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私の心の中のお話です。
ご了承ください。



星の欠片、月の雫 4





・・・・・「お帰り、ユノ」


扉を開けると、疲れた顔をしたユノが作り笑いをしてそこに立っていた。


「ただいま、チャンミン」

・・・・・「ユノ、入って」


ユノの手から鞄を少し強引に引き受けてリビングに戻ろうとしたら・・・


「チャンミン、、、」


後ろから抱きしめられた。


・・・・・「ユノ、ご飯食べるよね? 待ってたんだ」

「ごめん、チャンミン」

・・・・・「話は食事が終わってからでいいよね?」


僕がそう言ったのは、心がざわついたから。

〝ごめん〟

ユノのその一言が、僕の心を揺らす。
僕の予感が間違っていなければ、きっとユノの話は僕が歓迎出来る話じゃない。

だから、せめて食事だけは、
ユノと笑ってしたかったんだ。


テーブルを挟んで、いつものように食事をした。

昨日見た面白いテレビの話や、会社帰りに大きい犬に吠えられたこと、
見上げた空に星が輝いていたこと・・・

ユノは僕の他愛もない話を、黙って笑って聞いていた。



・・・・・「ユノ、、、はい、温かいミルクにしたよ」


食事が終わって、僕たちはソファに並んで腰を下ろした。

コーヒーが苦手なユノには温かいミルク、僕はブラックコーヒー。
いつもと何一つ変わらない。


マグカップをギュッと握ってユノは俯いて話を始めた。


「聞いたか? ウンジュさんの事」

・・・・・「はい。事故に遭ったってことだけ・・・」

「慣れない韓国できっと心細かったはず」

・・・・・「うん」

「彼女と出会ったのは、アメリカで転入した高校だったんだ。
同じ韓国人ってこともあって、言葉も不自由な俺にとても優しくしてくれた」

・・・・・「・・・・・」

「大学に進んだ時、彼女の父親に今の会社に誘われて・・・
そんなこともあって、彼女との縁はずっと続いた」

・・・・・「・・・・・」

「当時、彼女が俺に特別な気持ちを持っていてくれたことも知ってた。
でも、俺は、、、俺の心には別の人がいたから。
そんな状態で彼女の気持ちを受け入れることが出来なかった」

・・・・・「ユノ、、、」

「けれど、勝手なことを言うようだけど、アメリカでの生活で彼女は俺の支えだった」

・・・・・「理解、、、できるよ」


会話が途切れる。
ふと、ユノを見ると、膝の上で強く握られた手がブルブルと震えていた。


そして、、、



「車にはねられたんだ。俺の、、、俺の目の前で・・・」

・・・・・「えっ?」

「俺が、、、俺が彼女を呼び止めたから、彼女は、、、」


俯いて話すユノ。
震える手に、涙の雫がポタポタと落ちた。


・・・・・「ユノ・・・」


こんな時、僕は何をしてあげられるんだろう。


きっと、どんな言葉をかけても今のユノには届きそうもない。
隣りにいて、彼の手にそっと触れることしかできなかった。



「足が、、、足がダメかもしれない」

・・・・・「えっ?」

「俺のせいで、ウンジュさんが歩けなく・・・」


小さく肩を震わせながらユノは泣いていた。
無力な僕は何も言えなかった。


しばらくして、少し気持ちが落ち着いたユノが、僕にこう切り出した。


「チャンミン、俺・・・」


言い淀むユノを静かに促す。


・・・・・「いいよ、ユノ、言って」


今度はユノが隣に座る僕の手を取って強く握りしめてくる。
けれど、僕の方は見てはくれない。


「病院に運ばれるとき、僕の手を握りながら彼女がこう言ったんだ。
探しに来てくれてありがとう、、、って」

・・・・・「・・・・・」


「俺のせいなのに、笑って、、、嬉しかったって・・・」

・・・・・「彼女はユノをとても愛してるんだね」

「ごめん、チャンミン。彼女の傍にいてやりたいんだ。
せめて、もう一度心から笑えるようになるまで・・・」



ユノの言葉の意味は理解できた。

彼女の心の支えはユノなんだ。
アメリカで、ユノの心の支えがウンジュさんであったように・・・

それを僕にとやかくいう資格はない。


・・・・・「ユノ、彼女の傍にいてあげて」


僕の発した言葉に驚いて、ユノが顔を上げた。


「チャンミン、、、」

・・・・・「やっと僕を見てくれた」


ユノの頬をそっと両手で包む。


・・・・・「ユノ、僕はここにいる。どこにもいかない。それに、、、信じてる。
大丈夫だよ。僕の事は心配しないで」


精一杯の作り笑顔。
今度は僕の番だ。


「チャンミン、愛してるのはお前だけだ」

・・・・・「分ってる。ずっと前から知ってるよ」


震える貴方の唇に、そっと僕からキスをした。

僕の心が貴方の心に染み入るように・・・


忘れないで、僕はここにいる。
忘れないで、僕は信じている。


どこにいても、何をしてても、、、


忘れないで。



僕は貴方を愛してる。



いつも貴方を想ってるから・・・








41へつづく

読者の皆さま、おはようございます。
今日の40話で、- season 4 -が終わりました。

明日の41話から、、- season 5 - に入ります。
引き続きお付き合い、よろしくお願いします。


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星の欠片、月の雫 4





事故?


・・・・・「事故って・・・どういう事?」

--- 詳しくは知らないんだけど、秘書課の情報だから間違いはない---

・・・・・「どんな、どんな事故?」

--- 詳しくは、、、でも病院へ運ばれたらしい---



そうか・・・
夕べ戻ってこなかったのは、きっとそれが理由だ。


--- お前なら、室長繋がりで知ってるかと思ってたよ---

・・・・・「僕はなにも知らないよ」




午前中は、デスクで仕事の予定だ。

ユノに電話してみようか?
いや、もし病院だったら・・・

パソコンのキーボードを打つ手も止まってしまう。
キーボードの上に手を乗せたまま、ぼんやりと考え込んでいた。


その時・・・




--- あ、室長!---


フロアのどこからか聞こえた声に、ドアの方を見ると・・・

たった1日だけなのに、一緒に過ごしたあの夜とはまるで別人のような、
青い顔色で硬い表情をしたユノが、ドアの向こうから姿を見せた。


事情を知らない社員たちは、明るく声をかける。


--- 室長、おはようございます---

--- 室長、体調が悪かったんですか? 顔色があんまりよくないです。大丈夫ですか?---


ユノの表情は、あまり親しくない者でも分かるくらいにとても沈んでいた。


「いや、大丈夫だよ」

--- 室長、例の件でお話ししたいことが・・・---

「分かった、資料持って部屋に来てくれ」



ユノ・・・

彼の表情で分かる。

テミンのお姉さん・・・
ウンジュさんの事故が軽いものではなかったということ。

僕の視線に気が付いたのが、ユノが僕の事をチラッと見て、
でも何も言わず、そのまま部屋に入っていった。

それからユノは、1日休んだ分の仕事に追われていたようで、
僕は、午後から社外を回っていたせいもあって、1日社内で話すことは出来なかった。


一旦、社に戻って書類の整理をして・・・

退社時間を過ぎても、ユノの部屋にはいつも訪れる社員が後を絶たず、
少し待ってみたけれど、僕は社内で話すことは無理だと判断して、ユノを待たずに社を後にした。


大通りを歩く。
日もすっかり暮れて、空には綺麗な星と月が輝いていた。


ユノ・・・

心配だよ。
ユノもウンジュさんも・・・

その時、胸ポケットの携帯が震える。

慌てて取り出して見ると、ユノからだった。


・・・・・「もしもし、ユノ?」

「チャンミン、今どこにいる?」


いつもと違う弱々しい声に、自分の心がチクリと痛む。


・・・・・「会社の前の大通りだよ」

「ごめん、チャンミン、、、昨日連絡できなくて」

・・・・・「そんなこといいんだよ、それより・・・」

「チャンミン、話がある。今夜、家で待っててくれるか?」

・・・・・「うん、分かった。待ってるから」

「チャンミン、ゴメンな」

・・・・・「ユノ・・・」

「ん?」

・・・・・「遅くなってもいいから、、、待ってるから・・・」

「うん」


最後に一言そう言って、ユノの電話は切れた。


胸騒ぎがする。
何故だか僕の心が、訳もなく乱れ始めている。

そんなイヤな気持ちをかき消したくて・・・

ユノの好きなもの、作って待ってよう。
帰りにスーパーに寄って、いろいろ買い込んで家に戻ってからキッチンに立った。


明るく迎えてあげよう。
沢山美味しいものを食べてて、少しでも、ユノの気持ちが晴れるように。

僕が出来ることはそれくらいだから・・・



その夜、ユノが戻ってきたのは、
テーブル一杯に並んだ食事が、完全に冷めてしまった頃だった。


インターホンの音が静かな部屋に響いた。








40へつづく

読者の皆さま、おはようございます。

台風15号の進路がとても心配ですね。
関東方面にお住いの読者さま、今夜から明日にかけて十分にご注意ください。
被害なく過ぎますように。

そして、我らが推しのお2人♡
台湾の公演も終って、これでcircleコンはもう終わりってことなのかな?
あと2か月ほどで日本のツアーが始まるし、そろそろ準備にはいるのかしら?
あー楽しみ♥

ハイタッチのお知らせで一昨日はご飯がたべられなかったんですけど(笑)
昨日は、何とか野菜サラダ食べました。
あと、急にもろきゅう食べたくなって、キュウリ(3本入り228円)を大量にカットして、
ひたすらもろきゅう食べました(笑)

あ、もろきゅうって分かる?(笑)フフフフ



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星の欠片、月の雫 4





---ユノ! 大変なんだ!どうしよう、ユノ、、、---


ベッドのサイドテーブルの上に置いてあったユノの携帯から、
テミンの泣きそうな声が、隣りにいる僕にも伝わってきた。


「テミナ、落ち着け、どうした?」


半身を起して、テミンにゆっくりと答えるユノ。


--- 姉ちゃんが、姉ちゃんが・・・---

「ウンジュさんが、どうした?」

--- 昨日の夜、父さんとケンカになって、それで朝起きたら居なくて、、、
どこにもいないんだよ---


時計を見たら、朝の5時過ぎ・・・


「どこか、心当たりはないのか?」

--- そんなのないよ。だって、姉ちゃん韓国はほとんど知らないだろうから・・・
電話も通じないし、どうしようユノ・・・---

「分かった、すぐに行くから家で待ってろ? 分かったな?」


電話を切って、何かをじっと考えているユノ。


「チャンミン、ごめん、行ってくるよ」

・・・・・「どうしたの? 何かあった? テミン、、、でしょ?」

「ウンジュさんが居なくなったらしい。彼女、小さいころからずっとアメリカで育ってきたから、
ここでは本当に何も分らないと思うんだ。探してくるよ。ごめん、チャンミン」

・・・・・「うん、分かった。ユノ、気を付けて」


本心を言うと、僕の心中は穏やかではなかった。

過去だとしても、
ユノと彼女の間には、きっと友情ではない別の感情があったに違いないから・・・

けれど、慣れない国でいなくなってしまった人がいたら、
その人がどんな感情であれ大切な人ならば、ユノでなくても心配するに違いないから・・・

僕は精一杯の笑顔で、ユノにそう告げた。


でも、僕の心がユノに伝わったのか、
いや、僕が嫉妬心を顔に出してしまったのか・・・


ユノはギュッと僕を抱きしめて・・・


「後で連絡する。少し出社が遅れるかもしれないけど、待ってろ。
帰り、一緒に食事しよう、、、な?」


僕は、両腕をユノの背中に回して強く抱きしめ返した。


・・・・・「うん、待ってる」


ユノの温もりが僕を安心させてくれた。



一度自分の部屋に戻ってから、ユノはウンジュさんを捜しに出かけて行った。

僕はいつも通り出社してユノを待ったけれど・・・



結局、ユノとテミンはその日、会社に出てくることはなかった。



家に戻ってもユノからの連絡はなくて・・・


・・・・・「ユノ、、、」


隣りのユノの部屋も静まり返ってる。
彼女に何かあったんだろうか?

その日は心配で僕はなかなか眠ることが出来なかった。



次の日・・・


フロアに入って、デスクに座ろうとしたら後ろからキュヒョンに腕を掴まれて、
廊下の先のソファまで引きずるように連れてこられた。


・・・・・「おい! 何だよ、朝っぱらから・・・」

--- チャンミン、聞いたか?---

・・・・・「何を?」


大きなため息をついて、呆れ顔なキュヒョン。


--- 専務の娘だよ。この間来てただろ? 事故に遭ったらしいぞ---

・・・・・「事故?」








39へつづく

読者の皆さま、おはようございます。

ってか、いくら15周年だからといってハイタッチ会とか、、、
お知らせ読んだ時点でビックリしすぎでひっくり返りそうになった。(;´Д`)

ご飯も喉を通らないし(当選するとは限らないのに)
一夜明けたけど、動悸が治まらない。

暫く安静にしよう(笑)



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・・・・・「一緒にいてよ、一緒にいたい・・・」


本当は恥ずかしくて顔から火の出る思いだった。

でも、、、

どうしても今日はこの人と一緒にいたいと思ったんだ。

そういう、変な意味じゃなくて、
ただ、ユノと触れ合っていたいと、そう思ったんだ。

驚いた顔をして振り向くユノの顔を見て、


・・・・・「ダメ?」


きっと僕の顔は真っ赤になってるはず。
恥ずかしくて、ユノを真っすぐ見ることもできない。


「チャンミン、お前・・・」


ユノから腕をはずして、一歩下がった。
きっと、呆れられた。


・・・・・「ごめんなさい」


そう言って踵を返し、リビングに戻ろうとしたら、
後ろから腕を掴まれて、そのまま強い力で引き寄せられて、、、

僕の身体はくるりと向きを変え、ユノの腕の中にすっぽりと納まった。


・・・・・「ユノ?」

「お前、可愛すぎ、たまんない」

・・・・・「ユノ、、、」

「好きだよ、チャンミン。お前が好きだ」


この人のこういうところが好きだ。
僕が恥ずかしくて到底言えないことを、さらりと言ってのける。

そしてきっと・・・
僕が言わなくても、僕の心は理解してくれている。


けれど、今日は・・・
今日の僕は、とにかくこの人に甘えたくて・・・


・・・・・「僕も、ユノが大好きだよ。すごく好きなんだ」


そう言うと、ユノはそっと僕の身体を離す。


「知ってるさ、ずっと昔から知ってる。チャンミン、今日はここにいていいのか?」

・・・・・「うん」

「お前の嫌がることはしない」



それから僕たちは一緒のベッドで身体をよこたえる。

ユノが我慢してるのはとても伝わったけど、
僕たちは、沢山触れ合って、沢山キスし合って、そして、沢山抱きしめあった。

ユノの心の温かさまで感じられたようで、僕はとても幸せだった。

僕だって、ユノを愛してるから、
いつかはそういう風に、心だけじゃなく身体も繋がることが出来たらいいなって、、、

そう思ってる。


・・・・・「ユノ、ごめんね」

「ん? 何が?」

・・・・・「・・・・・」

「チャンミン、別に俺は急がない。お前の気持ちが俺に追いつくまで、いつまでだって待てるから」

・・・・・「ユノが好きなんだ、ホントだよ」

「分ってるよ、愛してる」



その夜は、フワフワした温かい白い羽根の中にいるようなそんな感覚で、
僕たちは抱き合ったまま眠った。


夢の中でも、僕たちは抱き合ったまま、
とても幸せな時間だった。






早朝、テミンからの電話が鳴るまでは・・・



---ユノ! 大変なんだっ! どうしよう、ユノ、、、---








38へつづく

読者の皆さま、おはようございます。

最近子供たちが、汗だくで帰ってきます。
昨日も、こころ。地方は日中とても暑かったです。
天気予報によると、今日からさらに暑さが戻るとか。

9月になったら頭の中は〝秋〟だと勝手に思ってしまってる(笑)


台風13号が心配ですね。
ライブが明日だから、今日向かうんだろうけど、
飛行機大丈夫なのかな?

無事にライブが成功しますように♪
参戦される方、お気をつけて行ってらっしゃい(*^^*)
楽しんできてくださいね。


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「俺がどれだけお前を好きか、今から教えてやる」


ユノ?


「来い」


僕の足が縺れるくらいの勢いで足を急がせて、寝室のドアを乱暴に開ける。
僕を先に押し込むと、ユノが後ろ手にドアを閉めた。


・・・・・「ユノ、どうしたの?」


ユノは僕の顔をじっと見つめたかと思うと、
何かを躊躇うように目を逸らして俯いてしまう。


・・・・・「ユノ?」


僕の問うような呼びかけに、ゆっくりと顔を向けて、


「テミンが、、、テミンがお前と組みたいって、そう言ってきた」

・・・・・「うん」

「あいつが自分からそんなこと言ったの初めてで、、、
あまり人に興味を持つような奴じゃなくて、だから・・・」

・・・・・「・・・・・」

「お前の事、すごく気に入ったんだと思う」


そう言いながら僕の頬を温かい掌でそっと包む。

ユノが何を言いたいのか、僕には分らなくて・・・


・・・・・「ちょっと生意気だけど、人懐っこくて可愛い・・・」


〝可愛いね〟

そう言おうとした瞬間、ユノの顔が見えなくなった。

少し冷たさが漂うユノの唇が、僕のそれに重なるか重ならないか・・・
そのくらいの至近距離で、、、


「心配だ、どんな奴にもお前を盗られたくない」


そう呟いてすぐ、、、その冷たさが僕の唇を覆う。


・・・・・「んん、、、」


押し付けるようなキスの後、
ユノの舌が僕の唇を割るようになぞって・・・

呼吸したくて少しだけ開いた隙間に待っていたかのようにユノが侵入してくる。


・・・・・「んっ、んんん、、ユ、、ノ、、、」


僕の頬に添えられていたユノの掌は、いつの間にか僕のシャツの中にあって、
僕の肌の上を滑らすように撫でている。


こんな感覚初めてで・・・

僕は驚いて、咄嗟にユノの胸を押しのけるようにドンと力一杯両手で押した。
勢い余ったユノは、体勢を崩して床に転げ落ちる。


・・・・・「ユ、ノ、、、やだ、、、何するの?」

「俺に触られるのがイヤか?」


手の甲で唇を拭いながら・・・


・・・・・「イヤじゃない、けど、でも・・・」


ゆっくりと起き上がりながら、
僕に熱い視線を投げつける。


「でも、、、なんだよ」


僕はユノの視線を受取ることが出来なくて、思わず目を逸らす。


・・・・・「お、男同士だし・・・」


今更何言ってんだろ?

そんなこと・・・
ユノを好きになった時から分ってるはず。


「チャンミン・・・」

・・・・・「と、突然で、、、イ、イヤとかじゃなくて、、、心の準備が、、、そ、その・・・」


しどろもどろな様子の僕を見て、ユノが俯いてフッと笑った。


・・・・・「ど、どうして笑うの?」

「ごめん、可愛くて・・・」


ゆっくりと僕の前に立ち、僕が怖がらないようにそっと僕の身体を胸に抱く。


「チャンミン、ゴメンな、驚かせて。でもな、俺はずっと前からそう思ってた」

・・・・・「・・・・・」

「お前を抱きたいってことだよ、、、分かるだろ? 好きなんだ。早く全部俺のものにしたい」


ぎゅっと抱きしめられてるから分かる。
ユノのそれが反応してること・・・


「あーーーっ! ダメだっ」


突然腕を緩めて僕から離れるように後退りして・・・


「帰るよ、おやすみ」


突然ドアを開けて、早足でリビングへ行くと鞄を手に取って玄関へ向かう。


・・・・・「ユノ!」


あとを追いかけて、玄関でやっとユノの腕をつかんだ。


・・・・・「泊まるって、、、」

「今日は戻るよ、お前もゆっくり寝ろ」


振り向いてドアを開けようとするから、
僕は咄嗟に、ユノの背中にしがみ付いた。

ユノの熱が僕に伝染したんだ。
きっとそうだ。


何だか今日は、独りで眠れそうにない。



「チャンミン?」

・・・・・「イヤだ、ユノ、、、帰らないでよ」


あんなに熱い気持ちをぶつけられたら、覚悟してない僕だって、
気持ちを持て余してしまう。


・・・・・「一緒にいてよ、一緒にいたい・・・」








37へつづく

読者の皆さま、おはようございます。

最近、高校生の娘の帰宅が遅くて、
(体育祭の準備をしているらしくて)
このところ、陽が落ちるのも早くなってきたので、すぐ暗くなるし、
心配で、毎日送り迎えをしている過保護な母です(笑)

3人目って本当に可愛いです。
上の2人は特に何とも思わないんですけど(笑)

今日も張り切って送って迎えに行こう! (笑)フフフ



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