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午後のひととき、、、
お昼のミニホミン劇場でお楽しみください(^-^)




私の心の中のお話です。
ご了承ください。



レンタル彼氏。1





5分ほど歩いて、俺達はその観覧車の下に辿り着いた。
もう、陽が落ちているからか、昼間のような家族連れはいない。

その代わり、その観覧車に乗ろうと列を作っていたのは、
カップルばかりで、、、

不思議に思いながら、列の最後尾に並んだ。


「なぁ、チャンミン」

・・・・・「はい」

「なんかさ、カップルばっかだな」

・・・・・「そ、そうですね」


見上げた観覧車は、昼間とは全く違う顔をしていて、
キラキラとイルミネーションが光って、幻想的な姿をしている。

一番高いところは、どんな気分なんだろう。
ふっと、、、昼間のチャンミンの様子が思い出された。

高いところ、大丈夫なのかな?


「なぁ、お前、高いところ大丈夫なのか?」

・・・・・「えっ? どうしてですか?」

「だって、昼間、これに乗ろうって行った時さ、乗り気じゃ無かったろ?」

・・・・・「高いところは、、、大丈夫です」

「・・・・・」

・・・・・「それに、乗り気じゃなかった訳でもなくて、、、」


チャンミンが、理由を話そうとした時、、、


--- 次の方、どうぞ---


意外に早く順番が回って来て、
俺達は急いでゴンドラに乗り込んだ。


「結構ゆっくりだな」


外から見ているよりも、ゆっくりと感じるスピードで、
ゴンドラは高く昇ってゆく。

次第にパークの景色が見えてきて、、、


・・・・・「わぁ、綺麗、、、」

「ホントだ」


パーク全体が、美しい1つの作品のようにイルミネーションされている。
暫くその景色を2人で静かに眺めていた。

そして、ふっと思ったのは、、、


「あぁ、、、もしかして、これが見たくて? 」

・・・・・「え?」

「だって、夜にならないとこの景色は見られないもんな」


なるほど、、、と、何度も小さく頷いていると、、、


・・・・・「違います、そうじゃないんです」

「ん?」

・・・・・「実は、、、」


その時、、、隣のゴンドラが水平に視界に入ってきて、、、


「おっ、チャンミン、てっぺんかも!」


窓から覗き込むと、足が竦みそうな高さ。
俺達のゴンドラが、一番上になろうとしている所だった。

パークのもっともっと向こうの街の灯りまで見える。
その景色に、子供のように興奮して、、、


「ほらほらチャミンっ!! 見て見ろよっ!」


景色からチャンミンに視線を戻すと、、、


・・・・・「ユンホさん、あの、、、」

「ん?」

・・・・・「実は、この観覧車、ちょっとしたジンクスがあって、、、」

「ジンクス?」



〝この観覧車に乗った恋人は、強い絆で結ばれ、離れることはない〟



・・・・・「まぁ、ただの宣伝だと思うんですけど、、、」

「・・・・・」

・・・・・「でも、ユンホさんと来れたらなって、、、」


恥ずかしそうに、俯きながら、、、



どうしてもここに来たかった理由も、
昼間に観覧車に乗りたがらなかった理由も、

そのためだったのか?


・・・・・「この綺麗な夜景を見ながら、頂上で愛を誓うと、その恋は成就するって、、、」

「チャンミン、、、」

・・・・・「ごめんなさい、そんなことでこんなところまで、、、」

「そんなことないよ」


チャンミンと向かい合って、その手を取る。


・・・・・「ユンホさん?」

「ほら、もう頂上だし、早くしないと、、、」

・・・・・「あっ、、、えーっと、、、」


握ったチャンミンの手から、動揺が伝わってくる。

もう、俺達のゴンドラは、
頂上に到着していて、すぐにも降りて行きそうだ。


俺は、その手をグッと引き寄せた。


・・・・・「あっ、、、」


一瞬、ゴンドラが小さく揺れた。


「大丈夫、、、」



ゆらゆらと小さく揺れるゴンドラの中で、俺はチャンミンを抱きしめて、
そっとキスをした。


「誓いのキス、、、これで大丈夫だろ?」


チャンミンは、嬉しそうに笑って小さく頷いた。









〝貴方の理想の恋人、レンタルします〟



あの1通のメールが、俺達の出会い。

冗談みたいで嘘のような話だけど、
本当で本物の話。

こんなこと、いい大人の俺が言うのはおかしいかもしれないけど、、、
俺とチャンミンの出会いは、きっと運命だったんだと思う。



「これからもよろしくな、チャンミン」

・・・・・「こちらこそ、ユンホさん」



2人の乗ったゴンドラが地上に降りるまで、後少し。
その時間を惜しむように、俺たちは何度も何度もキスをした。




・・・・・「そう言えばユンホさん、知ってます?」

「ん? 何?」

・・・・・「ヒチョルさん、、、」

「ヒョン?」

・・・・・「レンタル恋人のバイト、始めたんですよ?」

「えっ? マジで?」








ミニホミン劇場。 レンタル彼氏。 ・・・・・ Fin

読者の皆さま、こんにちは。
本日の33話で、レンタル彼氏。完結しました。

最後までお付き合い下さった皆さま、ありがとうございました。

あと、ramchy さん、コメント皆勤賞です(*'▽')パチパチ
特にこのお話は読者さまからの反応があまりなかったので、
コメントを書くのも大変だったのではと思います。
とても励みになりました。
ありがとうございました♪

お話のあとがきとして、少し。

2人が最後に乗った観覧車は、『真夜中の観覧車。』というお話に出てきたあの観覧車です。
気がついて下さった読者さま、居てくださったかな?(^^♪

さて、明日からのお話ですが、
まだ何も考えてなくて・・・

もしかしたら、お昼の更新が止まるかもしれませんが、
良かったら覗きに来てください。

朝の更新は完結まで続けます。





それでは、本日はこのへんで。
いつもお部屋にご訪問ありがとうございます♪





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午後のひととき、、、
お昼のミニホミン劇場でお楽しみください(^-^)




私の心の中のお話です。
ご了承ください。



レンタル彼氏。1






・・・・・「凄かったですね! 僕、もう1回乗りたいな~」

「俺ダメ、、、無理、、、」


子供の頃から苦手だった。
天も地も分からなくなるくらい、何度も何度もくるくるくるくる・・・・・


「俺、酔ったかも、、、」

・・・・・「ふふ、少し休憩しましょう」

「ん、、、」


悲鳴のような絶叫が響くジェットコースターを背に歩き出す。


・・・・・「ユンホさん、もうお昼回ってます」

「ん、、、そう言えば腹減ったな」


朝、急いでて、ロールパン1つかじっただけだった俺は、
空腹を実感した途端、ぐぅ、、、と腹の虫が鳴る。


・・・・・「ふふ、、、お弁当食べましょうか」

「ん、そうしよう。腹の虫が鳴いてる」


少し歩いた先にある緑の芝生が広がる場所。

大きな樹木の下にあるベンチに並んで座ると、
チャンミンがごそごそと荷物を広げる。


「すげぇ、、、美味そう」

・・・・・「はい、どうぞ、ユンホさん、、、」


さっとおしぼりを広げて俺に差し出す。
冷えたおしぼりが、とても気持ちいい。


「朝から大変だったろ?」


色とりどりのおかずが、大きな弁当箱にぎっしりと並んでいる。
どれもこれも美味くて、、、


・・・・・「いいえ、そうでもないですよ」

「マジ美味かったよ。御馳走さま、チャンミン」


綺麗にすべて平らげると、
チャンミンはとても嬉しそうに微笑んだ。


ベンチから立ち上がって、腕を上げて背伸びする。
沢山の家族連れやカップルが、俺達と同じように芝生の上で弁当を広げてる。

子供たちが楽しそうに声を上げて駆け回るっているのを見ると、
自分まで楽しい気持ちになってくる。

青い空が遠くまで広がっていて、深呼吸すると夏の香りが身体中に広がった。


「んーーーっ、、、腹もいっぱいになったし、これからどうする?」

・・・・・「僕、このお化け屋敷に、、、、」


チャンミンが、入り口で手渡されたパークの地図を広げて、
キラキラした目で俺を見る。


「お化け、、、、ちょ、、、それは、、、」


ベンチに座り直して、チャンミンと一緒に地図を覗き込んだ。


・・・・・「ここです。ここのお化け屋敷、超リアルですっごく怖いって、、、」

「なぁ、、、チャンミン。お化け屋敷はやめて、ここ行こう」


お化け屋敷なんてとんでもない。
どうにか避けなければ、、、

俺は、地図の中でパッと目についたところを指差した。


「ここ、よくない? 」

・・・・・「あっ、、、」

「ほら、駐車場から見えてただろ?デカかったよ」


それは、なんてことのない、
こういうところには必ずある観覧車、、、


・・・・・「あーっ、ここは、、、」

「何? 」

・・・・・「と、とにかく僕は、ここに行きたいんです」


様子がおかしい。
もしかして、高所恐怖症とか?

いやいや、さっき絶叫マシンに乗って、腕上げて喜んでたし、、、

チャンミンは、そそくさと空になった弁当箱を片づけると、
リュックを背負ってベンチから立ち上がる。


・・・・・「行きましょう、、、」


俺のことは目もくれず、
さっさと歩き出したチャンミン。


「お、おい! 待てって!!」


慌ててチャンミンの後を追った。


結局、、、

強引に腕を引かれてお化け屋敷に連れていかれた俺。
ようやく暗い館内から表に出た時には、ぐったりと疲れ切っていた。

チャンミンは、とても楽しかったようで、
歩きながらも、ああだったこうだったと嬉しそうに話していた。

その後も、敷地内に併設されてる博物館や資料館なんかを回って、
気が付くと、もう陽が落ちて、辺りは太陽の光に代わって、明るいイルミネーションに照らされていた。


「楽しかったな、チャンミン」

・・・・・「はい、とっても」

「また来ような」

・・・・・「はい」

「よし、、、じゃあ、帰り何か美味いもんでも食って、、、」


パークの出口に向かって歩きながら、
夜飯の事を考えていると、さっきまで隣にいたチャンミンの姿がない。


「あれ?」


振り向くと、チャンミンは足を止めてどこか遠くをじっと見つめている。


「どした? チャンミン?」


チャンミンは、視線はそのままで、、、


・・・・・「ユンホさん、あと、1つだけ乗りたいのがあるんです」

「えっ?」

・・・・・「付き合ってもらえますか?」


チャンミンの視線のずっと先、、、
昼間とは違う、綺麗なイルミネーションに飾られた大きな観覧車があった・・・







33(完結話)につづく

読者の皆さま、こんにちは。
お昼のミニホミン劇場も、明日で完結します。
最後までお付き合い、よろしくお願いします。


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レンタル彼氏。1






・・・・・「友人からレンタルしてきました」

「えっ? レンタル?」

・・・・・「ふふ、、、車です、車」

「あ、あぁ、、、うん、、、」


最近流行りのオシャレなコンパクトカー。
チャンミンが友達から借りてきたその車の助手席に乗り込む。


・・・・・「シートベルト、して下さいね」

「おぅ、、、」


カチッとシートベルトをすると、
チャンミンはニコッと笑って、、、


・・・・・「じゃあ、出発します」

「ん、、、」


車はゆっくりと動きだした。




こんな風に、ゆっくりとどこかに出掛けるのは久しぶりだ。

車の窓を少し開くと、優しい風がフワリと入り込む。
天気もいいし、気分は最高だ。

隣りを見ると、オーディオから流れている音楽に合わせながら、、
鼻歌を歌ってるチャンミンが居る。

なんだか楽しそうだ。

バイトでとても疲れていたけれど、チャンミンは喜んでるし、
やっぱり来てよかった。


・・・・・「ユンホさん」

「ん?」

・・・・・「もしお疲れなら、少し眠っててくださいね」

「ん、サンキュ、、、」


賑やかな街の中を抜けて、
田舎道を走ってゆく。

少し空気が涼しく感じる。

燦々と降り注ぐ陽の光に眩しさを感じて瞼を閉じると、
車の微妙な揺れが、とても気持ちよくて、、、、





・・・・・「ユンホさん?」

「ん、、、、」

・・・・・「ユンホさん、着きましたよ」


俺を呼ぶ声に、意識を呼び戻されて、
ゆっくりと瞼を開く。


「ん? 」


倒されたシート。
優しい笑みを浮かべながら、俺を覗き込んでいるのは、、、


「チャンミン?」

・・・・・「ユンホさん、到着しました。大丈夫ですか?」

「もう着いたのか?」


起き上がろうと身体を起こしかける。

俺の目の前からチャンミンが身体をずらすと、
フロントガラスから降る光が眩しくて、思わず手の甲で光を遮った。


「ごめん、、、」


ここまで、1時間は掛かってる。
チャンミンに運転を任せてすっかり眠ってしまっていた。


・・・・・「大丈夫です。とっても気持ちよさそうに眠ってたから、、、」

「寝言言ってなかったか?」

・・・・・「ふふふ、、、」


身体を起こして辺りを見ると、
広い駐車場に、沢山の車が並んでいる。


・・・・・「夏休みだから、家族連れが多いみたいですね」


少し離れた青い空に、大きな観覧車が見える。
駐車場に居ても、賑やかな声が耳に届いてくる。

子供の頃、両親に連れて行ってもらった遊園地を思い出した。
あの頃の楽しかった思い出が、頭の中を過る。

正直、乗り気ではなかったテーマパーク。
けど、子供の頃のあのワクワク感と同じ気持ちが、フツフツと湧いて来るような気がした。


「よしっ! チャンミン行こう!」

・・・・・「はい」


車のドアを開けて外に出ると、
賑やかな子供の声と共に、夏の虫たちの賑やかな鳴き声が空に響いている。


リュックを背負って、大きなクーラーバックを手にしたチャンミン。
そのバックを受け取り、チャンミンの手を握る。


「ほら、行くぞ」


今から始まる2人の時間を想像して、
俺は胸を高鳴らせていた・・・








32へつづく

読者の皆さま、こんにちは。

最近、眠い眠い病に罹っています(;・∀・)
とにかく眠くて、朝はふつうに起きることは出来るけど、
1時間ほどしたら急に睡魔が私を襲います。

なんとか根性と気合で、午前中は家事をしながら乗り切るのですが、
午後は絶対に睡魔には勝てません。

昨日も、そろそろ夜の更新を再開したいなと思って、
KISSをちょうだい。 の続きを書いていたのですが、
気がついたらキーボードの上で顔を伏せて眠ってました(笑)

で、ディスプレイを見ると、

ままままままままままままままままままままままままままままままままま  って(笑)

夜更かしを止めて早めにお布団に入るように心がけます(;・∀・)アハハ





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午後のひととき、、、
お昼のミニホミン劇場でお楽しみください(^-^)




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レンタル彼氏。1







--- ユノ、頼むよ。助けてくれよ? ---


数日前、大学の友人に泣きつかれた。


「他当たれよ」

--- そんなこと言わずに、、、な? 頼むよ~お前だけが頼りなんだよ~ ---


友人のバイト先の引っ越し業者が、
人手不足で困っているらしい。


--- 依頼が重なっちゃってるらしくて、、、その上、バイトがバタバタと辞めちゃってさ。困ってんだよ。
3日間だけでいいからさ、、、な? ---


頭を下げられたら、断り切れなくて、、、




という訳で、、、


ここ3日間、朝から晩まで激しく働いた。
まぁ、俺も生活が楽なわけじゃないし、チャンミンとのデート代も稼ぎたかったってこともあって、、、


に、、、しても、ハードすぎ。
俺、運動不足なのかな?

とにかく、俺は疲れていた。


その日はバイトの最終日。

仕事を終え、ようやくアパートに戻って来た。
扉を開けて、ソファに身体を投げ出したと同時に、携帯の着信音が響く。


・・・・・「もしもし? ユンホさん?」


応答すると、電話の向こうからチャンミンの声、、、


「ん、、、」

・・・・・「今、大丈夫ですか?」

「いいよ、、、」

・・・・・「あの、明日なんですけど、、、」



明日?

そう言われて、ハッと気が付く。
テーマパーク、、、明日だったっけ、、、


・・・・・「迎えに行きます。何時ごろがいいですか?」

「うん、、、お前の都合に合わせるよ」

・・・・・「早く起きてお弁当を準備するので、10時くらいでもいいですか?」

「あぁ、、、」

・・・・・「じゃあ、10時に、、、」

「ん、、、」

・・・・・「・・・・・」


ソファに投げた身体が、怠くて、、、
見上げた天井がぼやけている。

そうとう疲れてんだな、俺、、、


ぼんやりとそんなことを考えていたら、
電話の向こうのチャンミンが、黙り込んでいることに気が付いた。


「チャンミン?」

・・・・・「・・・・・」

「どした?」

・・・・・「怒ってますか?」

「えっ?」

・・・・・「この前、大学のカフェで、、、」


ぼんやりした頭をフル回転させて、記憶を辿る。
もしかして、、、ヒョンのことか?


あれから数日。
忙しくて会えなかったけど、電話は欠かしてない。

後になって考えたら、自分の嫉妬が恥ずかしくて、、、
出来るだけ普通に、何もなかったかのように接して来たけど、、、


やっぱり気にしてたんだな。


「ごめん、ちょっと疲れてて、、、ほら、話しただろ? 例のバイトがハードでさ」

・・・・・「・・・・・はい」

「あぁ、そうだな。怒ってはいないけど、、、」

・・・・・「・・・・・」

「嫉妬はした」

・・・・・「ユンホさん、、、」

「怒ってないよ。な?」

・・・・・「ごめんなさい」

「何もお前が謝らなくったっていいって、、、」

・・・・・「でも、、、」

「俺こそごめん。疲れてて、いい加減な返事して、、、」

・・・・・「ユンホさん。お疲れなら、明日の予定はまた今度の機会に、、、」



反省した。

小さな声で、俺を気遣うチャンミンの言葉に、
申し訳ない気持ちでいっぱいになった。


「何言ってんだよチャンミン。明日、楽しみにしてる」

・・・・・「・・・・・」

「待ってるから、、、」

・・・・・「・・・・・」

「お前の顏、見たいし、弁当も、、、」

・・・・・「・・・・・」

「なっ?」

・・・・・「はい」



消え入りそうな声で、そう返事したチャンミンは、
次の日、10時きっちりに俺のアパートに現れた。




・・・・・「おはようございます。ユンホさん、、、」


爽やかなブルーと白のボーダのTシャツに、
細身のデニムをロールアップしている。


可愛い、、、、


「お、おはよ、、、」


疲れでボーっとしていた頭が、
チャンミンを見て、ようやく目覚めた。


・・・・・「もう出られますか?」

「ああ、ちょっと待って、、、」


慌てて玄関から部屋に戻り、
ソファの上のカバンを手にする。

ついでに、テーブルの上の食べかけのロールパンを口に押し込んで、、、



「さぁ、行こうか、チャンミン」

・・・・・「はい、ユンホさん、、、」



アパートを出て、眩しい空を仰ぐ。

夏の空は、雲一つなく青く澄んでいた・・・・・






31へつづく

読者の皆さま、こんにちは。

昨日は更新時間を間違ってしまってすいませんでした。
読みに来てくださった皆さん、ありがとうございました。

お盆休みも終わりましたね。

買い物へ行くと、洋服も秋色になっていて、
スーパーのお菓子売り場も、栗やサツマイモのお菓子が並んでいました。

季節の移り変わりを感じます。
そうしているうちに、ツアーも始まるね(*'▽')アータノシミ
15周年を皆で大いに盛り上げたいです♪


それでは、本日はこのへんで。
いつもお部屋にご訪問ありがとうございます♪





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・・・・・「ユンホさんっ! お待たせしました」

「いや、俺も今来たところ」


シュワシュワと泡が湧くコーラの入ったグラスを手に、
チャンミンは現れた。


向きあって座ると、チャンミンは早速背中から降ろしたリュックの中から、
1冊の雑誌を取り出す。

ペラペラとページを捲って、ハッと大きく目を見開くと、
手を止めてにっこりと笑った。


・・・・・「あった、、、ここです」


テーブルの向こうから、俺に見やすいように雑誌をくるりとさかさまにして差し出す。


「どれどれ、、、」


受け取って見ると、、、


〝今、話題の楽しくオシャレなテーマパーク〟


そんなタイトルと共に、
ソウルから少し離れた場所に出来た、最近人気だというテーマパークの話題が、
見開きのページにぎっしりと書かれている。


「で、ここに行きたいの?」

・・・・・「はい」

「・・・・・」


正直、こういうところって家族連れとか恋人同士とか、、、
いや、まぁ、俺達も恋人なんだけど、、、


・・・・・「ダメですか?」

「い、いや、、、お前が行きたいならいいけど、、、」

・・・・・「どうしても乗りたいのがあるんです」


数日前、チャンミンにデートに誘われた。
お互いの気持ちを知って、始まったばかりの俺達。

勿論、断る理由はないから、軽く返事したけれど、、、


・・・・・「僕、お弁当作って行きますね」

「うん」

・・・・・「あーっ、楽しみだなぁ」


雑誌を見つめながら、チャンミンは目を輝かせてる。
子供みたいだ。

ふふふ、、、可愛いな。

チャンミンは、知れば知るほど魅力的で、
レンタル恋人のアルバイトでは、とても人気で何度も指名してくる女もいたとか。

分かる気がする。
男の俺でも、〝可愛い〟なんて思ってしまうんだから、、、




しかし、テーマパークねぇ、、、

嬉しそうに、雑誌を食い入るように見つめているチャンミンを見てると、、、




まっ、いいか、、、


そう思ってしまう俺。
惚れてんな、、、完全に、、、




「弁当、楽しみにしてる」

・・・・・「はい。ユンホさんは、何が好きですか?」

「そうだな、、、俺は、、、」


うーん、、、と、考えるふりをしつつ、
エプロン姿でキッチンに立つチャンミンを想像していると、、、



--- おっ、、、お2人さん! ---



その声にハッと我に返る。


・・・・・「ヒチョルさん!」

「ヒョン、、、」


派手な色のシャツに、細身のデニム。
長めの髪をかき上げながら立っていたのは、ヒョンだった。


--- チャンミン、ユノに泣かされてないか?---


そう言いながら、チャンミンの隣りに腰を下ろす。


・・・・・「はい。ユンホさんはとても優しくしてくれます」

--- ほんとかよ、ユノ、、、---

「ヒョン、、、」


ヒョンとチャンミンは、とても気が合うらしく、
大学内でも時々お茶や食事を一緒にしたりしている、、、らしい。


--- おっ? デートの計画? ---

・・・・・「そうなんです。僕、ここに行ってみたくて、、、」

--- あぁ、、、知ってる知ってる。例の、、あれだろ?---

・・・・・「あーっ、、、ダメですっ! 言っちゃダメっ!!」


なんだなんだ?

何か言おうとしたヒョンの口を、
チャンミンは、慌てた様子で掌で塞ぐ。

なに俺の前でイチャついてんだよ、、、


--- あはは、分かってるって、、、---

・・・・・「ヒチョルさん、、、意地悪です」

--- けど、こいつだし、、、---

・・・・・「念のためですって、、、」


2人仲良くへらへら笑ってて、、、
なんだよ、おもしろくねぇな。


--- そう言えばさ、チャンミン、聞きたいことがあってさ---

・・・・・「はい。なんでしょう?」

--- 例のあの件、、、この前電話で話した---

・・・・・「あぁ、そのことなら、、、」


俺の目の前で、俺には全く分からない話を延々と続ける2人、、、
マジ、つまんねぇ、、、


「俺、帰るわ、、、」

・・・・・「えっ?」


いくら、全信頼を寄せているヒョンでも、
嫉妬するもんは嫉妬すんだよ。


テーブルの上のオレンジジュースをズルズルと最後まで飲み干して、
鞄を手に立ち上がる。


・・・・・「ユンホさん?」

「じゃあ、、、ヒョン、失礼します」


バイトの時間までは、まだ少しあったけど、
その場に居た堪れなくなった俺は、ヒョンに向かって小さく頭を下げて、2人を背にその場を後にした。








30へつづく

読者の皆さま、こんにちは。

すいません(>_<)
更新時間間違えて設定してました。


時間通りに見に来てくださった読者さま。
すいませんでしたm(_ _)m






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