FC2ブログ





※ 無断転載禁止 ! ※

当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください




私の心の中のお話です。
ご了承ください。



振り向いて、抱きしめて。~止まない微熱~





- another last story -




瞼に感じる朝の気配・・・

カーテンの隙間から差し込む朝の陽の光・・・
小鳥のさえずる音・・・

朝の冷たい空気が、まだ眠りの中に身を置きたいと思う僕の神経を刺激する。


・・・・・「んんんんん、、、」


ゆっくりと目を開けると、いつもの見慣れた天井が視界に入る。


そして、広いベッドの上、、、

まるで、ソファに2人、窮屈そうに眠っているのかと思わせるくらい、
僕にピタリと寄り添い、小さな寝息を立てて眠る人・・・


少し伸びた髪。
どうにか右手を解き、彼の髪に指を通した。

自分と同じシャンプーの香りがすることに少し恥ずかしさを感じ、1人頬を染める。


・・・・・「ユンホさん」


昨夜も、空が白みだすまで、僕達はこのベッドの上で愛し合った。
いくら交わっても、いくら繋がってもお互いがお互いを求めあう。

どんなに傍にいても、足りなくて・・・


「チャン、ミン? もう、起きるのか?」


虚ろ気に目を覚まし、僕を解けるような瞳で見つめる。


・・・・・「いえ、もう少し、こうしていてもいいですか?」

「ん、、、来いよ?」


差し出された腕。
僕はもう一度、貴方の胸の中に納まった。





・・・・・「ユンホさん、可笑しな夢を見たんです。」

「夢?」

・・・・・「はい、本当に可笑しな・・・」

「どんな、夢だよ?」


僕は、ユンホさんの胸に耳を充てて、鼓動を確認する。


「どうした?」

・・・・・「夢、、、僕たちの全てが〝夢〟だったって、、、現実じゃなくて、夢なんだって・・・」

「なんだよ、それ?」

・・・・・「聞こえる、ユンホさんの鼓動、、、本物ですよね?」


ユンホさんの腕が、僕の頭を包み込んで・・・


「当たり前だろ? 俺がどれだけ頑張って、この家建てたと思ってんだよ・・・」

・・・・・「はい、分ってます。」

「そりゃあ、小さくて、大したもんじゃねぇけど・・・」

・・・・・「ううん、、、そんなこと、、、」



ユンホさんは、仕事をしながら建築の勉強をして、
そして、約束通り僕たちの家を建ててくれたんだ。


2人だけの・・・
僕達だけの家・・・


〝俺たちの事を誰も知らない街へ行って、2人で暮らそう〟


その約束を守ってくれた。

僕は会社を退職して、この小さな街で子供たちを相手に塾の講師をしている。

ユンホさんは・・・
街の小さな建築会社で、毎日汗を流して働いている。




・・・・・「夢の中のユンホさんは、とても紳士でしたよ?」


貴方の反応が見たくて、胸に当てていた顔を離して、上目使いで視線を向けた。


「紳士?」

・・・・・「えぇ、、、いい車に乗って、素敵なスーツを着て、、、僕にもとても優しくしてくれました。」

「・・・・・」

・・・・・「けれど、僕は・・・」

「何だよ・・・」


少し、声が低くなって・・・
ユンホさんの機嫌が悪い時の声・・・


・・・・・「僕は、貴方が一番好きです」


ふっと、ユンホさんの頬が緩むのを感じた。


「そんなこと、いちいち言わなくても、お前のことくらい知ってるさ」

・・・・・「そうですね」


僕たち2人の温かい唇が、気持ちを確認するようにまた重なり合う。

僕は、ユンホさんの少し強引なキスが好きだ。
愛されてると、心から感じられるから・・・






不思議な夢を見た。

夢の中の夢・・・

それは、夢なのか現実なのか・・・
あまりにもリアルで・・・

全てを記憶しているなんて・・・



ユンホさん・・・
優しい眼差しで僕を包んでくれた。


--- 愛してる、チャンミン、、、そのままの君が好きだよ---
--- 大丈夫だよ、チャンミン。僕はここに居る---



ありがとう、、、夢の中の貴方・・・
僕はとても幸せでした。


夢と現実の間。
可笑しな感覚に、心と身体を奪われた。


けれど、ただ1つ・・・
変わらないこと・・・

僕たちは、夢でも現実でも、そして、その間の曖昧な空間でも・・・
惹かれあって愛し合っていた。

その事実だけでいい。
他には何もいらない。



僕たちは愛し合っている・・・






偶然に貴方と出会ってから、僕は長い間、微熱に侵されてる。
冷めることのない、柔らかくて穏やかな、心地よい熱に・・・



そう、この夢は覚めない・・・

この熱は、冷めない・・・




「ユンホさん、、、愛してます」







振り向いて、抱きしめて。~止まない微熱~ - another last story -   ・・・   fin

読者の皆さま、こんばんは。
今日の更新は、「振り向いて、抱きしめて。」のもう1つのlast storyです。

今日のanother last storyのチャンミンは、2度、夢を見たことになりますね。
 
旧館で更新した時には、こちらのお話の方が読者さまに気に入っていただけた記憶があります。
皆さま、紳士なユンホさんより、チンピラユンホさんをお好みでした(笑)フフフ

どちらの最終話を気に入っていただけたでしょうか?
楽しんで頂けたら、嬉しいです(*^_^*)




それでは、本日はこのへんで。
おやすみなさい。
素敵な夢を♪





こころ。

ランキングに参加しています。
いつも応援ありがとうごさいます(*^^*)


にほんブログ村


にほんブログ村



スポンサーサイト







※ 無断転載禁止 ! ※

当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください




私の心の中のお話です。
ご了承ください。



振り向いて、抱きしめて。~止まない微熱~





- last story -



幾度抱き合い、唇を重ね、
身体の奥深く、貴方を迎え入れただろう・・・

気が遠くなるほどの快感を与えられ、2人して上り詰めた僕たち。


高揚している心とは裏腹に、身体は疲れ果て、意識を手放し、深い眠りに落ちる。


あの時と同じ・・・
僕は夢を見ていた。


---チャンミン、俺、いつかお前と一緒に住む家を建てたいと思ってんだ---
--- お前がアメリカへ行ってる間、俺、一生懸命勉強したんだぜ---
--- なぁ、チャンミン、俺が働いて稼ぐからさ、それまで待っててくれよな---


ユンホさん
これは夢か現実か・・・

僕を溶けるような瞳で見つめ、夢を語るその人。
触れたくて、手を伸ばしたけれど・・・

届かない。

行かないで・・・
お願い・・・
僕を抱きしめて・・・







首筋にひんやりとした空気を感じ、意識を戻す。

見慣れない部屋の天井。
ベッドのスプリングの感触も、シーツの匂いもいつもと違う。

頭を起こすと、大きな窓に引かれているカーテンの向こうはまだ闇に包まれている。

ふいに身震いがして、もう一度ベッドの中に潜り込む。



ここは、、、どこ?

また、夢?
それとも現実?

混乱している自分を落ち着かせる。


そうだ、思い出した。


温かいぬくもり
僕を包む、長い腕と大きな掌
大好きな貴方の匂い


どこ?



・・・・・「ユンホ、、、さん・・・」



ベッドから起き上がり、薄暗い部屋を見渡す。


気配はない
いやな胸騒ぎ


僕は、また、ただ一人、夢から覚めたのだろうか?


慌ててベッドから飛び出し、その先につづく扉を開ける。


コーナーライトが薄暗く灯るその空間。

空気が冷たい。
一瞬、背筋に震えが走る。


けれど・・・・



・・・・・「ユンホ、、、さん・・・」


その人が、凛と立つその場所だけが、光を放っている。


夢じゃなかった。
確かに僕の目の前にいる。


お願いだよ、ユンホさん。


僕が呼んだら、振り向いて、そして抱きしめて・・・
夢じゃないんだと、証明してみせて・・・






・・・・・「ユンホさん」


僕がそう名前を呼ぶと、窓辺に立って空を仰いでいた貴方は、
少し驚いた様子で振り向いた。


「チャンミン、目が覚めた?」


そう言いながら、貴方は微笑みながら両腕を伸ばす。


「おいで、チャンミン」



吸い込まれるように、貴方の胸に抱きしめられる。
温かくて、僕を丸ごと包んでくれる・・・

ギュッと抱きしめられて、これは現実だと、もう一度自分の心に言い聞かせる。


「ほら、夢じゃないだろ? 」

・・・・・「・・・・・」


声にならない心の高鳴り・・・
ただ、小さく頷くことしかできなかった。


「これからはずっと一緒だ、、、チャンミン、一緒に暮らそう。」

・・・・・「一緒に?」

「そうだよ、僕たちの事を誰も知らない場所で、、、
小さな家を建てて、そこで二人で暮らすんだ。」



長い長い夢・・・




これで、僕の夢は終わったんだろうか。
それは、まだ僕にも分らない。


もし、これが夢ならば、ただ願うことは1つだけ・・・

このまま温かな貴方の胸に抱かれていたい。
誰にも邪魔されず、貴方といられるのであれば、そう・・・



僕の存在自体が、夢であっても構わない・・・






偶然に貴方と出会ってから、僕は長い間、微熱に侵されてる。
冷めることのない、柔らかくて穏やかな、心地よい熱に・・・



そう、この夢は覚めない・・・・・

この熱は、冷めない・・・・・




「チャンミン、、、愛してるよ・・・」








振り向いて、抱きしめて。~止まない微熱~   ・・・   fin

読者のみなさま、こんばんは。

『微熱。』からの続編、これで完結です。

本編の『微熱。』がああいう終り方だったので、実は、続編は、全てをクリアにして完結させるのか、
それとも、本編の最終話を引き継ぎ、尊重して今回の完結話にするのか、、、大いに悩みました。
そして、ここはもう、管理人の判断で後者の完結を選びました。

このお話の中では、ジェントルマンユンホさんは〝現実世界の人物〟ということで完結しています。
ただ、チャンミンの胸の内では、いまだに夢と現実を彷徨っているといった感じでしょうか?

管理人としては、とても納得して好きな終り方でしたけれど、
もし、読者さまの中で、本編だけじゃなく続編までもスッキリしなくて・・なんだかな・・・
と思われた方がいらしたら、ごめんなさいm(__)m

ただ、このお話を書いた作者としては、チャンミンはとても幸せだと感じていると思っています。

そして、以前お知らせしました通り、このお話にはもう1つ別のlast story があります。
明日の22時には、そちらのお話を更新して、『微熱。』を完結としたいと思っています。
よろしかったらお付き合いください。



それでは、本日はこのへんで。
おやすみなさい。
素敵な夢を♪





こころ。

ランキングに参加しています。
いつも応援ありがとうごさいます(*^^*)


にほんブログ村


にほんブログ村





この記事を閲覧するにはパスワードが必要です
パスワード入力




※ 無断転載禁止 ! ※

当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください




私の心の中のお話です。
ご了承ください。



振り向いて、抱きしめて。~止まない微熱~





・・・・・「ユンホさん、これは、、、現実ですよね? 夢じゃ・・・」


ソファに座ったまま、ユンホさんに肩を抱かれて僕は朦朧としていた。
長い間、僕の心は現実と夢の間を行き来していた。


だからだろうか・・・
今、自分の置かれているこの状況が、現実なのか、夢なのか・・・


「夢じゃない。もう、僕たちは離れることはないよ? 」

・・・・・「でも・・・」



ふと、頭を過った。

あの 〝夢〟の最後・・・

ユンホさんは、泣いてた。
とても淋しそうな顔をして、僕をジッと見つめていた。

今思えば、あの時、
僕たちの別れが近づいていることを、ユンホさんは感じていたんじゃないだろうか・・・


だとすると・・・



・・・・・「ユンホさん、もしかして・・・」

「ん?」

・・・・・「夢の中で、僕たちのあの時間が夢だって、、、現実じゃないって・・・」

「・・・・・ん、、、なんとなく気が付いてた」


あの時のユンホさんの悲しい表情・・・
分ってたんだね。

もう、会えなくなってしまうのを・・・


「どうしてだろうな。きっと、僕のは断片的で、連続的ではなかったからかな? 」


僕は、ユンホさんの肩に擡げていた頭を起こし、
ユンホさんの方へ視線を向けた。


・・・・・「今は? 今はどうですか? 僕、、、僕には分りません。教えて・・・」


ユンホさんは、僕の真剣な表情を見て、困ったような顔をして、、、
そして、ふっと微笑んだ。



「試してみて?」


そう言いながら、涙の痕が伝う僕の頬を、大きな掌でそっと包む。


・・・・・「試、す?」

「そうだよ、チャンミン。僕に・・・」

・・・・・「・・・・・?」

「あの時のように、僕にキスして見せて?」


ユンホさんは、少し恥ずかしそうに瞳を泳がせている。


・・・・・「でも、もしまた、、、1人で目覚めることになるかも・・・怖いです」

「大丈夫だよ。もし、これが夢で、、、そして、もし、また離れたとしても、
きっとまた、出会うんだ。僕たちは、そういう運命なんだよ、チャンミン」


泳がせていた瞳を僕に向ける。
ユンホさんの瞳から、迷いのない強い意志と自信が感じられた。

ソファの向こう側・・・
窓の外には、ぼんやりと青い月が浮かんでいる。

そうだね、ユンホさん・・・
きっと、僕たちはまた巡り会う。

離れても、離れても、ユンホさんが僕を見つけてくれる。
僕がユンホさんを見つける。

そうだよね・・・


僕は、まるで青い月の呪文にかかったように、ユンホさんの唇に引き寄せられた。

合わさる僕らの唇。

思い出す、、、
あの時と同じ感触、温度・・・

そっと押しつけるように、触れるだけのキス。

怖くて、離れられない
目も開けられない

すると、ユンホさんの手が僕の頭をそっと支え、一旦僕を離し、
鼻先が触れるか触れないかの距離で小さく囁く。


「大丈夫、、、少しだけ、口開けて?」


小さく震える僕を、まるで子供に言い聞かせるように・・・


「ん? ほら、言うとおりにして?」

・・・・・「・・・はい」


そう言った瞬間、ユンホさんの唇がもう一度合わさり、
薄く開いた隙間から、熱い舌が僕の中に入り込んできた。



その時、胸がキリリと痛んだ。
心が泣いてる。


これは夢じゃない。

現実なんだ。



僕たちは、もう離れない・・・・・







15へつづく

読者の皆さま、こんばんは。
次回の15話は、鍵記事になります。
指定のパスワードを入力してご入室ください。
お待ちしています。


それでは、本日はこのへんで。
おやすみなさい。
素敵な夢を♪





こころ。

ランキングに参加しています。
いつも応援ありがとうごさいます(*^^*)


にほんブログ村


にほんブログ村








※ 無断転載禁止 ! ※

当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください




私の心の中のお話です。
ご了承ください。



振り向いて、抱きしめて。~止まない微熱~





・・・・・「ど、どうして、、、」

「チャンミン、、、」


思わず駆け出す。
階段を上ろうとして、ユンホさんに止められた。


「だめだよ、チャンミン、危ないよ!」


静かなその場所に響くユンホさんの声。
思わず足を止めた。

ゆっくりと、ユンホさんが近づいてきて・・・


「ほら・・・」


ユンホさんの指さす方向へ目をやると・・・


〝 解体に関するお知らせ 〟


・・・・・「解体」

「うん、随分と長い間使われていないみたいで、取り壊されるようだよ」


そう言われて、見上げれば・・・

確かに明かりの1つも無く、寒々しい光景・・・
階段や手すりは錆びつきが酷く、いくつかの部屋の窓ガラスは割れている。


・・・・・「・・・・・」

「チャンミン」


街灯の薄暗い明かりだけが、ぼんやりと辺りを照らす。


ここに居たのに、、、
感じる・・・

確かにここに、僕とユンホさんは居た。


--- チャンミン---


聞こえる・・・
貴方の声が聞こえるよ、ユンホさん・・・


涙が、溢れる・・・




「声が、聞こえる」


後ろからそう聞こえて、
振り向くと、ユンホさんが目を細めながら、僕と同じようにアパートを見上げていた。


「僕を呼んでる」

・・・・・「えっ?な、なにが・・・」

「チャンミンも、聞こえるだろ? 」



--- チャンミン、愛してるよ---
--- ユンホさん、愛してます---



ユンホさんは、目を閉じて耳を澄ましている。
街灯にほのかに照らされたユンホさんの顔は、少し微笑んでいるように見えた。


・・・・・「ユンホさん」

「チャンミン、君の夢の中のチョン・ユンホは僕だよ」










窓の外の夜景は、ソウルのものとは全く違う。
ネオンもほとんどなく、目に映るのは、住宅街の灯りと街灯くらいのもの・・・

この街で一番大きなホテル。
ユンホさんが、僕の為に準備していてくれてた。


「チャンミン」

・・・・・「聞かせてくれますか?」


ソファに並んで座る。

重い空気の中、ユンホさんがゆっくりと口を開いた。







「初めて君と出会った時、可笑しな感情が湧いたんだ。」



--- あの、、、どこかで会ったこと、、、ありませんか?---



「あの日からずっと、君の事を考えるようになって、、、
何処かで絶対に出会っているのに、どうしても思い出せなくて、それがとてももどかしくて・・・」

・・・・・「・・・・・」

「君との時間を持てるようになってから、ますます君のことばかり、、、
途惑って、信じられなくて、、、けど、どうにもならなくて・・・この気持ちは、君の事を好きなんだってそう確信した。」


--- 君が、好きなんだと思う---


「君があの日、僕に話してくれただろ?」



--- 僕には、愛する人がいます---

--- 僕は現実の世界でも、夢の中の彼を愛してしまったんです ---




「あの時君の話しを聞いていて、断片的だけど、頭に浮かんだんだ。」

・・・・・「な、なにが」

「僕たちの姿」

・・・・・「僕達の?」

「ハッキリと認識したのはその時が初めてで、、、
それから度々、ふと記憶の断片が浮かんだり、夢に見たりして・・・」

・・・・・「・・・・・」

「僕は、君のように連続的なものじゃなくて、途切れ途切れで・・・
だから、その夢や記憶の断片みたいなものを繋ぎ合わせるのに時間がかかってしまって・・・」

・・・・・「・・・・・」

「それに、その・・・」

・・・・・「・・・・・」

「夢の中の僕たちは、随分と僕たち本物とは違っていたし・・・」


まさか・・・


「君と僕の夢が繋がっているとハッキリと確信したのは・・・」



--- ユノ、そう言えばさ、子供の時にみんなで秘密基地にして遊んでた公園、覚えてるか?---


「数日前、今日のパーティのことで、友達と電話で昔話してて・・・
子供の頃に、仲間で遊んでた公園が壊されることになったって聞いて、その時記憶が・・・」

・・・・・「公、、園?」

「公園のブランコに乗って、チャンミンが仕事から戻ってくるのを待ってた。僕が・・・」

・・・・・「・・・・・」

「あのアパートの近くに、公園、、、あったろ? 憶えてる?」

・・・・・「ユンホさんがお休みなのに、僕が仕事で、、、そんな時は、ユンホさん、いつも、、公園で・・・」


震える僕の手を、ユンホさんの掌がそっと包む。


「そうだよ、チャンミンが帰ってくるの、待ちきれなくてさ・・・」


嘘でしょう?
繋がってる?


「信じられないって、そう思うだろ? けど僕なんだ。すべて繋がった」


ゆっくりと、伏せていた顔を上げると、
瞳を潤ませたユンホさんが、微笑んでいた。


「君と酸っぱいイチゴの沢山のったケーキも食べた。」


ユンホさん・・・


「キーホルダー、、、ほら、イニシャルの、交換しただろ?」


ほんとに?


「風邪を引いた僕を温めてくれた。怪我した時も、包んでくれた」


信じても・・・


「2年間も僕を忘れずに居てくれたろ? 金髪の美人と浮気してないだろ?」


信じてもいいの?


「チャンミンの作ったチゲが食べたい・・・」


もう、ユンホさんの顔は見えなかった。
一生分の涙が、僕の瞳から溢れ出た。


・・・・・「ユ、ユンホさん、、、」


彼の腕に強く引かれて、僕の身体は空を舞い、彼の腕の中・・・


温かいその温もりは、
あの時と同じ・・・


「ただいま、チャンミン、、、遅くなってごめんね」

・・・・・「お帰りなさい、、、ユンホさん・・・」







14へつづく

読者の皆さま、こんばんは。

今日は、とても温かくてお出かけ日和でしたね。
出掛けたのはお買い物だけでしたけど(笑)

お休みについてお問い合わせがあったので、
お答えさせていただきます。

お休み中、お部屋は閉じません。
このままオープンにしていますので、いつでもお話を読みにお立ち寄りくださいね。




それでは、本日はこのへんで。
おやすみなさい。
素敵な夢を♪





こころ。

ランキングに参加しています。
いつも応援ありがとうごさいます(*^^*)


にほんブログ村


にほんブログ村







最新記事