僕は眠りについた。
やけに身体が寒く感じて、あの時の彼の温もりを思い出した。

その温もりが苦しいほどに恋しかった。

まるで、自分で自分を抱くように腕を回す。

事故に遭ったからなのか、
なんだかとても・・・


悲しくて、寂しい夜・・・


1人の夜・・・

誰か・・・
傍にいて・・・


ユンホさん・・・







6へつづく

読者の皆さま、おはようございます。

数日前から痛んでいた奥歯ですけど、
昨日の夕方、ようやくかかりつけの歯医者さんに診てもらいました。
朝一で電話したけど、夕方まで予約一杯で、何時間も我慢するのが辛かった( ;∀;)

12月まで様子見だったんですけど、これからちょっと頻繁に通うことになりそうです。
歯医者って、1度通い始めるとすごく長くて(;・∀・)



それでは、今日も1日いい日になりますように♪
いつもご訪問ありがどうございます。




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私の心の中のお話です。
ご了承ください。



振り向いて、抱きしめて。~止まない微熱~





・・・・・「ユンホさん、これは、、、現実ですよね? 夢じゃ・・・」


ソファに座ったまま、ユンホさんに肩を抱かれて僕は朦朧としていた。
長い間、僕の心は現実と夢の間を行き来していた。


だからだろうか・・・
今、自分の置かれているこの状況が、現実なのか、夢なのか・・・


「夢じゃない。もう、僕たちは離れることはないよ? 」

・・・・・「でも・・・」



ふと、頭を過った。

あの 〝夢〟の最後・・・

ユンホさんは、泣いてた。
とても淋しそうな顔をして、僕をジッと見つめていた。

今思えば、あの時、
僕たちの別れが近づいていることを、ユンホさんは感じていたんじゃないだろうか・・・


だとすると・・・



・・・・・「ユンホさん、もしかして・・・」

「ん?」

・・・・・「夢の中で、僕たちのあの時間が夢だって、、、現実じゃないって・・・」

「・・・・・ん、、、なんとなく気が付いてた」


あの時のユンホさんの悲しい表情・・・
分ってたんだね。

もう、会えなくなってしまうのを・・・


「どうしてだろうな。きっと、僕のは断片的で、連続的ではなかったからかな? 」


僕は、ユンホさんの肩に擡げていた頭を起こし、
ユンホさんの方へ視線を向けた。


・・・・・「今は? 今はどうですか? 僕、、、僕には分りません。教えて・・・」


ユンホさんは、僕の真剣な表情を見て、困ったような顔をして、、、
そして、ふっと微笑んだ。



「試してみて?」


そう言いながら、涙の痕が伝う僕の頬を、大きな掌でそっと包む。


・・・・・「試、す?」

「そうだよ、チャンミン。僕に・・・」

・・・・・「・・・・・?」

「あの時のように、僕にキスして見せて?」


ユンホさんは、少し恥ずかしそうに瞳を泳がせている。


・・・・・「でも、もしまた、、、1人で目覚めることになるかも・・・怖いです」

「大丈夫だよ。もし、これが夢で、、、そして、もし、また離れたとしても、
きっとまた、出会うんだ。僕たちは、そういう運命なんだよ、チャンミン」


泳がせていた瞳を僕に向ける。
ユンホさんの瞳から、迷いのない強い意志と自信が感じられた。

ソファの向こう側・・・
窓の外には、ぼんやりと青い月が浮かんでいる。

そうだね、ユンホさん・・・
きっと、僕たちはまた巡り会う。

離れても、離れても、ユンホさんが僕を見つけてくれる。
僕がユンホさんを見つける。

そうだよね・・・


僕は、まるで青い月の呪文にかかったように、ユンホさんの唇に引き寄せられた。

合わさる僕らの唇。

思い出す、、、
あの時と同じ感触、温度・・・

そっと押しつけるように、触れるだけのキス。

怖くて、離れられない
目も開けられない

すると、ユンホさんの手が僕の頭をそっと支え、一旦僕を離し、
鼻先が触れるか触れないかの距離で小さく囁く。


「大丈夫、、、少しだけ、口開けて?」


小さく震える僕を、まるで子供に言い聞かせるように・・・


「ん? ほら、言うとおりにして?」

・・・・・「・・・はい」


そう言った瞬間、ユンホさんの唇がもう一度合わさり、
薄く開いた隙間から、熱い舌が僕の中に入り込んできた。



その時、胸がキリリと痛んだ。
心が泣いてる。


これは夢じゃない。

現実なんだ。



僕たちは、もう離れない・・・・・







15へつづく

読者の皆さま、こんばんは。
次回の15話は、鍵記事になります。
指定のパスワードを入力してご入室ください。
お待ちしています。


それでは、本日はこのへんで。
おやすみなさい。
素敵な夢を♪





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