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淋しい熱帯魚。~最終話~





~LAST LOVE STORY~



--- シヨーーーーーーン 、、ねぇ、シヨーーーンってばーー ---



「おい、シヨン、、、こんなこと言っちゃなんだが、、、、」

--- 兄さんの言いたいことは十分分ってるよ。けど、弟嫁として、よろしくお願いします---


苦笑いしながら、シヨンが俺の言葉を遮った。

遠くから真っ白のドレスを纏った美しい花嫁が、
花嫁らしくない大きな声を出しながら、シヨンのもとに走り寄ってくる。


「なぁ、、、チャンミン・・・」

・・・・・「はい・・・」


シヨンに俺の声が届かないよう、少し声のボリュームを下げて、
さっきから俺の隣りでニコニコ笑っているチャンミンの耳元に囁いた。


「お前のが断然可愛いな」


チラッとチャンミンの顔を見ると、
耳まで真っ赤にして、眉をへの字にさせて・・・


・・・・・「ユ、ユンホさんのバカ、、、シヨンさんに、聞えちゃい、、、」

--- もう、聞こえてるけど? ---


しかめ面をしながらも、その表情は笑いをこらえていて・・・
そんなシヨンが可笑しくて、俺はつい、吹きだすようにして笑ってしまった。

そんな俺を見て、シヨンも堪えきれず笑いだす。


--- 兄さんに言わせれば、どんな美人の女性でも、チャンミンが一番なんだよ? 愛されてるね、チャンミン---

・・・・・「シヨンさん、、、もう、やめてください・・・は、恥ずかしいです・・・


ますます顔を赤く染めたチャンミンが、耐え切れず俯いてしまった。
そんなチャンミンが、やっぱり世界一可愛いと思った。


--- もう、シヨンったら、、、こんなところに、、、あ、お義兄さま、、、---

「チェリン、そのドレス、とても似合ってるよ、おめでとう。シヨンをよろしくな?」


女を誉めるのってこんなのでよかったか?

ふっと、チャンミンを見ると、とても穏やかな表情を浮べながら、
ドレス姿のチェリンを見つめていた。


・・・・・「チェリンさん、とても綺麗です。シヨンさんと、お幸せに」

--- ユンホ兄さまも、チャンミン兄さまも、私にお任せ下さい。シヨンはこの私が必ず幸せにしてみせます---


そのセリフが、あまりにも可笑しくて、
その場が幸せの笑い声でいっぱいになった。

また、俺たちに新しい家族が増える。

シヨン、幸せになれ。
お前の幸せを心から祈ってる。

シヨン、俺の大切な可愛い弟・・・





--- それじゃあ、行ってまいります。 父さん、、、すぐに戻ります。---


式を無事に終え、〝新婚旅行〟に旅発つ2人が、親父に挨拶をする。


--- シヨン、会社のことは心配せずに、チェリンさんとゆっくり楽しんでくるといい。---


穏やかな表情をした親父は、とても幸せそうだ。

姉ちゃんは、大切にエナを抱きながら、ジュオンさんと微笑みあっている。
親父の傍で、いつも支えるようにそっと立つチャンミンもまた、2人を見つめて笑っている。


俺の家族・・・
俺は、この光景を心に焼き付けた。

この笑顔を
この幸せを

守っていこうと、そう心に誓いながら・・・



2人を見送った後・・・


--- ユンホ、、、シヨンが戻るまで大変だが、よろしく頼む。
2人が戻ってきたら、またいろいろ無理をさせなければならんのでな・・・---


今日は身内だけの小さな結婚式。
本人たちのたっての希望だった。

けれど、立場上、それだけで終われない2人。
戻ってきたら、正式にお披露目する盛大なパーティーが控えている。


「あぁ、分ってる。シヨンから仕事のことは引き継いでるし、チャンミンもいるから大丈夫だよ」


俺の後ろに控え目に立っていたチャンミンの腕を掴んで隣りに並ばせた。


「な? チャンミン」


覗き込むように顔を見つめると、


・・・・・「お父様、僕もお役にたてるように頑張ります。」

--- チャンミンくん、頼んだよ---


親父が小さく安堵の溜息をついた。






--- ユノ、お食事はお屋敷でしてね。準備しておくから---

「あぁ、分ってる。夜には戻るよ。」

・・・・・「ソウン姉さん、お手伝いできなくてごめんなさい。」

--- いいのよ、チャンミンくん、、、戻ったら、エナのお相手頼むわね---



親父たちを見送った後、
俺はチャンミンをある場所に誘った。


・・・・・「あの、、、ユンホさん」

「おいで、チャンミン」


チャンミンの手を取り、引きずるように足を踏み入れたのは、、、、


「さぁ、、、俺たちだけの秘密の結婚式だ。行こう」


教会の入り口に立ち、正面に向き直る。
ゆっくりと一歩ずつ足を進める。

ふと、振り向くと、チャンミンはまだ扉の向こうでじっと俺を見つめている。


「どうした? チャンミン」

・・・・・「・・・・・結婚、、、式、、、」

「そうだよ? 俺たちの結婚式だよ?」

・・・・・「・・・・・」


チャンミンの顔が、曇ってゆく。

俺は、見当違いをしていたんだろうか・・・
喜んでくれるかと、そう思っていた。

けど、チャンミンの表情は、戸惑いがはっきりと見て取れる。
ついには、俯いてしまった。


「ごめん、チャンミン、、、こんなの、イヤだったか? イヤなら、、、、」

教会の広い空間・・・
静かなその場所に、チャンミンの声が響いた。


・・・・・「違います、、、そうじゃないです」


慌てたように、首を何度も横に振って・・・

そして、今度は小さな声で・・・


・・・・・「僕は、チェリンさんのように、あんな綺麗なドレスを着られません。」

「えっ?」

・・・・・「エナちゃんみたいな、可愛い赤ちゃんも授かることもできません。」

「・・・・・」

・・・・・「それでも、、、そんな僕でも、、、」


チャンミン、、、お前ってやつは・・・
なんて、往生際が悪いんだ。


「ドレスを着れなくても、子どもが授からなくても、、、、」

・・・・・「・・・・・」

「俺は、シム・チャンミンがいい。お前じゃなきゃダメなんだ。」

・・・・・「ユンホさん」

「何度でも言う。お前だけだ。俺の隣りを・・・」

・・・・・「・・・・・」

「俺の後ろじゃなくて、俺の隣りに並んで歩いてくれるんだろ? そうだろ? チャンミン」

・・・・・「・・・はい」

「なら、ここに来い。俺の隣りに、、、ここに来いよ。」


チャンミンが一歩を踏み出す。
俺の隣りに並ぶまで・・・あと、3歩、、、2歩、、、1歩、、、


「チャンミン」

・・・・・「ユンホさん」


差し出した俺の手に、チャンミンの温かい手が重なる。



きっと、俺たちの未来は晴れの日ばかりじゃないだろう。

時には、冷たい雨に打たれ
時には、強い風に吹かれ

嵐の日も、きっとある。
雪の日も、きっとある。

そんな時は、脚を止めて休憩すればいい。


2人なら、
俺たち2人一緒なら、きっとなんだって越えられる。



「神の前で誓う。俺の生涯をかけて、お前を、、、シム・チャンミンを愛していく。」

・・・・・「誓います。これからの全ての時間を、貴方と、、、チョン・ユンホさんと共に生きていきます。」



そうだろ、チャンミン







・・・・・「あ、、、、ユンホさん、雨です」

「チャンミン、、、しばらくここで、雨宿りしようか・・・・」

・・・・・「はい・・・」









〝あの・・・よかったら中で、雨が止むのを待ちませんか?〟











淋しい熱帯魚。 ・・・  fin

読者の皆さま、おはようございます。
「淋しい熱帯魚。」本日125話で完結です。

このお話をリクエストしてくださった皆さんに、感謝いたします。
ありがとうございました。

最終話ということで、コメント欄開けたいと思います。
よろしかったら感想など、書きこんでいただけたら嬉しいです。
お待ちしています。

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淋しい熱帯魚。109 第3章 ~





ガラス窓の向こうの景色は、もう太陽の残り陽も消え、藍色に染まる空に黄金の月が輝いてる。

差し込む光は、幻想的にベッドルームを優しく照らし、
俺の上に腰を下ろし、妖艶に体を上下するチャンミンの背中を彩っていた。


・・・・・「んっ、、、あっ、、、あっ、、、」


チャンミンの口から漏れる喘ぎ声が、俺をますます興奮させる。


「綺麗だよ、チャンミン・・・」


手を伸ばし、指でチャンミンのしなる身体をすーっとなぞる。


・・・・・「あ、、、んっ、、、、、」


波打つように、チャンミンの身体がびくりと反応した。

ふわりとした前髪が、チャンミンの動きに合わせてゆらゆら揺れる。
瞳を閉じて、天井を仰ぎ夢中で身体を動かす。


・・・・・「ユン、ホさ、、、好き・・・」


半開きの唇から零れる、俺を煽る言葉。

暫くチャンミンの好きにさせていたけれど、
もう、俺は抑えきれなくて・・・

繋がったまま、チャンミンの身体を抱きこんで、身体を反転させた。


・・・・・「あっ、、、、だ、、、ダメ・・・」


チャンミンの身体をベッドに沈めて、唇を重ねる。


「我慢出来ない、、、俺にさせて?」


耳元で囁いて身体を起し、スラリとしたチャンミンの両足を割り開く。


・・・・・「んっ、、、」


チャンミンのもっともっと奥まで入りたくて、
俺を感じて熱くうねるチャンミンの中に深く自身を突き入れた。


・・・・・「あん、・・・んん・・・、・・・っ、、、」


俺のを感じて色っぽく歪むチャンミンの顔が、たまらなく愛おしくて、
そのまま俺は倒れるようにして、チャンミンと身体を重ねあわせた。


・・・・・「ユンホさん、、、ど、どうしたの?」


突然動きを止めて自分を抱きしめる俺に、不安げな声でチャンミンが呟く。


「ううん、何でもないよ。」


今更ながら、胸にこみ上げてくる安堵感・・・

チャンミンは今、俺の腕の中に居る。
俺は今、チャンミンの中に居る。

チャンミンに包まれている・・・


「チャンミン」

・・・・・「はい、・・・」

「チャンミン・・・」

・・・・・「はい、ユンホさん・・・」


名を呼べば、すぐにチャンミンの返事が聞こえる。
たったそれだけのことが、こんなにも幸せだなんて・・・


恥ずかしいくらいに、幸せな気持ちが込み上げてきて、
それ以上何も言えなくなった俺を察したのか、

チャンミンは、両の腕を伸ばし、
かぶさる俺の身体を抱きしめてくれた。



・・・・・「ユンホさん、僕がいるからね、、、ずっと貴方の傍に居るから、、、大丈夫・・・・・」




その夜、俺たちは、月明りだけが照らすベッドルームで、
時間を忘れて求めあった。

チャンミンのしっとりと汗ばむ身体を感じながら、
俺は不思議な感情を覚えていた。



チャンミンは、一見、儚げで、繊細で・・・
少しでも強く触れると、途端ふっと消えてしまいそうな脆さを感じさせるけれど、、、

けれど、本当は、まっすぐで芯が強くて、何事にも真正面から向かう、、
そんな強くて真摯な心を持っている。

そんなチャンミンの姿が、どんな人の心にも自然に入り込んで、
傷ついた心を癒してゆく。

出会った頃から、それは少しも変わっていなくて・・・
傍に居ると、自然と笑みが零れ落ちる。

時折、折れそうになる俺の心を、チャンミンが優しく包んで、そして支えてくれた。



抱かれているのは、
本当は俺なんじゃないだろうか?


チャンミンの奥深くを感じながら、その包まれる温かさに安堵し、癒されている。


俺の心も、身体も・・・
俺の丸ごと、全部を・・・すべてを・・・


抱きしめてくれる・・・


きっと、抱かれているのは俺なんだ・・・






長いフライトで疲れていたんだろう。

まるで、俺にしがみ付くかのように、長い腕をぐるりと俺の身体に絡ませたまま、
チャンミンは、泥のように眠っている。


「ゴメンな、チャンミン、ゆっくりおやすみ・・・」


まだ少し、高揚したままの薄紅に染まる頬にキスを落とした。


・・・・・「んんんん、、、、ユン、ホさ・・・」


愛しい人の可愛い唇から零れ落ちるのが、自分の名前だということに、
少し恥ずかしくなって頬が緩んだ。

夢の中でも、きっと俺たちは愛し合って抱き合ってるに違いない、、、、



そうだろ?





なぁ、チャンミン・・・


これから俺たちは、ずっとずっと続いてゆく未来を、手を取り合って生きていこう。
決して離れることなく、きつくきつく繋ぎ合って・・・


俺の隣りにはいつもチャンミンが・・・
そして、チャンミンの隣りにはいつも俺が・・・


ずっと隣りに並んで歩いて行こう。



ずっと2人で・・・








125(最終話) へつづく

読者の皆さま、おはようございます。

次回、「淋しい熱帯魚。」完結です。
ラスト1話、おつきあいよろしくお願いいたします。


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淋しい熱帯魚。109 第3章 ~





予定より10分ほど到着が遅れた飛行機から降りてきた乗客が、
足早に到着ロビーにやってくる。

自分の鼓動が早鐘を打つ音が聞こえる。
待ちわびた想い人の姿が、遠くに見えた。

1年前の姿を想い出して、何も変わらないことに安堵する。

大きな瞳をさらに大きくして、沢山の荷物を引きずりながら、
キョロキョロと辺りを見回している。

その姿を、微笑ましく見ていた俺と、視線が合う。
途端、笑顔の花が咲いた。


・・・・・「ユンホさん!!!」


大きく手を振りながら、前を行く人波をかき分けて、、、

愛しい人が、この腕の中に舞い戻ってきた。



「お帰り、チャンミン・・・」


暫く俺の胸にしがみ付いたまま、じっと動かない。


「チャンミン? 顔見せて? 」


ゆっくりと上げたチャンミンは、瞳に涙を浮かべていた。


・・・・・「ただいま戻りました。ユンホさん、会いたかった」


可愛い唇を塞いでしまいたかったけれど、はやる気持ちを抑えて、
俺はチャンミンの手から荷物を引き取った。


「行こう、チャンミン・・・」


駐車場の車まで、足早に歩く。
トランクに、沢山の荷物を押し込み、チャンミンを助手席に座るように促す。


・・・・・「ユンホさん、、、急いでますか? なにか、用事が・・・」


急かすようにここまで来た俺を不思議そうに覗き込む。


「あそこ・・・」


フロントガラスの向こうに見える、空港に程近い高層ホテルを指差す。


・・・・・「えっ?」

「今夜はあのホテルだ」


それだけチャンミンに伝えると、俺はエンジンをかけて車を発進させた。

辺りは陽が落ち、太陽の残り陽と出番を待っていた月と星が輝き始め、
美しい色を放ち、空を幻想的に染めていた。








・・・・・「あっ、、、ユン、ホさ、、、ま、待って・・・」

「ダメだ、待てない・・・」


ホテルの扉を閉めると同時に、チャンミンを抱き寄せて唇を塞ぐ。

ずっと、味わいたかった。
この味、この感触・・・

抵抗するチャンミンの手を掴み、身体を壁に押し付ける。


「イヤか?」


名残惜しく唇を外し、そう聞くと、


・・・・・「シャ、シャワー、、、浴びたい」


俺は、すでに心も身体も高揚しきっていて、
とても許してやる余裕がなかった。


「そのままでいい、、、お前のこの香りが好きなんだよ?」

・・・・・「で、でも・・・」


ドアの上の小さな室内灯に照らされたチャンミンは
恥ずかしそうに瞳を泳がせて・・・

その姿だけで、身体がより一層熱くなった。


「お前に早く挿れたい、、、ダメか?」


もうすでに、立ち上がっていた自分のそれを、チャンミンの足元に擦り付けた。
チャンミンのそれも、自分と同じであることが、なんだかとても嬉しかった。


・・・・・「ユンホさんが、、、いいなら・・・






呼吸が乱れる。

静かな室内・・・
聞えるのは、俺とチャンミンの荒い息遣いだけ。

その場でお互いの服を脱がせ合う。

その時間すらもどかしくて・・・

ようやく全てを剥ぎ取り、どちらからともなく腕を伸ばし、抱きしめあう。


ピタリと肌を合わせ、チャンミンの鼓動を感じる。


・・・・・「ユンホさん、ドキドキしてます」

「俺か?」

・・・・・「はい、ユンホさんの鼓動が僕の胸に伝わってきます」

「当たり前だろ? お前を抱いてるんだから・・・」


合わさるお互いの胸・・・

ドクドク、、、と鼓動までもが重なり合って一つのメロディになる。

もう離さない
絶対に・・・


「もう、離さない。ずっと一緒だ」

・・・・・「はい、もう、離れません。ユンホさんは僕のです」






なだれ込むように、2人合わさったままベッドに沈む。

最上階のこの部屋

広い空間
静かな空気

そして、ベッドルームのガラスの壁に映り込むものは俺とチャンミンの絡み合う姿だけ・・・


何にも邪魔されない。
2人だけの時間・・・



チャンミン、朝までお前を抱いていたい。

お前の感じてる顔を
お前が感じてる声を


俺だけに見せて・・・
俺だけに聞かせて・・・



・・・・・「んっ、、、ユン、ホさん、、、、は、はやく・・・」

「夜はこれからだよ、チャンミン・・・」








124へつづく

読者の皆さま、おはようございます。

次回の124話は微妙にR記事です。
通常更新予定ですが、読まれる方は自己責任にてよろしくお願いいたします。

さて、10月は学校行事もあったり、地域の行事、
そして今年はツアーもあって、各週ごとにバタバタと忙しいです。

そのせいか否か、ダイエット中のわたくし。
目標達成+1キロ減量成功です。

秋から冬にかけて、いろいろと食べ物が美味しい季節。
今からはキープすることに専念することにします。


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淋しい熱帯魚。109 第3章 ~






・・・・・「もしもし、ユンホさん、寝てましたか?」


深夜1時を回った頃。
最近、決まってこの時間にチャンミンから電話が入る。


「いや、仕事から戻って来たばっかりだよ」


例えベッドで眠っていたとしても、俺は決まってそう答える。


チャンミンがアメリカへ発ってから、
正確に言うと、再びアメリカへ発ってからもうすぐ1年になろうとしている。

俺は相変わらず仕事に追われ、
会社とマンションを往復する毎日。

疲れ切った身体と心。
唯一の癒しが、週に何度か、チャンミンからかかってくる電話だった。


どんなに疲弊していても、あいつの声を聴くと、
〝頑張ろう〟 そう、気力が湧き起こる。

チャンミンも、きっと一生懸命だと、伝わってくるから・・・



・・・・・「ユンホさん、僕、昨日エナちゃんとお話ししました」


お話?


「エナとか?」

・・・・・「はい、〝もしもし、エナちゃんですか? 僕はシム・チャンミンと言います。
エナちゃんのおじさんです〟って、そう電話でごあいさつしました」

「姉ちゃんから電話があったのか? で、エナはなんて?」

・・・・・「〝う~う~〟って、、、ふふ、きっとチャンミンおじさんって呼んでくれたんだと思います」




今から3か月前、俺たちに家族が増えた。
姉ちゃんによく似た、可愛い女の子。

ジュオンさんに〝どうしても、、、〟そう言われて、親父が〝エナ〟と名付けた。

〝エナ〟

それは、母さんの名前でもある。

身体の弱い姉ちゃんに、出産というものはとても危険なものだったようで、
姉ちゃんの身体を考えたら、エナに弟妹を儲けることは難しいだろうと、そう医者に言われた。

そのことが、姉ちゃんの心をとても悲しませたようで、暫くは、塞いでいたけれど・・・


--- ソウン、悲しまなくていい。弟妹を作ってあげられないのは君のせいじゃない。
その分の愛情を、エナに注いであげればいいんだよ?
僕は、君とエナがいてくれさえすれば、それで十分幸せなんだから・・・---


ジュオンさんの惜しみない愛が、姉ちゃんだけじゃなく、家族みんなの心を温かくした。





・・・・・「それで、、、、それでね、ユンホさん、あのね・・・」

「どうした? 他にもなにかあったのか?」

・・・・・「実はね。あの、、、、」


珍しい・・・
こんなに言葉を濁すチャンミン、、、

いつもチャンミンは、電話の向こうから言いたいことを途切れなく話す。
俺は、始終、相槌を打つだけで・・・

なのに、、、


「なにか、困ってるのか? 何があった?」


チャンミンの様子がいつもと少し違ったように感じて、心配になって問い詰めるようにそう聞くと、
小さな声で、返事が返ってきた。


・・・・・「ソウルへ戻れます」


えっ?  今、なんて、、、言った?


・・・・・「ソウルへ戻ることになりました。2週間後です」

「・・・・・」

・・・・・「ユンホさん・・・嬉しくないですか?

「い、いつだって?」

・・・・・「2週間後です」

「そ、そっか、、、うん・・・・」



チャンミンが、帰ってくる
俺の元に、戻ってくる


1年前、俺たちの特別な休暇の最後の夜・・・

離れがたくて、離したくなくて、
チャンミンのフライトの時間ぎりぎりまで肌を重ね、あいつに俺の熱をぶつけた。

あの日から、会いたくて、触れたくて、恋しくて・・・

お前のいない1年。
お前と離れて生きる1年が、長く、長く感じていた。

けど、そんな日々も、もう終わる。
チャンミンと、並んで歩いて生きていける。


・・・・・「ユンホさん、、、嬉しくないですか?」

「えっ? ち、違う、そうじゃない」


つい、考え込んで、返事がなおざりになった俺に、
チャンミンがまた、いらぬ心配をしている。


・・・・・「・・・・・」

「思い出してたんだよ」

・・・・・「何を、、、ですか?」

「最後にお前を抱いた夜の事」

・・・・・「・・・ユ、ユンホさん・・・」


白く、きめ細かい美しい肌
指でなぞると、しなやかに反る背中

半開きの唇から、赤い舌をチロリと出して俺を誘う・・・


感じて俺のをギュッと締め付ける熱いチャンミンの中、、、
揺さぶるたびに漏れ出す吐息と喘ぎ・・・


そんなもの全部、一瞬にして蘇る。


「チャンミン、早く帰ってこい。お前を抱きたい、抱きたくてたまんないよ」

・・・・・「はい、、、、ユンホさん。ぼ、僕も・・・」

「ん?」

・・・・・「早く会いたい。早く、ユンホさんが欲しい・・・」








123へつづく

読者の皆さま、おはようございます。

このお話が更新される早朝、私は地元の秋祭りのお手伝いの為、
すでに家を出ております。
帰宅予定は日付が変わる頃の予定(;´Д`)
1日頑張ってきます。
来週は福井だっ!!(/・ω・)/


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淋しい熱帯魚。109 第3章 ~






思いがけないチャンミンとの時間・・・


・・・・・「ユンホさん、僕、映画が観たいです。ポップコーン買ってください。それからね、それから・・・」


そんな、普通の恋人同士なら他愛もない当たり前のことを、
チャンミンは瞳を輝かせながら俺に言う。

本心を言えば、どこか最高の景色が見えるホテルの最上階を1週間借り切って、
俺たちが一緒に居られる時間のすべて、、、

朝から晩までこいつを抱いていたい。


けど・・・


「映画観て、食事して、ドライブにでも行くか?」

・・・・・「はい、ユンホさんとドライブ、、、嬉しいです」


そうさ、この時間が過ぎたとしても、
俺たちは別れるわけじゃない。

少しの間、お互いの成長のために距離が出来るだけ。
心はいつも寄り添ってる。

零れ落ちそうなチャンミンの笑顔を見て、俺の心もとても温かくなった。


「よし、じゃあ、行こう・・・」





その日から、俺たちの特別な休日が始まった。

映画を観て、食事をして、ショッピングを楽しむ。
チャンミンの希望で、夜の海を見に車を走らせたりもした。


--- ユノ? せっかく2人で楽しんでいるのに、ごめんなさいね、お父様がどうしてもって・・・---



そりゃあ、そうだろう。
チャンミンは、あの頑固親父のお気に入りなんだ。


「あぁ、チャンミンも親父と姉ちゃんに挨拶がしたいって、、、、明日行くよ」

--- じゃあ、みんなでお食事ね。 待ってるから・・・---





次の日、屋敷に着くと、チャンミンは姉ちゃんに挨拶した後、
俺に荷物を押し付けるようにして親父の部屋に向かう。


--- お父様もきっとお喜びになってるわ---


今となっては、親父は大事な息子よりもチャンミンの方が可愛いらしい。


食事の最中も、チャンミンは親父の隣りで世話を焼く。


・・・・・「お父様、お野菜も、もっとたくさん召し上がってください。」


そう言いながら、皿に取り分けて差し出すチャンミンを、親父は笑みを零しながら見つめてる。


そんな和やかな光景・・・
姉ちゃんもジュオンさんも、シヨンも、もちろん俺自身も・・・

想像もしていなかった。
みんながきっと、幸せだと感じているはず・・・



--- あの、皆さんにお話が・・・---


食事も済ませ、テーブルの上には温かい紅茶と、姉ちゃんお手製のフルーツタルト。
色取り取りの季節のフルーツが、適度な大きさにカットされて並んでいる。


口を開いたのは、ジュオンさんだった。


そう言いながら、ジュオンさんは姉ちゃんをソファの隣りに呼び寄せて・・・
2人は少し恥ずかしそうに見つめ合って、頬を緩めた。


--- 本当なら、シヨンさんの婚約者であるチェリンさんもいらっしゃる席で、
お伝えしたかったんですが、、、---


申し訳なさそうに、ジュオンさんはシヨンに視線を向けた。


--- いえ、チェリンのことは構いません。それより、改まって、、、何かな?気になります---


ジュオンさんは、暫くの沈黙のあと、大きな深呼吸をして、口を開いた。



--- 実は、、、か、家族が増えることに、、、なりました。--- 

「えっ?」

・・・・・「家族・・・・」


みんな、ジュオンさんの言葉をすぐには理解できず、その場が静まり返る。
誰もが言葉を出せないでいると・・・・・


--- ソウン。それは、私がおじいちゃんになると、、、そういう事かな?---


親父が、おじいちゃん?
ああ、そうか!!!


「姉ちゃん、、、良かったな、、、おめでとう」

--- 姉さんおめでとう。今から会えるのが楽しみだな、、、身体に気を付けて・・・---


それぞれが、祝いの言葉を2人に告げるなか・・・


・・・・・「ユンホさん、あの・・・」


俺の隣りに座るチャンミンは、まだ理解できないようで、
俺のシャツをクイッと引っ張って、眉を下げている。


「チャンミン。俺たち、おじさんになるんだってさ」

・・・・・「おじさん?」

「そう、姉ちゃん、赤ん坊が出来たんだって。」

・・・・・「赤ん坊、、、赤ちゃんですか? わぁ、スゴイです。ソウン姉さん、おめでとうございます。」


みんなに祝福の言葉をもらって、姉ちゃんはとても幸せそうだった。
少し、瞳を潤ませて、ジュオンさんと見つめ合っていた。



--- チャンミンくん---

おもむろに、姉ちゃんがチャンミンに手招きをする。

俺をチラッと覗き込むチャンミンに、小さく頷くと、
ソファから立ち上がり、姉ちゃんの隣りに腰を下ろした。

みんなが、2人を見つめている。


--- 生まれてくる子は、まだ男の子か女の子か分からないんだけど・・・---

・・・・・「はい」

--- 純粋で、心が優しくて、素直な子に育って欲しいと思ってるの。チャンミンくんみたいな人に・・・---

・・・・・「ぼ、僕ですか?」


姉ちゃんは、微笑みながらチャンミンの手を取り、
自分の腹にチャンミンの掌をそっと当てた。


--- ありがとう。貴方がここに居てくれるから、私たち家族は笑顔を取り戻せたの---

姉ちゃん・・・


・・・・・「い、いえ、、、僕は何も・・・」

--- チャンミンくん、、、、これからもずっと、私たちの家族でいてね---



母さん・・・
幸せって、こんなに一度にやってくるものなのかな?


親父が、姉ちゃんが、シヨンが・・・
きっとみんな、俺と同じように温かい気持ちに違いない。

幸せだって、感じてるに違いない。


母さん・・・
母さんだって、そんな俺たちを見て、幸せだって感じてくれてるだろ?


俺たちの笑い声は、母さんまで届いてるだろ?








122へつづく

読者の皆さま、おはようございます。

チャンミンの存在が、バラバラだった家族の絆を修復してくれたんですね。
家族の愛を知らずに育ったチャンミン。
そんなチャンミンが、みんなの心を優しく包み込んだからじゃないかと思います。

さて、札幌最終日です。
参戦される皆さま、楽しんできてくださいね♪



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