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※ 微R18 閲覧ご注意!


管理人 こころ。です。
いつも、こころ日和。にお立ち寄りくださってありがとうございます。
本日更新のお話は 微R18 記事になっています。
BL要素大ですので、そういう表現の無理な方は、ここから先へはお進みになりませんよう、
閲覧はご自身の自己責任でお願いいたします。

なお、閲覧後の苦情や中傷は一切受け付けません。
いつも応援してくださってありがとうございます♪






私の心の中のお話です。
ご了承ください。



横恋慕。9




波打つシーツ。

身に着けていたものをすべて脱ぎ捨て、
ベッドの上で、2人の男が絡み合う。


「綺麗だ、、、」


薄く筋肉が付いた身体、、、
女のような柔らかさはない。

けれど、触れるチャンミンの肌は、
肌理細かく、俺の手に馴染む。

触れただけで分かる。

俺が渇望していたものは、これなんだと・・・


・・・・・「ヒョン、、、」

「ん?」

・・・・・「嫌いにならないで、、、」


チャンミンを俯せにし、背中から覆いかぶさる。
掌と唇で、その甘く香るチャンミンの肌を堪能する。

時折声を漏らし、波打つように隆起するチャンミンの背中は、
見惚れるほど美しかった。


・・・・・「僕、女じゃない、、、だから、、、」

「チャンミン、、、」

・・・・・「はっ、、、」


わき腹をスーッと撫でると、
チャンミンの身体がビクリと反応した。


「もう遅い、、、」

・・・・・「んっ、、、」

「もう、全て遅いんだよ、、、」


そう、、、

もう、全てが手遅れだ。

チャンミンの唇の味も、
チャンミンの肌の香りも知ってしまった今、

引き返すことなど、出来るはずもない。



「チャンミン、、、俺を見て?」


チャンミンの身体を仰向けにさせ、
上から見おろす。


・・・・・「ヒョン、、、」

「チャンミン、、、今からお前を抱く」

・・・・・「ヒョン、、、」

「イヤだと言っても、もう許してやれない」


身体が熱く火照っている。
昂るこの想いを、早くお前にぶつけたい。


・・・・・「イヤだなんて、言わないよ、、、」

「・・・・・」

・・・・・「言ったでしょ? やっと、、、」

「・・・・・」

・・・・・「やっと僕の物になる」


そう言うと、チャンミンはフワリと微笑んだ。


その表情が、辛うじて残っていた俺の理性の欠片を粉々に砕く。


・・・・・「んっ、、、ヒョ、、、、、、」


チャンミンの唇に、強く自分の唇を押し付ける。
もう、優しくしてやれない。

俺は、限界だった。


貪るような口づけ、、、
チャンミンの口内を舌で犯す。

掌と指は、チャンミンの小さく震える身体を隙間なく這いずってゆく。


惜しみながら唇を離すと、
虚ろな目をしたチャンミンが、
肩を揺らしながら伸ばした手で、俺の頬に優しく触れた。


・・・・・「ヒョ、、、ヒョン、、、」

「チャンミン、、、」

・・・・・「ヒョン、、、」

「ユノって、、、呼べよ、、、」

・・・・・「ユ、、、ノ、、、」


チャンミンが俺の名を呼ぶ。


・・・・・「ユノ、、、ユノ、、、」


何度も、何度も、、、


自分の固く大きく反り立つ中心が、
更に密度を増すのを感じた。









・・・・・「はぁっ、、、ユノ、、、あぁっ、、、くっ、、、」

「我慢して、、、すぐによくしてやるから、、、」



たっぷりと時間を掛け、解したチャンミンのそこに、
ヒクつく自分の中心を押し当てる。

大きく広げられたチャンミンの長い脚・・・



恥ずかしさと、男同士のこの行為に勿論恐怖感もあるだろう。
枕に半分顔を埋めたまま、俺を見てはくれない。


「チャンミン、、、挿れるよ、、、」


グッと腰を押し出し、少しずつチャンミンの中に挿入した。


・・・・・「ぁ、、、、い、、、、痛、、、、」

「チャンミン、、、息を詰めるな、、、」

・・・・・「はぁっ、、、はぁ、、、」


一気に押し入りたい気持ちをなんとか押さえつけながら、
ゆっくりとチャンミンの中を侵食してゆく。


「そうだ、、、いい子だ、、、ほら、、、俺を見て?」


ようやく、チャンミンの視線が俺を捉える。


「分かるか? お前の中に、俺がいる、、、」

・・・・・「はぁっ、、、わ、、、分かるよ、、、ユノ、、、」

「チャンミン、、、」

・・・・・「ユノ、、、き、、、気持ちいい? 僕でも、、、か、、、感じる?」


額からスーッと落ちる一筋の汗、、、


正直、今にも持っていかれそうだ。


セックスなんて、ただの性欲処理。

今まで何人もの女を抱いたけれど、
それはただ、吐き出すだけの行為、、、


なのに、、、


「チャンミン、、、ゴメン、、、長く持ちそうにない、、、」

・・・・・「・・・・・」

「こんなに、、、こんなに感じるのは始めてだ」

・・・・・「ほ、ほんとに?」

「あぁ、、、お前の中、温かくて、、、」

・・・・・「・・・・・」

「最高だよ、チャンミン、、、」



ゆっくりと、律動を始める。

きつく俺を締め付けるチャンミンの中は、
次第に俺を受け入れ、熱く濡れ、俺の形に馴染んでゆく。

痛みに顔を歪め、苦し気に漏れ出るチャンミンの声は、
いつしか恍惚の表情に変わり、甘く俺を誘う喘ぎに変わる。


もう、戻れない、、、


この快感を知ってしまった。



もう、チャンミンを手放すことは出来ない、、、



チャンミン、、、

俺たち2人に、未来はあるのだろうか?
その未来に、陽は当たるのだろうか、、、


いや、例え陽が当たることが永遠にないとしても、
俺はもう、暗闇で生きる覚悟は出来ている。


お前さえいれば、何もいらない。

チャンミン、、、



どうか、、、

どうか、俺の傍に、、、



「チャンミン、、、愛してる、、、」










85へつづく

読者の皆さま、こんばんは。
連休真っ只中ですが、明日からお天気が崩れるようですね。
4月も今日で終わりです。
5月ものんびりペースで更新していきますので、
よろしくお願いします。

久しぶりにコメント欄を開けます。
お話の感想など、お寄せ頂けたら嬉しいです。



それでは、本日はこのへんで。
おやすみなさい。
素敵な夢を♪





こころ。

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私の心の中のお話です。
ご了承ください。



ネコの気持ちが分かるかい?





動けない・・・

その場所に、まるで足がくっついてしまったように、
僕の足は、一歩も前に出なかった。

ただ、ブルブル震えて・・・

〝ユノ!!〟 駆け寄って、そう名前を呼びたいのに、


声すらも出ない・・・

何もできない・・・


暫くすると、チカチカしたライトが付いた車が大きなサイレンを鳴らして近づいてきた。

そして、ユノはその車に乗せられて行ってしまった・・・

ユノがぶつかった車も、その後を追うように行ってしまう。

一瞬の出来事で、、、
サイレンの音がだんだんと遠くに消えていき、、、そして、何も聞こえなくなった。


その途端、脚が崩れるように折れ曲がり、
僕は道路に座り込んでしまった。


ユノ・・・・

ユノ・・・・


ごめんなさい。
僕のせいだ。

僕が、お家を飛び出してしまったから・・・



ネコの時もそうだった。


--- チョンさん・・・ここはペット禁止だって、契約の時お話したでしょう。
規則を守っていただかないと困るんですよ・・・---



僕のせいで、ユノは叱られていた。

迷惑ばっかり・・・

ユノ・・・

大丈夫だよね?
天に召されたりしないよね?

帰って来て、、、ユノ・・・

僕はもう、ユノには会えないけど、
お空からずっと見守ってる。

ユノが元気でいますように・・・
ユノが笑っていますように・・・

ユノが幸せでありますように・・・




力が抜けた僕の身体は、もう起き上がる元気は無かった。

そして、僕は、薄暗く静かな道路にその体を横たえた。




もうそろそろ、日付が変わる・・・
神様が御迎えに来られるはず・・・



涙が止まらないよ、ユノ・・・



ユノ、、、、さようなら。


最後の最後まで、ユノを困らせてばかりで、お役に立てなかった僕をどうか許してください。
そして、どうか早く忘れてください。

僕は、お空の上から、
いつまでもいつまでも、ユノの事を想っています。

ユノが僕を忘れても、僕は絶対忘れないから・・・




大好きでした。
ユノ・・・


ゴメンね、、、
ありがとう・・・・・



さようなら・・・・・



温かい光が、空から降りてくる。
そして、その光が、僕の身体を包み込む。

僕の意識は、そこで途絶えた・・・・・


さよなら、、、、

ユノ・・・















「・・・ミン、、、チャンミン!!」


あれ・・・?
この声は、ユノ・・・

ユノが僕を呼んでる。

夢かな?
それとももう、天国に到着したかな?

瞼の向こう側が、ぼんやりと明るい。


「チャンミン、、、起きて? 遅刻だ!!」


ユノの声が、僕の耳元で響いて、
そして、身体がゆらゆらと揺れた。

重い瞼を必死で開けると・・・


「チャンミン?」


僕の目の前に、ユノの顔が・・・


!!!


「おはよう、チャンミン、、、俺、行ってくる。」


えっ?


「テーブルの上に、朝飯あるから食っとけよ?」


そして、、、

チュッと、、、ユノの温かい唇が、僕のそれと重なった。


「なるべく早く帰るから、いい子にしてろよ?」


僕の髪をクシャリと撫でて、、、


「寝癖、可愛いな」


そう言うと、部屋から出て行ってしまった。



遠くで、バタンと、扉の閉まる音が響いた。

静まり返る部屋・・・


ここは、、、、、
ユノのマンション・・・

そして、僕は、ユノのベッドに寝てて・・・

あれ?

どうなってるんだろう・・・?
起き上がって、ベッドから出た。

リビングに行くと、ユノの言ったとおり、テーブルの上に朝食が準備してある。

ぐるりと部屋を見渡しても、何も変わりはない。
窓から外を覗いたら、ユノが僕に気が付いて、大きく手を振った。

思わず僕も、ユノに手を振る。

ユノは急いでいるようで、あっという間に姿は見えなくなった。


どういう事?

僕は神様との約束の日までに、ユノには気が付いてもらえなかったのに・・・

どうしてここに居るの?

どうしてまだ、人間の姿なの?



テーブルの上の新聞を見る。

あれ? 
新聞に書かれていた日付・・・

あの日・・・
神様と約束の日・・・
ユノが、車にはねられた日・・・

あの日から、1週間も経っている。


どうして?
どうしてなの?



ふっと、視界に入ったカレンダー。

近寄って、あの日を確認した・・・・





僕の付けた小さな丸印が、跡形もなく消えていた・・・・・







15へつづく

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純愛。1



--- どうして来なかったのよっ!---

・・・・・「あ、あの、、、」


店内にいた数人のお客さんが、
リンさんの大きな声に一斉にこちらに視線を向ける。

静まりかえった店内の空気に気が付いたリンさんは、
ハッと我に返り、


--- ごめんなさい、、、あの、、、話せる? ---

・・・・・「あ、、、はい、、、あと30分で仕事終わります」

--- 分かった。じゃあ、駐車場で待ってる、、、---


そう言うと、ペットボトルのお茶の代金を置いて、
そのまま店を出て行った。


話って、何だろう、、、

まぁ、ヒョンの事だろうな。
俺とリンさんの間に、他に話すことなんてないし、、、

気持ちが沈んでゆく。
今更、俺に何を言うつもりなんだろう。

正直、もう何も聞きたくないとそう思っていた。



・・・・・「お疲れ様でした」


仕事を終え、着替えを済ませて店を出る。
駐車場に向かうと、小さな軽自動車の運転席からリンさんが降りてきた。


--- 少し、時間いいかな? ---

・・・・・「あの、、、」

--- ・・・・・ ---

・・・・・「ヒョンの事、、、ですよね?」

--- ・・・・・ ---

・・・・・「俺、もう関係ないんで、、、」

--- ・・・・・ ---


頭を下げ、くるりと身体を翻す。
そのまま、歩きだそうとしたその時・・・・・


--- 死んじゃうかも、、、、---


ぼそりと背後で呟いたその言葉に、踏み出そうとした脚が留まる。


今、、、なんて?


振り向くと、怪訝な顔をしたリンさんが、ゆっくりと俺に近づいてくる。


--- 彼は今、病院に居る。いいの? このまま会えなくなっても、、、---

・・・・・「病院、、、って、、、ど、どうして、、、」

--- ・・・・・---

・・・・・「ヒョン、、、どうしたんですか? 何が、、、何があったんですか?」



動揺する俺をじっと見つめていたリンさんが、静かに口を開く。


--- 関係ないんじゃなかったの? ---

・・・・・「・・・・・」

--- 彼がどんな思いで貴方を突き放したのか、分からない? ---

・・・・・「・・・・・」


そう言われて、言葉が出なかった。


--- 彼はただ、ただ純粋に貴方の事を想っていただけ、、、---


リンさんの小さなため息、、、
そして、ポケットから取り出した小さなメモが、俺の目の前に差し出される。


--- 3日後の午後2時。ここに来なさい---


受取ってメモを広げる。
そこに書いてあったのは、ソウルにある大きな病院の名前。


・・・・・「あの、、、」

--- 自分の目で、ちゃんと知る方がいい ---


そう言うと、リンさんはそのまま車に乗り込み、走り去った。





アパートに戻り、シャワーを浴びる。

食事を摂る気分にはならなかった。
冷蔵庫の中から、冷えたペットボトルの水を取り出し、ひと口喉に流し込む。

冷たい感覚に、身体がブルリと震える。



リンさんから手渡された小さなメモ。
手にしたそれを、長い間見つめていた。


ヒョン、、、


リンさんのあの言葉が、頭から離れない。


〝死んじゃうかも〟


嘘だよな、、、

だって、長い間一緒に暮らしていたけれど、
ヒョンが風邪を引いたのだって記憶にないほど、いつも元気で、、、

何かの間違い、、、だよな?




ベッドに入っても、一向に眠れそうになかった。
身体はへとへとに疲れているのに・・・



気が付けば、もう昼を回ろうとしている。


大きな溜息をつき、ベッドから起き上がる。


〝3日後の午後2時〟


3日後、、、

そんなに待っていられない、、、



ベッドから抜け出した俺は、
着替えを済ませ、スマホと財布をポケットに突っ込んだ。

そして、リンさんからのメモを手に、アパートの部屋を出た・・・・・








63へつづく

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ネコの気持ちが分かるかい?







ユノとお出かけした日から、ユノの様子が少しおかしい。

たまに、ボーっと窓の外の空を眺めていたり、、、


「ゴメン、チャンミン・・・」


朝ご飯も、少し残してしまうようになった。

そして、時々感じるユノの視線。
お食事してても、お掃除してても、テレビを見てても・・・

ふっと、ユノを見ると、途端、視線を逸らされる。

きっと僕が、ユノを怒らせてしまったんだ。


どうしよう・・・
ユノに嫌われたら、、、、


お布団に入っても、ユノは僕の方を向かず、背中をむけるようになった。

キスも、、、してくれない。

悲しくて・・・
どうしていいかわからなくて・・・




神様・・・
御約束の日が近づいてます。

けど、僕はユノに嫌われてしまったようです。
約束通り、天に召されます。

普通のネコに戻ります。

だからその前に・・・

僕に少しだけ、ユノとお話出来るチャンスを下さい。
僕の気持ちを、伝えたいんです。

どうか、神様・・・

お願いします。





夜空のお月様を見上げながら、
神様にお願いしてみたけれど、いつまでたってもお返事は届かなかった。





カレンダーに付けた小さな丸印。

一ヶ月なんて、あっという間・・・
その印は・・・・・

明日・・・

夜が明けたら、僕はここに居られない。

ユノとこれから先もずっと居られるなんて、やっぱり夢で・・・

カレンダーの印を、そっと指で隠してみたけれど、
神様との約束が、消えてなくなるはずもなかった。


「何してる?」


突然、後ろからユノの声が聞こえて、
驚いて振り向いた。

シャワーを浴びたユノの髪は、濡れていて、、、

前髪からチラリと見え隠れする瞳が、僕をじっと見つめてる。

少し、強張ったユノの顔は、怒っているようでもあり、なんだかとても悲しそうでもあった。

僕は、ユノに何も伝えられないから、
ただ、俯くだけで・・・


「何してた?」


もう一度問われて、僕は俯いたまま首を横に何度も振った。


「・・・・・明日」


え?


「明日、なにかあるのか?」


そう聞かれて、僕の心臓がドキンと跳ねた。



ユノ・・・

僕ね、明日、天国に行くんだよ。
神様と約束したんだ。

ユノが、、、、

ううん。ユノが悪いんじゃない。

僕の一生懸命が、きっと足りなかったんだ。
ユノに、気が付いてもらうどころか、怒らせちゃったりして・・・


迷惑ばかりかけて、
僕は、ネコでも人間でも、ユノの傍に居る資格なんてないんだ・・・

僕なんて、やっぱりいない方がいい。

じわりと涙が溢れてくる。
ユノに泣いてるのを見られないように、僕は俯いたまま・・・


「チャンミン・・・どうして泣いてる?」


ユノが近づいてくる。
腕を取られそうになって、思わず僕は後退りした。

泣き顔なんて、見せちゃダメ・・・


「チャンミン、、、お前に、、、言いたい事が、、、」


イヤだ、、、
キライだなんて、聞きたくない。

きっと、もう僕がキライになったって、、、そう言うんだ・・・

イヤだよ、ユノ・・・聞きたくないよ。


僕の前に立つユノの身体を振り払うようにして、
僕は逃げるようにマンションを飛び出した。


どうせ、明日になったら〝さよなら〟なんだ。

嫌われたっていいじゃないか・・・

そんな風に想いながらも、
僕の心の中には、次々とユノとの楽しい想い出が蘇ってくる。


ユノの笑った顔・・・
一緒に食べた朝ご飯・・・
ソファで2人で寝そべったポカポカ陽気の午後・・・
イチゴがいっぱいの、真っ白いケーキ・・・
ユノのくれた甘いキス・・・
くっついて眠った、温かいお布団・・・
ユノがくれた〝チャンミン〟のお名前・・・



みんなみんな、大切で、僕の宝物。


やっぱり、ユノに嫌われたくないよ。

明日、サヨナラだとしても、それでも・・・


大好きなんだ。
ユノが、大好なんだ・・・


暗い夜道・・・


チカチカの外灯を横目に、
僕は、ぼんやりとしたまま歩いていた。

お家に戻ったら、ユノはなんて言うかな・・・
まだ、怒ってるかな・・・



「チャンミン!!!」



夜の空気に響く声・・・

ユノ・・・?

振り向くと、遠くにユノの姿が見えた。
暗くてはっきりしないけれど、間違いない。

僕の名を呼んでくれた・・・

僕を迎えに来てくれたの? 
僕を捜してくれたの?

怒っていないの? ユノ・・・

ゴメン・・・
ゴメンね、ユノ・・・


僕は、その場から走り出す。

ユノに向って、、、、


けど・・・

ユノの後ろから、突然眩しい光がやってきて・・・
目が痛いくらい眩しくて・・・僕は思わず目を背けた。


その瞬間、


ドン!!


と鈍い音が、耳にとどく。


驚いて、足は止まり、ビクリと身体が硬直した。



--- お、おい!!!! 大丈夫か? ---


誰かの声が聞こえる。

眩しい光で、前がよく見えない。
僕は、必死に、手で目を擦った。

瞬きしながら、ユノを捜す。


徐々に僕の目に映る、その光景・・・


--- おい、救急車!! 救急車!! ---



道路に、ユノが・・・・



ユノが倒れていた・・・・・











14へつづく

読者の皆さま、おはようございます。

ゴールデンウィークですね。
特になんの予定もなく、家族それぞれ過ごす我が家です。
そして、なんと風邪を引いて発熱中((+_+))
頭痛に拍車が掛かって、ダウンです(泣)
皆さまもどうぞ、体調にお気をつけてくださいね。

今日も1日いい日になりますように♪
いつもありがとうございます。





こころ。

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横恋慕。9



緊張からか、チャンミンの瞳が揺れている。

自分から誘ったことに気が付いていないのか?


伸ばした手で、チャンミンの頬を包む。
ビクッと身体を反応させたチャンミンの頬は、
熱く熱を持っていた。


「まだ酔ってるか?」

・・・・・「分からないよ、でも、、、」

「・・・・・」

・・・・・「凄く、ドキドキしてる。胸が痛いよ、、、」


顎を掬いあげるように指を動かし、
その唇に重ね合わせる。


・・・・・「んっ、、、っ、、、」


唇の隙間から、少し強引に舌を差し入れると、
チャンミンは、戸惑いながらも舌先をそっと差し出す。

逃さないように、強く絡めとった。


・・・・・「んっ、、、、はっ、、、」


口端から漏れ出るチャンミンの吐息が、
更に俺に火をつける。

口付けをしたまま、身体を誘導し、
ベッドにその身を沈めた。

存分に、その味を堪能した後、
ゆっくりとチャンミンの唇を解放する。


・・・・・「ヒョン、、、」


見下ろすチャンミンは、怯えているのか、それともこの期に及んでの恥ずかしさなのか、、、
俺を見ようとはしない。


「チャンミン、、、」


濡れたチャンミンの唇を、指で拭うようになぞる。


「俺を見て? 」


手の甲で頬をするりと撫でると、泳いでいた瞳は、
ようやく俺を映す。


「怖いか?」


そう問うと、小さく首を横に振る。


「今なら、引き返せる」

・・・・・「引き返す?」

「そうだ。ただの会社の上司と部下に戻れる」

・・・・・「ヒョン、、、」

「俺は、自分の可笑しな気持ちにお前を巻き込みたくなかった」

・・・・・「だから、、、消えたの?」

「そうだ。お前を愛してた。けど、お前には普通の幸せな人生を歩んで欲しかった。だから、、、」


長い間、隠して閉じこめてきた想いが言葉になって溢れ出る。

チャンミンの腕が、ゆっくりと伸びてきて、
その長く美しい指が、俺の頬に触れる。

そして、気が付けばチャンミンの熱を持った掌が、
俺の頬を優しく包んだ。


・・・・・「あの花束、、、」

「ん?」

・・・・・「花束、、、覚えてる?」


そう言われて、記憶を掘り起こす。


・・・・・「すぐに分かったんだ、ヒョンだって、、、」


以前勤めていた会社の仲間が開いてくれた送別会、、、
あの時の花束、、、


・・・・・「あの時、どれだけヒョンを探したか、、、」

「・・・・・」

・・・・・「どれだけヒョンを呼んだか、、、」

「チャンミン、、、」


大きなチャンミンの瞳に、ジワリと涙が滲む。


・・・・・「許さないよ、あんな花束1つで僕を、、、」

「ゴメン、、、」

・・・・・「あの時、決めたんだ」

「・・・・・」

・・・・・「恥ずかしくない自分になって、ヒョンを見つけ出すって、、、」

「・・・・・」

・・・・・「そして、次見つけたら、絶対に僕の物にして見せるって、、、」

「・・・・・」

・・・・・「だから、もう戻らないよ、ヒョン、、、やっと、、、」

「・・・・・」

・・・・・「やっと、僕の物になる、、、」



そう言うと、俺の頬に触れていたチャンミンの掌が、
俺の顔をぐっと引き寄せ、そして、再び二つの唇が重なる。

それを合図に、俺はチャンミンの身体に覆いかぶさった。




息も出来ないほどの濃密な口づけの後、
チャンミンの両手を捉え、首筋に顔を埋める。


・・・・・「あぁっ、、、ヒョン、、、」


香る甘い香りと、唇と舌で感じる肌理の細かいすべらかな肌・・・


もう、無理なことは分かっている。



握りしめたこの手を、、、
俺を見つめる潤んだ瞳を、、、

チャンミンの全てを、、、


手放すことは出来ないと・・・・・








84へつづく

読者の皆さま、こんばんは。

昨夜の2人のインスタ投下で、
じわっと涙が出てしまいました。
嬉しかったなぁ(^^♪

連休に入りましたね。
皆さま、どこかにお出かけ予定でしょうか?
ゴールデンウィークの後半は、またお天気が荒れるとか?

私は特に予定がないので、
お部屋の片づけでもしようかと思っています。

皆さま、いい連休になりますように。




それでは、本日はこのへんで。
おやすみなさい。
素敵な夢を・・・・・♪




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ネコの気持ちが分かるかい?





手を繋いで、通りを歩く。


〝ユノ、いいお天気だね〟


そんな僕の気持ちが伝わるように、ギュッと手に力を入れると、


「チャンミン、いいお天気だな? 買い物して、それからどうしようか?」


優しい微笑みを僕に向けてくれる。
ユノには僕の気持ちがきっと伝わってる。

僕はとてもいい気分になって、いつの間にかユノの手を握りしめたままスキップをしていた。


ポカポカのお日様と、ニコニコのユノ。


気持ちいいな♪
楽しいな♪


〝こらこら、チャンミン、、、じっとしろ、、危ないだろ?〟




その時、、、


--- にゃあ、、、---


聞き覚えのある声が、僕の耳に届く。
足を止めて、声の主を捜すと・・・


「どうした? チャンミン?」


電信柱の向こうから、小さな子ネコがこちらを覗いてた。


あ、、、、あの子・・・・


--- お母さんがいないの・・・逸れてしまったの・・・---


あの時の、おチビちゃんだ・・・


思わずユノの手を離して、僕は小さな子ネコに駆け寄った。
驚いた子ネコは、柱の陰に隠れてしまう。

僕は、しゃがみ込んで、電信柱の向こうを覗き込んだ。
少し震えているその子ネコは、僕の顔をじっと見て、そして、、、



--- にゃあ、にゃあ、、、---

<お兄ちゃん、僕を助けてくれたお兄ちゃんだよね?>


思わず僕は、、、


・・・・・「にゃあ、、、」

<そうだよ、覚えていてくれたんだね。 怪我はなかった? お母さんには会えたの?>


精一杯、声を出して、子ネコとお話をした。


子ネコは、どうやらお母さんに無事に会えたようで、、、、


・・・「にゃあ、、、」

<もう、お母さんと逸れちゃダメだよ?>


--- にゃあ、、、---

<うん。お兄ちゃん、助けてくれてありがとう。>


僕は、可愛い子ネコの頭をそっと撫でてあげた。




「チャンミン?」


後ろからユノの声が聞こえた。

あっ・・・

夢中で子ネコと話していた僕は、ユノの事をすっかり忘れてて・・・


ユノが近づいてきたので、子ネコは驚いて逃げてしまった。

立ち上がって、振り向くと・・・


「挨拶は済んだか? もういいだろ?」


何故かユノの顔は、少し怒ってるようで・・・
僕のことを、叱るように睨んでいる。

そして、僕の手を少し強めに握ると、足早に歩きだした。


どうしたの? ユノ、、、?
痛いよ、、、ユノ、、、まっ、待ってよ・・・

思わず、ユノの手をぎゅっと握り返すと・・・



ピタッとユノの足が止まった。

ユノ?


「チャンミン・・・もう、ダメだ。」


えっ?


「話しをするな、、、」


話し?


「ネコと話すな。分ったか?」


そう言うと、ユノはまた前を向いて、ずんずん歩きだした。






その日・・・


ユノは、なんだか少しご機嫌が悪くて・・・


キラキラの街は、とても楽しくてドキドキした。

沢山のお店も、駅前の噴水も、大きな時計台も・・・
みんなみんな、初めて見るものばかりで・・・

ユノは、お洋服も買ってくれたし、イチゴの沢山乗った真っ白いケーキも買ってくれたけど・・・
でも、なんだか寂しそうな顔をして、あんまり笑ってくれなかった。

それが何故だか分らなくて、

手を繋いで歩く帰り道・・・
僕はとても悲しくなって、涙が溢れてきたんだ。

僕・・・
ユノに嫌われちゃったのかな、、、?



もう、陽が落ちて薄暗い道・・・



ユノに気付かれないように、僕はそっと涙を拭ったんだ・・・・・






13へつづく

読者の皆さま、おはようございます。

今日も1日いい日になりますように♪
いつもありがとうございます。




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純愛。1





--- お久しぶり。なんだか大人になってる、、、---


思い出していた。

この辺りの飲み屋で、リンさんが働いているようだと、
昔、キュヒョンが言っていたのを・・・



--- えーっと、、、大学生? ---

・・・・・「春に卒業しました」

--- そう、もう社会人なんだ ---

・・・・・「リンさんは?」


その姿を見ればすぐに分かるのに、
俺はちょっと意地悪を口にした。


--- 私、この先の店で働いてるの ---

・・・・・「そう、ですか、、、」

--- あの、、、チャンミンくん---

・・・・・「はい、、、」

--- ユンホさんって、、、---


まぁ、そうだろうな。

ヒョンの事を好きだった人だし、一時、ヒョンだって彼女を好きになろうとしていたんだから、、、
気になって当然だ。


・・・・・「俺、今一人なんです。何年も前から、、、ヒョ、、、ユンホさんとは、、、」

--- うん、、、知ってる、、、---

・・・・・「えっ?」


知ってる?

どうして? どうしてリンさんが、俺たちの事、、、


--- 連絡、全く取り合ってないって、本当だったのね ---

・・・・・「ど、どうして、、、」

--- ユンホさんがどうしてるか、、、知りたい? ---


この人は、どうして俺をこんなにもイラつかせるのだろう、、、
昔も、今も、、、

ヒョンの事を、俺より知っていると言いたげなその言葉に、
俺は、反抗した。


・・・・・「別に、、、」

--- ・・・・・ ---

・・・・・「もう、どうでもいいです。俺を捨てた奴の事なんてどうでも、、、」

--- チャンミンくん、それは違う、、、---


何が違う?

ヒョンは俺を捨てた。

リンさんが、ヒョンと今どういう関係なのかは知らない。
けど、、、

知らないのはリンさんの方、、、

俺は、ヒョンに捨てられた。
それは、間違いのない事実なんだから、、、


・・・・・「すいません、俺、急いでるんで、、、失礼します」


軽く頭を下げ、歩き出す。

リンさんとすれ違いざま、腕を取られた。


--- 待って、チャンミンくん、、、---


そう言うと、ポケットから何かを取り出して俺に差し出す。


・・・・・「何ですか?」

--- ここで働いてるの ---

・・・・・「俺、飲みに行けるほど生活楽じゃないんで、、、」

--- 違うよ、、、---


取られた腕を振り払い、歩きだそうとする俺、、、
それを阻止するように、前に立つリンさん。


・・・・・「何ですか? 」

--- 気が変わったら、、、---

・・・・・「・・・・・」

--- ユンホさんの事、知りたくなったらここに来て? ---

・・・・・「必要ないです」

--- 本当に? ---

・・・・・「・・・・・」

--- 本当に、彼の事、知りたくない? ---


その問いに、俺は応えられなかった。


俺を捨てた奴の事なんて、どうでもいい。
何処で、何をしていようが、俺の知ったことじゃない。

そう、心で思っているのに、、、


--- 待ってるから、、、---


俺の胸ポケットに押し込まれたのは、
小さなリンさんの名刺。


--- じゃあね、、、---


そう言うと、リンさんは夜の人の波に消えていった。




アパートに戻って、着替えようとシャツのボタンを外す。
半分ボタンを外したところで、ポケットからさっきの名刺を取り出した。


・・・・・「俺にはもう、関係ない、、、」


名刺を見つめながら、
まるで、自分に言い聞かすようにそう呟く。


・・・・・「そうだろ? シム・チャンミン、、、」


俺は、手にした名刺を投げるようにゴミ箱に放り込んだ。







変わらない毎日。

目標を失くし、ただ、息をして過ごす日々。
怠惰な生き方だと言われれば、そうなのかもしれない。

けれど、生きる目標と気力を失くした俺には、そうすることしか出来なかった。



そんな生活が1年になろうとしたある初春の日、、、


・・・・・「いらっしゃいま、、、」

--- チャンミン、、、、くん? ---

・・・・・「リンさん、、、」


仕事があと30分で終わろうとしていた、明け方、、、


ペットボトルのお茶を手にしたリンさんが、
店のレジに立つ俺の目の前に現れた。


--- な、、、何してるのよっ!!---

・・・・・「えっ?」

--- どうして来なかったのよっ! ---


突然現れて、意味の分からないことを叫びながら、
その目に涙を滲ませるリンさんに、
俺は、声も出せず、ただ見つめていることしかできなかった・・・・・








62へつづく

日本デビュー13周年 おめでとう♪

東方神起日本デビュー13周年記念

2人からのメッセージに、ちょっと胸が熱くなりました。
私がトンペンになってもう何年になるんだろう。
色んなことがあって、トンペンでいる事が辛くて挫けそうになったこともあったけれど、
それでも2人を好きな気持ちは変わらずにいました。

これからもずっと、2人が東方神起で居てくれる限り、
そっと寄り添って応援していきたいと思います。




それでは、本日はこのへんで。

いつもお部屋に来て下さってありがとうございます。
おやすみなさい。
素敵な夢を・・・・・♪




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ご了承ください。



ネコの気持ちが分かるかい?








ん~っ、、、今日もいいお天気。

カーテンの向こうが、眩しいくらいピカピカだ。

チュンチュンと、小鳥のさえずる音が聞こえる。

小さな欠伸を1つして、隣りを見ると、
気持ちよさそうに、ユノが眠ってる。

僕は、そっとユノの顔に近づいて、鼻と鼻をちょっとだけ合わせて秘密の挨拶をした。
そして、ユノを起さないようにそっとベッドを出る。

リビングのカーテンを開けて、太陽の光を身体に浴びる。


・・・・・「にゃぁーーーーーっ、、」


僕は、大きく伸びをして、背中を逸らせる。
気持ちよくて、思わず喉がゴロゴロと鳴った。


さぁ、今日も美味しい朝ご飯を作ろう。


椅子にかけてあるネコ模様のエプロン。


「ほら、これ・・チャンミンに似合うかと思って・・・・」


ユノが、会社帰りに買って来てくれた。
このエプロンを手に取ってるユノを想像して、僕はフフッって少し笑っちゃったけど・・・

とっても嬉しかった。
僕の為に、ユノが選んでくれた。

しかも、、、ネコがついてる。


僕は、〝もしかしたら・・・・〟


もしかしたら、、、気が付いてもらえるかも、、、
そんな夢みたいなことを考えるようになっていた。

よし、、、ネコエプロン装着OK !!

背中で、ひもを括り付けて、キッチンヘ向かおうとしたその時だった。



背中に視線を感じる・・・
振り向くと、、、、

ユノ・・・


「チャンミン、おはよう」


僕は、〝おはよう〟の代わりに、ニッコリと微笑む。


あれ?
いつもより早い・・・

起しちゃったかな?

ユノが、パジャマのまま僕をじっと見てる。

何か言いたげな表情。

分らなくて首を傾げると、ユノはやっと笑ってくれた。


「よく似合ってる。可愛い」


そう言いながら、僕に手を伸ばして引き寄せられた。

温かいな・・・
いい匂いだな・・・

僕もそっと、腕をユノの背中に回した。


「チャンミン・・・何処へも行かないで・・・ここに居て・・・」


ん?
ユノ?

どうしたの?
怖い夢、見たのかな?


解かれた身体・・・
ユノは僕の瞳をジッと見つめてる。


そして、、、


「また、俺を置いて行くな、、、」


また?

ユノ・・・

それは、どういう意味なの?


真剣な表情のユノが、ふっと頬を緩めた。
そして、大きな掌が、僕の髪を撫でる。


「シャワー浴びてくるな?」


そう言って、ユノはシャワー室へ消えた。



ユノ・・・
ユノは、もしかして、気が付いてる?

僕が、あの時のネコだって・・・・

どうしよう・・・
どうしたらいいの?


もしかしたら・・・
もしかしたら、ユノと一緒に居られるかも・・・

これからもずっと、ユノと一緒に、、、、、



心が躍るって、こういう事なのかな?
心臓がドキドキして、ギューーーってなるよ?

僕は、自分の手を胸に当てて、何度も何度も深呼吸した。






「わぁ、スゴイな、、、朝からご馳走だ。何かいい事あった? チャンミン」


うん。心が躍ったんだよ、ユノ。

僕は、大きく頷いた。


「そうか、、、美味そうだ。食べよう」


今日も、ユノはいつものように残さず食べてくれた。

今日は日曜日。

ユノも早起き。
お仕事もお休みだって、昨日そう言ってたし・・・


「チャンミン、今日、街へ出てみないか?」


街?


「色々とさ、、、チャンミンの物買いたくて・・・ずっと、俺の服着てるわけには行かないしさ、、、な?」


ユノとお買いもの・・・

初めてだ・・・



街へ行ったことはある。

綺麗なお花が沢山・・・
美味しそうな食べ物が沢山・・・

街全部がキラキラ光って見えた。
ドキドキして、ワクワクしたけど・・・

けど、車や人が沢山で、怖くてすぐに戻ってきた。

ユノと一緒なら、怖くない。


「行くか?」


うん。
行きたいっ!


何度も頷くと、ユノも笑って頷いた。



「よし、片づけて準備ができたら出発だ」


今日は、朝からいい事ばかり。

僕は片付けを急いで、
ユノのタンスの中から、明るいチェックのシャツを選んだ。


「俺よりよく似合ってるよ。行こうか」


ユノが僕の手を取る。

僕は、ユノに手を引かれてマンションを後にした。










12へつづく

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今日も1日いい日になりますように♪
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横恋慕。9




・・・・・「ヒョン、、、ヒョン、、、」


微かに聞こえるその声に、意識を戻し、瞼を開く。

視界に入ったのは、瞼を少し重そうにしてフワリと微笑むチャンミンの顏。


いつの間にか、俺は眠っていたらしい。
ソファに横たわるチャンミンの身体を抱くように腕を伸ばしている。


「チャンミン、、、」


身体を起こすと、おかしな体勢で眠っていたからか、
腕がギシッと痛んだ。


・・・・・「ヒョン、、、風邪引いちゃうよ、、、」

「俺は大丈夫だ。ほら、もうベッドでおやすみ、、、」


伸ばした手に、チャンミンの手が重なる。
ゆっくりと、チャンミンの身体を起こすと、自分の姿を見てチャンミンが驚いたようにはっと息を詰めた。


・・・・・「着替え、、、ヒョンが?」

「あぁ、、、ネクタイしたまま眠れないだろ?」


途端、チャンミンの顏が赤く染まってゆく。
俺から視線を外し、瞳を泳がせる。

恥ずかしい、、、のか?

俺の身体にしがみつき、誘うような視線を向けていたチャンミンと、
目の前で顔を赤らめて恥ずかしそうに俯くチャンミンは、同一人物なんだろうか?


「恥ずかしくなんかない」

・・・・・「でも、、、」

「チャンミン、、、」

・・・・・「・・・・・」

「これからの俺たちの事、、、」

・・・・・「・・・・・」

「一緒に考えよう。独りじゃなくて、別々じゃなくて、一緒に、、、」

・・・・・「ヒョン、、、」

「それから、、、」

・・・・・「・・・・・」

「気持を隠すのは止めよう、誤魔化すのもダメだ、、、」

・・・・・「うん、、、」

「お前の思うこと、考える事、全部俺に教えて?」



チャンミンの長い腕が伸びてくる。
ぐるりと首元に巻き付くと、俺を引き寄せ、ピタリと身体を寄せた。


・・・・・「約束する、、、もう、自分の気持ちを隠したり誤魔化したりしない」

「俺も、約束する」


ぎゅっとチャンミンの腕に力が入るのを感じる。
すると、、、


・・・・・「ヒョン、、、」

「ん?」

・・・・・「ベッド、、、行きたい、、、」

「そうだな、、、疲れただろ? もう休め、、、」

・・・・・「ヒョンも、、、」

「・・・・・」

・・・・・「ヒョンも、一緒に、、、いこ?」


チャンミンの髪の匂いが、俺の鼻腔をくすぐる。
重なる体温と、チャンミンの鼓動、、、

そして、、、


・・・・・「ヒョン、、、」


ゆらゆらと揺れ、色を纏う瞳が俺の理性を揺さぶった。



「おいで、チャンミン、、、」


手を引いて、向かった先、、、


引かれたカーテンの向こうの薄明かりと、
部屋の隅でぼんやりと灯るスタンドライト。

冷えた空気が気持いいと感じるほど、
自分の身体が熱く火照っていることに気が付く。


しん、、、と静まり返った寝室に2人。


チャンミンを引き入れて、後ろ手に扉を閉める。


・・・・・「ヒョン、、、」


向きあうチャンミンの揺れる瞳が、より一層俺の心を高揚させた・・・・・







83へつづく

読者の皆さま、こんばんは。
今日は、少しお話が短くてごめんなさい。
いいところで区切らせて頂きました。

就学旅行へ行っていた娘が戻ってきました♪
長男長女がいなくても特に寂しいとは思わないんですけど、
チビがいない3日間はすっごく寂しかったです(笑)
今日からまた一緒に寝ますww(←中3)

それでは、本日はこのへんで。
おやすみなさい。

素敵な夢を・・・♪






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ネコの気持ちが分かるかい?






「行ってくるな。いい子にしてろよ?」


毎朝、ユノはお仕事に行く時、玄関で〝行ってきます〟のキスをしてくれる。


--- お前が好きなんだ---


ユノが僕を〝スキ〟って、言ってくれた。

すごく嬉しくて・・・
僕は毎日が幸せだった。

2人で朝食を済ませると、ユノはお仕事に行ってしまう。

玄関の扉が閉まると、僕は部屋の窓辺に向い、ユノの姿が見えなくなるまでずっと見送ってる。

お天気のいい日は、そのまま窓辺で床に寝転んで日向ぼっこしたり、
お掃除もお洗濯も毎日頑張ってる。

それに・・・


--- 、、、ス、キ・・・・・---


ユノが帰ってくるまでの間、僕は〝スキ〟の練習をした。

あの時は、上手く言えたけど、
もっと上手に言えるようになったら、ユノが喜んでくれると思うんだ。


けど、、、


ふっと、壁のカレンダーに目が行くと、
いつも悲しくなってしまう。

忘れないように・・・
そう思って小さくつけた丸い印・・・

僕が天に召される日・・・
ユノとお別れの日・・・

ユノはきっと、僕があの時のネコだなんて・・・気が付かない。





ある日・・・


「ほら、お土産だよ」


何だろう・・・
手渡された白い箱を開けてみると、、、


「この先の通りに新しいケーキ屋さんがオープンしてたんだ。」


わぁ、、、
真っ白のクリームの上に、おっきなイチゴが沢山乗ってる・・・
美味しそうなケーキ。

ネコだった頃、一度だけ、ケーキを見たことがある。

お店の前を通りかかった時だ。

とっても美味しそうで・・・
一度でいいから、食べてみたいって、、、

そう思ってたんだ。

僕の目が、キラキラしてるのが自分でも分った。

ユノを見ると、僕の顔を見て笑ってた。


「ケーキ、好きか?」


僕が頷くと、僕の髪をクシャリと撫でで・・・


「食事が終わったら食べような。」


ギュッと抱きしめられた。


お食事を終えてから、ユノが温かいミルクとケーキを準備してくれた。

僕は嬉しくて・・・

差し出されたお皿の上の美味しそうなケーキ・・・

待ちきれずに、人差し指でクリームを掬ってペロリとなめた。
甘くて、すぐに溶けちゃう。


ふふふ♡


その感触がおもしろくて、何度も指で掬ってペロペロしてると・・・


「ほら、フォークで食べないと・・・子供みたいだな」

・・・・・「・・・」


顔を上げると、ユノが僕の顔を見て笑いだす。

どうしたの? ユノ?


「クリームついてる。」

スーッとユノの長い指が伸びてきて、僕の口元についてたクリームを拭ってくれた。

それがなんだかくすぐったくて・・・


ふふふ♡


僕は、グーの手で、自分の口元を何度も何度も撫でたんだ。

ふっと、ユノを見ると、僕を不思議そうな目でじーっと見てて・・・


「ほら、、、そういうの、、、あいつみたい・・・」


あいつ?

ユノの言ってる意味が分からなくて、首を傾げると、


「あいつ・・・いなくなっちゃったネコ。そういう仕草が、あいつにそっくりなんだよな・・・」


ユノ・・・
気が付いてくれるの?


「可愛い。お前、ホントに可愛い。」


そう言いながら、ユノは立ち上がって、テーブルの向こうから
グッと身体を寄せてきた。

そのまま僕の唇が、ユノのそれと重なった。

イチゴ味の甘い甘いキスだった。






その夜・・・

2人でお布団に入って、僕はいつものようにユノにピッタリくっついて
夢の中に落ちかけた時・・・


「なぁ、お前にさ、プレゼントがあるんだ。」


プレゼント・・・?

閉じかけた瞼が、ぱっちりと開く。
顔を上げてユノを見上げると・・・・・


「チャンミン・・・って、、、どう?」


チャン、、、ミン?


「お前の名前だよ、名前。」


名前・・・


「これからずっと、お前って呼ぶわけにもいかないしさ、この前からいろいろ考えてたんだけど・・・」


これからずっと・・・


「子供の頃に読んだ絵本の主人公の名前なんだけど、、、」


僕の名前・・・


「その絵本が好きでさ、大人になった今でも時々思い出すんだ。 本屋に行くと探したりしてさ・・・どう?」


チャンミン・・・

嬉しくて・・・
ユノからの贈り物・・・

僕の名前・・・


「ダメか? 気に入らない?」


僕は首を横に振った。


「チャンミン・・・お前によく似ってる。」



ありがとう、ユノ・・・
そう言いたかったけど、

僕は、絞り出すように言葉を発した。


・・・・・「ス、、、キ・・・・・ユ、ノ・・・・・」


「俺も、チャンミンが大好きだよ・・・」


ユノがギューッて僕を抱きしめてくれた。




その夜から、ユノは僕を〝チャンミン〟って、呼ぶようになったんだ。


チャンミン・・・


僕の初めての名前・・・








11へつづく

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