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私の心の中のお話です。
ご了承ください。



※ このお話は、 『藍の月。』 の ユノさんとチャンミンの愛の一夜のお話です。



愛の月。





「チャンミン、ごめん、、、」


ベッドの隣で、天使のように柔らかい表情を浮かべて眠るお前。

久しぶりのチャンミンを、絶対に傷つけたくなかったのに、
途中から夢中になって、思うがままに揺さぶってしまった。

乱れた前髪をそっと流して、頬に触れる。
少し熱く上気しているのは、情事の名残なのか・・・


〝ユノさん、嫌いにならないで、、、〟


意識を手放す寸前、チャンミンが絞り出すように発した言葉・・・


俺は、いまだチャンミンを不安にさせているのだろうか、、、

なぁ、チャンミン。

どう言えば、どうすれば、
お前の心の中の不安を取り除いてやれるんだろう。


「愛してるよ、チャンミン」


丸い額にキスを落とす。


・・・・・「んんん、、、」


俺の冷たい唇の感触が、チャンミンを目覚めさせてしまったのか・・・


・・・・・「ユノさん?」

「チャンミン、辛くないか?」

・・・・・「うん、大丈夫、、、」


けれど、少し身体を動かすのも辛そうで、、、


「ごめんな、痛かったろ? ん?」


自分の気持ちが抑えきれなかったことを自覚している。


・・・・・「ユノさん、、、」

「ん?」


ゆっくりと、身体を俺に向けて腕を伸ばす。
その腕を受け取り、チャンミンの温かい身体を胸に収めた。


・・・・・「あのね、ユノさんが僕の中にいるとき、、、すごく幸せだった。
初めて、ユノさんに抱かれた時のこと、思い出した」


あの頃・・・

お前の気持ちが俺にないことを知りながら、俺はお前を抱いていた。
心が手に入らないなら、せめて身体だけでも、、、そんな風に思っていた。


「チャンミン、お前、まだ不安なのか?」

・・・・・「分からないんだ。自分がどう思ってるのか、、、」

「なぁ、初めて会った時の事、憶えてるだろ?」

・・・・・「うん、憶えてる。キムさんを待ってた」


ふっと笑いながら・・・


「お前、俺になんて言ったか、覚えてるか?」



〝セックスしようよ?〟



・・・・・「うん」


チャンミンが、いっそう俺にしがみ付く。


「俺さ、思うんだ。あの時のチャンミンも、今のチャンミンも、、、いつだってお前はお前でさ、、、」

・・・・・「うん」

「俺にとっては〝チャンミン〟はお前しかいなくて、、、あーっ、、、うまく言えないな。とにかく、、、」

・・・・・「・・・・・」

「出会ってからずっと、お前だけなんだ」

・・・・・「僕だけ?離れてる時も?」

「ああ、もちろん。お前だけとしか、セックスもしてない」


目を丸くしたチャンミンが、顔を起こし、俺をじっと見つめる。


・・・・・「ホント?」

「嘘はつかないよ。お前だけだ」


頭を引き寄せて、胸に抱え込んだ。


「お前に何も望むものはない。そのままでいてくれれば、それだけでいい。
ただ、1つだけ、、、」

・・・・・「うん、、、」

「俺を信じろ? それだけでいい」

・・・・・「それだけ、、、」

「そうだ、俺を信じるだけだ。信じ続けるだけだ」

・・・・・「信じる、、、ユノさんを・・・」

「出来るか?」

・・・・・「うん、ずっと信じてる」



人を信じることはきっと簡単だ。
けれど、その心を保つこと・・・信じ続けることは難しい。

けれど、きっと、俺たちなら越えられる。

出会ってから今まで、いくつもの辛い出来事を越えてきた。
これからもずっと・・・


2人なら、きっと大丈夫。



その時、、、
扉の向こうから、サランの声が聞こえた。

寂しそうに、チャンミンを呼んでいるように聞こえる。


「サランが呼んでるよ」


身体を起こそうとすると、チャンミンがそれを止めるように
俺の腕を掴んだ。



・・・・・「ユノさん、、、」

「どうした、チャンミン・・・」

・・・・・「・・・・・たい、、、」


「えっ?」

・・・・・「もう一度、、、」


〝セックスしよ?〟


潤んだ瞳で俺を見つめて微笑む表情は、まるであの時のチャンミンのようで、、、


「お前ってやつは、、、」


フッと苦笑いして、チャンミンと見つめあう。


「サラン、もう少し待ってろ」


身体を横に向けていたチャンミンを抱え上げて、
仰向けに寝かせる。

その上に跨り、唇を重ね合せる。


深く絡まる二つの舌、、、
唾液が交じり合う、、、


深く深く・・・

息苦しそうなチャンミンを、名残惜しく解放して・・・



「チャンミン、セックスしよう」



俺たちの2度目の夜が始まる

俺たちの2度目の人生が始まる




〝お兄さん、僕のタイプだよ〟


〝セックスしようよ?〟








愛の月。  ・・・ fin

読者の皆さま、おはようございます。
早朝から、何回も何回も、セッ、、、(;・∀・)スイマセン

本日の更新で、『藍の月。』全て完結いたしました。
長きに渡り、お付き合い下さった読者さまに、お礼申し上げます。

明日からは、お知らせいたしました通り、
「星の欠片、月の雫。」を更新させていただきます。
よろしかったら、今まで同様、お付き合いくださいね。



それでは、今日も1日いい日になりますように♪
いつもご訪問ありがとうございます。





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私の心の中のお話です。
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※ このお話は、 『藍の月。』 の ユノさんとチャンミンの愛の一夜のお話です。



愛の月。





「チャンミン?」




ある雑誌の特集で、「藍の月。」の取材を受けた。
今日だけは避けてくれと言ったのに、担当の奴、、、


--- 先生、仕事を選ぶのはまだちょっと早いかな~---

「うっせーよ、、、」


案の定、ソウルから戻ると、夜の11時を回っていた。
今日はクリスマス・イブ、、、


〝ユノさん、、、帰りにケーキを買ってきてくださいね〟


家の扉の前で、ケーキの入った白い箱を手に、溜息をついた。

チャンミンの作った料理を食べて、2人でゆっくり過ごしたいと、そう思っていたのに、、、
きっと、チャンミンは待ちくたびれてソファで眠ってる。


ベルを押さずに、俺は玄関の扉をそっと開いた。



リビングへと続く廊下も、そして、その先に見えるリビングにも、灯りがともっていない。
不思議に思いながらも、薄暗い廊下を歩き、リビングへと足を進めた。


「チャンミン?」


テーブルの上には、2人では食べきれない程の料理が、所狭しと並べられている。
真ん中だけぽっかりと空いているのは、きっとここにケーキを置くつもりなんだろう。

いつもの定位置には、サランのベッドの籐かごが置かれている。
けれど、サランの姿も・・・


「サラン?」


呼んでみるも、気配すらない。

ケーキの箱とカバンをソファにおいて、
俺は寝室に向かった。


ゆっくりと扉を開ける。
そこには、いつもと違う香りが漂い、数本のキャンドルが灯っていた。

そして、ベッドの上には・・・


「チャンミン、、、」


サランを抱きかかえて、穏やかな顔をして眠る愛おしい人・・・
きっと、待ちくたびれたんだろう。

乱れた髪をそっと流して、その頬に触れる。


「ごめんな、チャンミン、、、」

〝くぅぅん、、、〟


サランが、チャンミンの腕の中から這い出て尻尾を振っている。


「サラン、静かに、、、チャンミンが寝てる。おいで、、、」


手を差し出しサランを抱くと、俺は部屋を出ようと立ち上がった。


・・・・・「ユノさん?」


振り返ると、チャンミンが気だるそうに目をこすりながら半身を起していた。


「チャンミン、ごめん、、、起こしてしまったな」


サランを抱いたまま、もう一度ベッドに腰を下ろす。


・・・・・「お帰りなさい、ユノさん、、、」

「ただいま。遅くなって、、、せっかくのご馳走が冷めてしまったな」


そういうと、チャンミンは、首を横に何度も振って、、、、


・・・・・「そうじゃない、僕が待ってたのは、、、」

「ん?」

・・・・・「僕、ユノさんにプレゼントがあって、、、」

「プレゼント?」

・・・・・「うん。こっち向いて、、、」

「ん?」


その刹那、、、チャンミンの掌がふわりと俺の頬を包み、唇が重なる。

触れるだけの優しいキス、、、
離れてゆくと、冷たい空気が唇をかすめた。


俺の手から、驚いたサランが這い出て、
扉の隙間から、部屋を出て行った。



可愛い、、、

自分から仕掛けておいて、恥ずかしそうに俯いている。


「キスがプレゼントか?」


俺たちの唇の隙間は数ミリ、、、


・・・・・「違うよ、あのね、、、僕、、、だよ」

「えっ?」

・・・・・「僕がクリスマスプレゼントだよ」


正直、チャンミンと一緒に暮らすようになってから、
俺たちはそういう意味での繋がりは皆無だった。

触れ合うだけのキス
繋ぐ掌
絡める腕

それだけでも、俺は十分チャンミンの愛を感じていた。
不満はなかった。


だから、チャンミンのこの言葉に、驚きを隠せなかった。


・・・・・「イヤ? 」

「チャンミン、お前、、、」

・・・・・「ユノさん、、、僕、ずっと考えてた。言い出せなくて、、、」

「・・・・・」

・・・・・「僕は汚れてるから、ユノさん、、、イヤなのかもって、、、触れてくれないのかもって・・・」


さっと、俺から離れて、また俯いてしまう。


「バカ言うな、お前のどこが汚れてる? 」


心の中で、いまだ自分の過去と葛藤している。

日々、同じ時間を過ごす中で、少しずつ心の整理ができているとはいえ、
チャンミンの傷は根深い。


「チャンミン、顔を見せて?」


俯いた顔を、少し強引に上げさせる。
案の定、大きな瞳に涙を溜めて、、、


「お前は綺麗だ。汚れてなんかないよ」

・・・・・「ううん、僕は、、、」

「チャンミン、、、」


チャンミンの言葉を打ち消すように遮る。


「そんなことしなくても、愛し合ってる自信があった。
ただ、傍に居てくれるだけでいいって、、、そう思ってた」

・・・・・「ユノさん、、、」


いつか時間が経てば、、、
いや、そんな繋がりがこの先一生なくても、何も変わらないとそう思っていた。


けど、、、
本当は、、、


「でも本当は、、、お前に触れたかった」


心のどこかで、触れるのを恐れていた。
チャンミンの心の傷をえぐってしまうんじゃないかって・・・


「お前の身体に、俺のしるしを、、、俺のもんだってしるしをつけたかった」


そう、俺はお前に触れたかったんだ。


・・・・・「ユノさん、ホントに?」

「ああ、ほんとだよ」

・・・・・「消えないように、ユノさんのしるし、、、消えないようにつけてほしい、、、」

「俺が、怖くないか?」

・・・・・「怖くなんてないよ。だって、ユノさんだもん、、、」




チャンミンをベッドに沈め、上から見下ろす。
潤む瞳は、俺をじっと見つめている。

チャンミンのシャツのボタンを1つずつ外してゆくと、
白く肌理の細かな美しい肌が、露わになる。

指をスーッと滑らせる。


「綺麗だ」


恥ずかしそうに、顔を横に向けて瞳を泳がせてる。


「チャンミン、こっち向いて? 俺を見ろ」


ベッドの脇に立ち上がり、自分が身に着けていたものすべてを脱ぎ捨てた。


「チャンミンも見せて?」



キャンドルの薄明かりが灯る部屋。
チャンミンの美しい姿が、ほんのりと明かりに照らされる。


・・・・・「は、恥ずかしい、、、」

「ほら、隠さないで、、、俺に見せて?」


白いシーツの上に、美しいチャンミンの身体を縫い付けた。







2へつづく

読者の皆さま、おはようございます。

今日から3話、『藍の月。』番外編をお送りいたします。
クリスマスイヴの2人の愛の夜の物語です。

皆さんにお聞きしたところ、このまま続けて更新希望の方、今年のクリスマスに希望の方、
どちらも沢山居てくださったので、自分では決めかねました。
なので、ここは多数決で決めさせていただきました。

クリスマスに、、、と希望してくださった方、申し訳ありません。
代わりに、今年のクリスマスには、こころ日和。のお話の中の2人で、
クリスマス番外編を書いてみようかと思ってます。
それを楽しみにして頂けたらと思います(^^♪

※ 明日の2話は鍵記事です。
指定のパスワードを入力してお部屋に入室してください。お待ちしています。


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