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私の心の中のお話です。
ご了承ください。




一夜。





あれ?


マンションの扉を開くと、
いつもは薄暗く冷たい空気だけが支配するその空間は、
煌々と灯りが灯されていて、漂う空気が温かい。

鼻に届くいい香りは、忘れていた空腹感を思い出させた。


けれど、何よりも俺の顏をほころばせたのは、、、



・・・・・「お帰りなさい、ヒョン」


リビングに向かうと、そこに居たのは、
表情を変えることなく、あくせくと部屋の片づけをしている、愛しい俺の恋人チャンミン。


「どうした?」

・・・・・「別に、、、」


こちらを見る事もなく、置きっぱなしの雑誌を片づけたチャンミンは、すました顔をしてキッチンに向かう。
そして、次々とテーブルの上に美味そうなおかずを並べだす。


・・・・・「ヒョン、早くシャワー」

「・・・・・」

・・・・・「冷めちゃうから、早く」


促された俺は、触れたくて伸ばしかけた手を引き戻し、
言われるがままシャワー室に向った。


温めのシャワーを浴びながら、チャンミンの顏を見るのはどの位振りかと考える。

最近、俺たちは個人活動で忙しくて、
長い間顔も合わせていなかった。

時折電話で話すこともあったけれど、
お互い時間のすれ違いもあって、まともに話も出来ていない。


「ふぅ、、、」


今日も1日、一息つく暇もなかった。
こんな日は、ろくに食事も摂らず、シャワーを浴びたらベッドに直行なんだけど、、、

きっと、俺の身体を心配して、忙しい合間を縫って来てくれたんだろう。
そう考えると、1秒でも早くチャンミンに触れたくて、
俺は急いでシャワーを終え、リビングに戻った。


・・・・・「あーっ、もう、何やってるの?」


慌てて戻ってきた俺を見て、
顔を顰めて足早に近づいてくる。

手に持っていたタオルを俺から乱暴に奪うと、
濡れたままの俺の髪を優しく拭い始めた。


・・・・・「いつも言ってるでしょ? ちゃんと乾かさないと風邪引くって、、、」

「ん、、、ゴメン」


チャンミンの香りがする。
久し振りのその香りは、疲れていた俺の身体と心にジワリと染みてゆく。


「チャンミン、、、」

・・・・・「あっ、、、ヒョン、、、」


たまらず腕を伸ばして、チャンミンの身体を引き寄せる。


・・・・・「ちょっ、ヒョンっ!」

「チャンミン、、、」

・・・・・「ダメだって、ほら、ちゃんと、、、」

「会いたかった」


チャンミンの首筋に顔を埋め、その感触を確かめる。
暫く抵抗していたチャンミンは、気がつけば手を止めて動かなくなった。


・・・・・「ヒョン、、、」

「ん?」


チャンミンの腕が、ゆっくりと俺の背中に回される。


・・・・・「痩せすぎだよ」

「えっ?」

・・・・・「知ってるでしょ? ペンたちが心配してます」

「ん、、、けど、初めてのソロだしな。カッコいい姿を見せないとな」

・・・・・「何もしなくても、ヒョンはそのままでカッコいいよ」

「そっか」

・・・・・「ん、、、」


俺たちは、暫くの間そのまま何も言わず抱きあっていた。
離れていた間の寂しさを埋めるように、、、


それから、チャンミンの手料理を堪能しながら、
それぞれの近況を報告し合う。

お互い、バラエティ番組の出演をいくつかこなし、
俺は6月に初めてのソロアルバムを準備中だ。


・・・・・「順調に進んでる?」

「ん、、、頑張ってる」

・・・・・「僕がいなくても大丈夫?」


手にした箸の動きを止めることなく、
チャンミンは冗談めかして俺にそう問う。

本当は、〝大丈夫だよ〟 と、言わなきゃいけないんだろうけど、、、


「大丈夫じゃない」

・・・・・「えっ?」


チャンミンの視線が、テーブルの上のおかずから、俺に動く。


「お前がいないのは、正直寂しいし、、、怖いよ」

・・・・・「ヒョン、、、」

「けど、やると決めた以上は全力でやらないとな」

・・・・・「・・・・・」

「東方神起の、、、チェガンチャンミンのヒョンとして、最高にかっこよく決めないとな」


テーブルを挟んで、俺を見つめるチャンミンと視線を重ねる。
ふっと頬を緩ませると、チャンミンは俺につられるようにして表情を緩めた。


・・・・・「そうだよ、僕のヒョンとしてカッコよく決めてもらわないと、、、」


そう言うと、チャンミンは俺の好物のおかずを箸でつまんで、目の前の皿に放り込んだ。


・・・・・「ほら、いっぱい食べて、もっとカッコよくならなきゃ」

「そうだな」

・・・・・「けど、あんまり頑張りすぎないで、、、」

「・・・・・」

・・・・・「ヒョンはたまに度が過ぎる。ペンが凄く心配してる」

「あぁ、、、」


俺は、おかずを口に放り込んで、、、


「チャンミンを心配させない程度に頑張るよ」

・・・・・「うん、、、」





その夜、俺は久しぶりにチャンミンの香りに包まれて眠りに落ちた。




15年の長い歳月。
俺たちは、辛いことも悲しいことも共に支え合い励まし合い、時に叱咤しながら過ごしてきた。

最愛のパートナーであり、最大のライバルでもあった。

何時しかその存在は、自分の分身となり、
まるで、鏡を見ているかのように自分自身と重なり合った。


これから先、、、
今まで以上の困難が待ち受けているかもしれない。

けれど、俺たちは何も変わらない。
ただ、手を取り合って二人一緒に乗り越えていくだけ。


俺の未来へ、ただ一人連れて行くならチャンミン。
行けるところまで、お前と行きたい。

これからも、ずっと、、、





・・・・・「ヒョン、ヒョン」


深い深い眠りから覚めると、ベッド脇でチャンミンが俺を見降ろしている。


「チャンミン、、、」


布団から腕を伸ばしてチャンミンに触れようとすると、
俺の手をくるりとかわしたチャンミンは、、、


・・・・・「ヒョン、僕、これから仕事です」

「えっ? もう?」


半分寝ぼけ気味に身体を起こす。
見ると、チャンミンはすでにきちんと支度を整えていた。


・・・・・「朝ごはん、テーブルの上です」

「ん、、、」

・・・・・「あと、昨日のおかずの残り、冷蔵庫に入れてます」

「ありがと」

・・・・・「洗濯は済ませてます。あまりため込まないように」

「・・・・・」

・・・・・「じゃあ、、、」


言いたいことを早口で言い終えたチャンミンは、
くるりと踵を返し、寝室の扉に向かう。

ノブを手に掛け、半分扉が開いたところで、、、


「チャンミン」


チャンミンを呼び止めた。


・・・・・「はい?」

「忘れ物」

・・・・・「えっ?」

「行ってきます、のチューは?」


本気半分、揶揄い半分でそう言うと、
チャンミンは一瞬で顔を真っ赤に染めて、、、


・・・・・「ばっ、ばかっ、な、何を、、、」


大きな瞳をゆらゆらと揺らしながら、
そのまま扉の向こうに消えた。


「ふふ、、、」


チャンミンの気配が消えた寝室。


思っていた以上に、俺はチャンミン不足だったようだ。
疲れているはずなのに、今朝はとても心が軽い。

チャンミンをフル充電出来たか、、、な、、、


と、その次の瞬間。


カチャ、、、と扉が開くと、
さっき出て行ったチャンミンが再び姿を現す。


「チャン、、、」


小走りで駆け寄ってきたチャンミンは、俺が名前を呼ぶ隙も無いほどの早業で、
俺の頬に唇を落とし、そして慌てて部屋を出て行った。


「・・・・・」


暫くすると、玄関扉が閉まる音が小さく耳に届く。


きっと今頃、エレベーターの中で、
顔を真っ赤にしているんだろう。




チャンミン、、、ありがとうな。

俺、頑張るから、、、





そんな俺たちの、ある日の一夜、、、






fin

読者の皆さま、こんばんは。

少し前から、ユノの痩せすぎ問題(笑)に、
若干心配している こころ。です。
ソロ活の為なのか、、、とにかくあまりにも細くなっていて、
もうちょっと、ポチャっとしててもええんやで~と、日々痩せていくユノに、
そっと語り掛けております(笑)

最近、お2人でのお出ましが見られず寂しいですね。
それぞれにテレビではその姿をみる事が出来ますが、
やっぱり2人揃った姿が見たい我儘なホミンペン。

こんな妄想を勝手に文章にしてみました。
お粗末ですが、同じように感じていらっしゃる皆さんに届けばいいなと思います。




それでは、本日はこのへんで。
おやすみなさい。
素敵な夢を♪




こころ。

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