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※ 微R18閲覧ご注意!

管理人 こころです。
いつもお立ち寄りくださりありがとうございます。
本日、微R18記事です。
管理人の判断で通常公開させていただきます。
BLな要素大ですので、無理な方、ここから先へは
お進みにならぬよう、閲覧は自己責任でお願いいたします。

いつもこころ日和。にお立ち寄りくださってありがとうございます。




私の心の中のお話です。
ご了承ください。



もっとあなたを好きになる。





・・・・・「は、、、あ、、、、っ」


シーツが波打つ。
広い部屋に、大きなベッドが1つだけ、、、

以前とは何も変わっていない。
ユンホさんの匂いが、僕の全身を包む。

誰かに身体を触れさせるのは久しぶりで・・・
触れているのはユンホさんで・・・

彼の指が僕の肌に触れるだけで、その部分が熱を帯び、熱く疼く。

あまりの快感に、反射的に身体を捩ると・・・


「じっとしてろ、、、」


囁くように僕の耳元で響く低音の声・・・
それを耳にしただけで、僕の芯が彼を求めているのが分かる。


は、早く・・・
早くして、、、ユンホさん・・・


「チャンミン、、、もうこんなになってる、、、」


恥ずかしい位に反応している僕のそれを、大きな掌で包み、
ゆっくり撫で擦るユンホさんがもどかしくて・・・


・・・・・「は、早く、、、、」

「どうする? チャンミン、、、どうしてほしい、、、? 言って?」

・・・・・「挿れて、、、、は、早く、、、、ユンホさん、、、」


ねぇ、ユンホさん・・・
僕がこんな風になるのは、貴方だけ・・・

欲しいのは、、、、


・・・・・「ほ、欲しいの、は・・・ユンホさん、、だけ・・・」

「チャンミン・・・」

・・・・・「貴方だけ・・・」


溶けるような瞳で、僕を見つめながら、貴方の唇が落ちてくる。
重なるだけの優しいキス。


「好きだ・・・」


離れていくのが寂しくて・・・
僕は腕を伸ばして、自分からユンホさんを引き寄せた。

触れ合う寸前・・・


「お前、、、マジ可愛い、、、」





・・・・・「あっ、、、、んっ、、、、、」


自分の身体の奥深く・・・
自分も知らない、その場所・・・

今、僕の中に感じるその人は、
唯一、その場所を知る人・・・
僕の愛する人・・・

身体の中から、内臓を押し上げられるようなその感覚・・・
その痛みをも、喜びに変わる。

貴方だから・・・
貴方じゃなきゃ、、、

こんなに感じない・・・



僕の中に、隙間なくみっしりと埋め込まれたユンホさんが、
ドクドクと鼓動しているのを感じた。

繋がったまま、身体を重ね合い、僕達は少しのあいだ、
お互いの熱と鼓動を感じ合っていた。


「チャンミン・・・」


僕の肩越しに埋められたユンホさんの頭にそっと手を沿える。


・・・・・「はい・・・」

「来てくれて、、、好きだって言ってくれて、、、サンキュ」


嬉しかった・・・
もう、絶対に離れない・・・

そう、心に決めた。


・・・・・「ユンホさん、、、」

「ん?」


ユンホさんが、頭を起こして、僕を上から見下ろす。


・・・・・「僕、もっとあなたを好きになる。いいでしょ?」


僕の中の貴方が、ドクンと跳ねた・・・。









・・・・・「おはよう、ユンホさん、、、」

「おはよう、、、今日は、朝からか?」

・・・・・「うん、午前中だけだから、すぐに戻る」

「ん、、、なら、俺も今日は休みだし、、、一緒に行く」

・・・・・「一緒に?」

「講義なんて、よそ者1人混じってたってバレやしないしさ、一応、俺の母校だしさ。」

・・・・・「ふふ、そうだね。」

「終ったらさ、見たい映画があるから、行こう」

・・・・・「うん、分かった。でね、、ユンホさん、あのね、、、」


僕達は、再会してからしばらくして、ユンホさんのマンションで一緒に暮らし始めた。

テーブルを挟んで、朝食を食べながら、
僕は毎朝、一日のスケジュールだとか、大学の事とか、いろんな話をした。

そんな僕の話しを、ユンホさんはいつもニコニコしながら、黙って聞いてくれる。


・・・・・「それでね、、、、」

「・・・・・」

・・・・・「・・・ユンホさん? ねぇ、聞いてる?」

「ん、うん、、、聞いてる」

・・・・・「ウソだ。今、ぼーっとしてたでしょ? 何考えてたの?」


真赤なトマトをフォークに突き刺したまま、ユンホさんは僕をじっと見ていた。


「いやさ、、、お前って、こんなにお喋りだったっけ?」

・・・・・「えっ?」

「前は、俺の顔も見てくんなかったし、自分のことなんて少しも話さなかっただろ?」


ずっと、知られちゃダメだと思ってた。
自分勝手な感情を、ユンホさんに押し付けられない。そう、ずっと・・・


・・・・・「だって・・・」

「・・・だって?」

・・・・・「も、もう、そんなことどうでもイイでしょ?」


ずっと好きだったから・・・・・
離れたくなかったから・・・


「ダメ、、、言えよ?」


ユンホさんは、少しも動かずに、僕の言葉を待っている。


・・・・・「・・・ユンホさんが、、、」

「俺が?」


恥ずかしい、、、けれど、、、
僕は、ユンホさんと再会してから、心に決めてることがある。

それは、、、


〝素直に気持ちを伝えること。〟


だから、、、


・・・・・「ユンホさんが、好きで好きでどうしようもなくて・・・」

「チャンミン・・・」


ちゃんと伝えるから、下を向くのは許してね?


・・・・・「けど、そんな気持ちを知られちゃダメだって」

「・・・・・」

・・・・・「離れたくなかったんだ。傍にいたかった。」


不意に、髪をクシュっと撫でられる。


「そっか、、、ゴメンな・・・」

・・・・・「・・・謝らないで。僕、今とても・・・」

「・・・・・」

・・・・・「幸せなんだ」


恥ずかしくて、声が小さくなったけど、聞こえてるよね?


上目使いでユンホさんを見ると・・・


「お前、マジ可愛いわ・・・ほら・・・」


ユンホさんが、トマトの刺さったフォークを僕の顔の隣りに並べて・・・


「トマトより、チャンミンの顔が赤い」

・・・・・「ば、バカ・・・・」

「ぷぷ、、、」

・・・・・「ふふ、、、、」


ユンホさん、僕は本当にとても幸せなんだ・・・・・







「さ、チャンミン、行こうか、、、」

・・・・・「はい、ユンホさん、、、構内では静かにしててくださいね」

「はいはい、分ってるよ、、、」



差し出された手を、そっと握る。

ねぇ、ユンホさん・・・

僕は、まだまだ言葉足らずで、自分の気持を上手く伝えられないかもしれない。

けど、僕が上手く言葉に出来るまで・・・
上手く貴方に伝えられるまで・・・
ずっと僕を見つめててね。


決して、視線を逸らさないで?


僕は、もっともっとあなたを好きになる。


だから、僕だけを見つめてて・・・・・







「もっとあなたを好きになる。」  ・・・  fin


読者の皆さま、おはようございます。
本日の13話で、「もっとあなたを好きになる。」  は完結しました。
4年前のお話にもかかわらず、たくさんの皆さんに読んでいただき、
応援していただきましたこと、感謝いたします。
明日からは、、、まだ決めてないんです(;・∀・)
皆さんからいただいた旧館リクエストの中から、決めたいと思ってます。
今日、1日悩んでみます(笑)

それでは、今日も1日いい日になりますように♪
いつもありがとうございます。




こころ。

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私の心の中のお話です。
ご了承ください。



もっとあなたを好きになる。





ついさっき、歩いてきた道。
その道を、今度は逆に向かってとぼとぼ歩く。

どしゃ降りの雨に打たれながら、ゆっくりと俯いて歩く僕に
すれ違う人の好奇の視線が突き刺さる。

ここからなら、歩いて帰れる距離。
僕は、ずぶ濡れのまま自分のアパートに向かってひたすら歩いた。


・・・・・「ずっと、ユンホさんが好きだった。」


ユンホさん、聞こえたかな?
ちゃんと、伝わったかな?

見たことのないユンホさんのスーツ姿。
とっても似合ってた。


あの人は、、、


--- あ、チョンくん! ---


とても綺麗な人だった。
ユンホさんの彼女かな?


---これからもずっとその人以外は入れないって・・・---


僕は、何を期待してたんだろう。
あんな話を真に受けて、もしかしたらって、、、

バカだな、、、
そんなことあるわけないじゃないか・・・

僕達の間には、長い時間が過ぎている。

彼の中に、僕はもう、、、いない・・・・





さよなら、、、

本当に、さよなら、、、ユンホさ、、、、、







「チャンミン・・・」


激しい雨音に紛れて聞こえた声。
そして、後ろから僕の頭上に差し出された傘に落ちる雨の音が、同時に耳に入った。

脚が止まる。


「チャンミン・・・」


うそ・・・


まさか、追いかけてきたの?
僕を捜して、こんなところまで?

ゆっくりと振り返ると、スーツ姿のままのユンホさんが、困惑の表情を浮べて立っていた。


・・・・・「ユンホさん・・・」

「お前、言いたいことだけ言って逃げるのは卑怯だぞ。」

・・・・・「・・・・・」

「今は?」

・・・・・「え?」

「ずっと、俺が好きだったんだろ? 今は?」


通りの真ん中・・・
立ち止まる僕らは通行人の邪魔になってる。

けど、僕の時間は止まってる。

雨の音も聞こえない。

ただ、静かな空間にユンホさんと僕が立ちすくんでる。

すーっとユンホさんの腕が伸びてきて、雨水が滴る僕の前髪を流すと、
そのまま頬を包む。


「聞きたい。今は? 」


視線を合わせられない。
どうしたら、いいの?


・・・・・「・・・・・」

「お前と別れてから、まだ誰も、、、、部屋には入れてないよ。」

・・・・・「えっ?」

「あの頃から、お前だけって決めてるから・・・」


冷えた僕の頬に、ユンホさんの掌の温もりがジワリと伝わる。


・・・・・「うそ・・・」

「チャンミン、、、部屋に来ないか? 長い間、お前がいなくて、、、淋しかったんだ。」











・・・・・「んっ、、、ユ、、、ユンホさ・・・・・」


2人とも黙ったまま、僕はユンホさんに腕を引かれてマンションまで戻ってきた。
玄関で2人ともずぶ濡れの衣服を脱ぎ合って、そのままシャワー室になだれ込む。


熱い位のお湯の温度・・・

それにも負けない熱いキスを受けながら、肌と肌を重ねあわせ乱れあう。

ユンホさんの懐かしい感触・・・

僕の身体を這うユンホさんの掌が、2人の間の長い空白の時間を埋めるように、
隅々にまで触れてゆく。


「チャンミン、、、なぁ、、、言えよ、、、」


キスの合間・・・


「好きだって、、、今も俺を好きだって、、言え、、、」


言ってもいいの?
これは、夢じゃないの?

貴方に対する僕の想いが、こんな夢を見せているんじゃ・・・

目が覚めたら、僕はまた一人きりで・・・

そんなことを考えていたら、両の手で頬を包まれた。


「チャンミン・・・お前が好きなんだ。ずっと、、、出会った頃から、、、俺は、今でも、、、」

・・・・・「・・・・・ほんと?」

「ずっと言えなかった。お前と同じだよ。俺たちは意気地なしだ。」


僕を見つめるユンホさんの瞳が、甘くて溶けそう・・・
まつ毛からシャワーのお湯が、ポタポタ落ちる。


そうだね、ユンホさん・・・

僕達は、意気地なしだ。


遠回り、、、、したね。





・・・・・「もっと・・・」

「・・・・・ん?」

・・・・・「もっとあなたを好きになってもいいの?」

「また俺を好きになってくれるのか?」

・・・・・「僕はずっと、、、ずっと貴方が好きだったんだよ?」

「チャンミン、俺たちは今からでも遅くない。そうだろ?」



重なる唇・・・
逞しい腕に抱きしめられる身体・・・

この温もりは夢じゃない。
僕はもう一人じゃない。



・・・・・「好き・・・ユンホさんが、、、好き、、、、、」




やっと言えた、、、








13(完結話)へつづく

読者の皆さま、おはようございます。

前記事に、ブログ開設5周年のご挨拶の記事を更新しています。
お時間のある時に覗いてみてくださいね。


それでは、今日も1日いい日になりますように(*^^*)
いつもありがとう♪







こころ。

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私の心の中のお話です。
ご了承ください。



もっとあなたを好きになる。





--- とても、その人の事、好きなんだなって、、、---



ユンホ、さん・・・・・


頭の中がパニックだ。
何をどう考えればいいのか、、、


ユンホさんが、僕を・・・?

ホントに、、、、ホントに?



--- チャンミン? どうしたんだよ、、、大丈夫か? ---

・・・・・「う、うん、、、」


どうしよう、、、
どうしたらいい?

いや、、、いまさら、どうしようもない。
もし、目の前の彼女のいう事が真実だとしても、あれから長い時間が経ってる。
ユンホさんは、きっと新しい世界で僕のことなんて忘れてる。

そうだよ、僕のことなんて、きっと・・・


あの時、、、


〝それで、いいのか?〟


もし、あの時・・・


〝僕を愛してくれる人を愛したい〟


あんな言葉じゃなく、素直に貴方が好きだと、貴方に愛してほしいんだと、そう伝えていたら、
僕達の未来は変わっていたんだろうか・・・


--- チャンミン、、、なぁ、、、チャンミン---

・・・・・「あ、ご、ごめん、、、、」

--- 場所、変えようかって、、、、---


テーブルの向こうに座る彼女だけじゃない。
友人も、友人の彼女も、訝しげな面持ちで僕をじっと見ていた。

ダメだ、、、
上手く笑えない。


・・・・・「ごめん、、、僕、帰ります・・・ホントに、ごめん・・・」


立ち上がり、そのまま深く頭を下げた。


--- お、おい! チャンミン! ---


友人の呼ぶ声を振り切り、僕は鞄を手に取り店を出た。



重厚な扉を開いて外に出ると、いつの間にかしとしとと雨が降ってた。

傘は持ってない。
けど、僕は通りをまっすぐに歩いた。

今更どうしようって言うんだろう・・・

分ってる。

どうにもならないってこと・・・
けど、心の中のもう一人の自分が、


〝ユンホさんに逢いたい〟 


と、そう叫んでる。


その叫びが僕の目を前に向けさせ、衝動が脚を突き動かしている。



髪がじっとりと雨に濡れ、シャツの裾からは、ポタポタと雫が落ちている。

ここの前に立つのは、どのくらい振りだろう。
気が付くと、僕はユンホさんのマンションの部屋の前に立っていた。


今更、この扉を開けてどうするんだろう・・・


〝何しに来た?〟


そんな風に言われたら・・・


でも・・・


逢いたい・・・
ユンホさんに一目だけでも、、、


ずっとずっと我慢してきた。
どんなに逢いたくても、恋しくても、気持ちを抑え、自分の中で処理してきたのに・・・


彼女の話を聞いただけで、こんなにも脆く、僕の決心は壊れてしまった。


いろんな感情が、頭と心を駆け巡る。

インターホンを押す震える指が戸惑いを隠せず、触れたり離れたり、、、
何度そんなことを繰り返していただろう・・・・





「チャンミン・・・・・?」





懐かしい声、、、
その声が、僕の名を呼んだ。


恐々、振り向くと、、、、



・・・・・「ユンホさん・・・」



スーツ姿のユンホさんが、驚いた表情で立ちすくんでいた。


凛としたその姿・・・
合わせた視線を、咄嗟に外した。


「チャンミン、、、どうした? 」

・・・・・「あ、あの・・・」


どうしよう、、、
気持ちが昂って、何も考えずにここまで来てしまった。

言葉が、出てこない・・・
身体が震える。


「久し振りだな。元気にしてたか?」

・・・・・「、、、、う、うん」

「そんなに濡れて、、、風邪引くよ。」

・・・・・「・・・・・」


ゆっくりと、ユンホさんが近づいてくる。
心臓が波打つ・・・


僕の前に立ち、ジャケットのポケットからハンカチを取り出して、
そっと僕の頬にあてて、雫を拭う。


ビクリと反射する僕の身体・・・


「チャンミン・・・」


俯いて、顔を上げられない。
どうしよう、、、


「チャンミン、顔上げて? 」

・・・・・「・・・・・」


ゆっくりと伏せていた顔を上げる。
彼のハンカチが、雨水が滴る僕の前髪をゆっくりと拭う。

ユンホさんの匂いがする・・・

どうしよう、涙が溢れてくる。

懐かしいユンホさんの匂い、、、
ハンカチを通して伝わる僕に触れる指の感触、、、



「チャンミン、、、どうして泣いてる? ん? なにかあったのか?」



言わなきゃ、、、、
また、後悔しないように・・・


どんな結果が待っていようと、伝えなきゃ、、、
そうだよ、、、そうだ。


そのために、ここに来たんだ。
自分の気持を納得させるため。


長い間、ずっと払拭できなかったこの想いを、
どんな結果であれ、断ち切らないと、、、


僕は永遠に前には進めない。




・・・・・「ずっと、、、ずっと、、、」

「・・・・・」

・・・・・「ずっと、ユンホさんが好きだった。」

「・・・・・チャン、ミン、、、」

・・・・・「ずっと言えなくて、、、」

「・・・・・」



ユンホさんの手から、ハンカチがはらりと落ちた。

その時・・・


--- あ、チョンくん! ---


エレベーターのドアが開いて、姿を見せたのは、


「あ、、、」


髪が長くて、とても、、、綺麗な人・・・


・・・・・「ご、ごめんなさい、、、」


僕は、思わずその場から駆け出した。


「チャンミン!!!」


その女性の隣りを足早に抜けて、
エレベーターに乗り込んだ。

扉が閉まる瞬間、ユンホさんの姿が見えたけど、
僕はそのまま、下階を目指した。




外は、土砂降りの雨に変わっていた・・・・・







12へつづく

読者の皆さま、おはようございます。

週末なのに、お天気は下り坂です。
気温もなかなか安定しませんね。
体調崩されませんように(*^^*)

こちらのお話も、あと2話で完結です。
沢山応援して下さってありがとう♪

次はどのお話にしようか、考え中デス

今日もいい日になりますように♥
いつもありがとうございます。





こころ。

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私の心の中のお話です。
ご了承ください。



もっとあなたを好きになる。







・・・・・「ゴメン、待った?」


足を踏み入れたその場所は、
灯りを絞った落ち着きのあるアンティークな雰囲気のバーだった。

カウンターに座って、遅れてきた僕を笑顔で出迎えてくれた友人が、
バーテンにビールを注文した。


--- ビールでいいだろ? 悪いな、急に・・・---


今日の午後、突然の誘い。

しかも、この雰囲気・・・
男二人で来る場所じゃないよな?


・・・・・「いいけど、、、いつもの居酒屋じゃダメだったの?」


友人は、少しバツが悪そうな顔をして、グラスにビールを注いだ。


--- ん、、、あのさ、紹介したい人がいて、、、---


まただ・・・

何度こんなことがあっただろう。

おせっかいな友人たちが、彼女の1人も作ろうとしない僕に、
あれやこれやと誘いかけてくる。


〝ちょっと話したいことがあって・・・〟


今回も、そんな風な曖昧な言い方で、目の前の友人からの電話を受けた。

僕もいい加減学習しないと・・・


・・・・・「なぁ、いつも言ってるけどさ、、、」

--- いや、今回はさ、俺の彼女からの頼みでさ、、、断れなくて、、、頼むよ、チャンミン・・・---


正直、ユンホさんと別れてから、どうしてもそんな気になれなくて・・・

そんな自分が嫌になって、無理して彼女を作ってみたりもしたけれど、
結局、上手くいかなかった。

それならいっそ、この気持ちが落ち着くまで、、、
ユンホさんのことを忘れられる時まで、自分の気持ちを別の誰かで誤魔化すのはやめようって、
そう心に誓ったんだ。


・・・・・「好きな人がいるって、そう言っただろ?」

--- 会うだけでいいんだ。で、暫くの間、適当に相手してさ、あとは上手く断ればいいからさ・・・---


僕は小さくため息をついた。


・・・・・「そんなこと、出来るわけないだろ?」

--- 頼むよ、、、すごく美人だしさ・・・---


そういう問題じゃない。

友人に言わせれば、僕はとても不器用な人間らしい。


〝チャンミンさ、もっと楽しく時間をすごさないと、、、あっという間に歳とっちゃうぜ?〟


そんなことできれば、ユンホさんのことなんてとっくに忘れてる。


・・・・・「とにかく、僕は今、そういう気分じゃない、、、、、」





--- あ、こっち!---


僕の話しもそっちのけで、入り口の方に手を振る友人の視線の先・・・

えっ?


--- チャンミン、頼むぜ? ---


小声で僕にそう囁く。
僕は、こちらに向かってゆっくりと歩いてくるその人から目が離せなくなった。



カウンターから、奥のテーブルに移って、
グラスを傾けながら、僕の前に座る人をじっと見ていた。


この人・・・


---大学の構内で見かけてさ、惚れちゃったんだよね、、、---
---前、言ってただろ? 俺が探してたって言ってた奴、、、---



似てる・・・
あの人、、、だよね?

どうしてこの人がここに居るの?


--- あの・・・---


ユンホさんとはもう、、、、一緒じゃないの?


--- チャンミンさんは、彼女、、、いらっしゃらないんですか?---


手に持っていたグラスを見つめながら、僕はユンホさんのことを考えてた。


---今まで散々女遊びしてきたけど、こんなマジになっちゃったの初めてでさ、、、---


ユンホさんが初めて本気で心を寄せた女性・・・

なのに、どうして?

そんなことを、僕が今更考えてもどうしようもないのに・・・
けど、頭の中はユンホさんのことでいっぱいで・・・


--- ・・・ミン、、、チャンミン? ---

・・・・・「あっ、、、ごめん、、、」


友人の声で、我に返った。
3人の視線が、僕に集中していた。





・・・・・「あの・・・」


今更なのは分ってる。

けど・・・
知りたい・・・
ユンホさんのこと・・・


・・・・・「あの・・・聞きたいことが・・・」


僕は何を言うつもり?
2人の間に何があったかなんて、僕には一切関係ないじゃないか、、、

そんなこと、僕が問う権利も、知る権利もない・・・

なのに・・・


・・・・・「チョン・ユンホさん・・・知ってますよね?」

--- えっ? ---


突然の僕からの問いに、目を丸くして驚く彼女。

自分でも、何を言ってるんだか、、、
けど、心の中のもう一人の僕を、止めることはできなかった。


--- チャンミン、お前、何言ってんの?---

・・・・・「チョン・ユンホさんです。もう、卒業して、大学には居ませんけど・・・」


〝あぁ、、、〟

少し考えるように瞳を泳がせて、そしてはっと思い出したように彼女は言った。


--- はい、知ってます。友達を通じて知り合って、お友達になりました。
卒業されてからは、会ってませんけど・・・---


友達?
会ってない?


・・・・・「付き合ってたんじゃないんですか?」


彼女は苦笑いしながら、ちいさな掌を横に振って見せた。


--- チョン先輩は、長く好きな人がいるって、そう言ってました。付き合ってたんじゃないかな? 
料理も上手だし、、、、そうそう、確か、、、だらしない自分の世話をしてくれる天使みたいな人だって、、、---

・・・・・「・・・・・」

--- 先輩が酔っぱらってた時に、優しく介抱してくれたのが出逢いだって・・・
自分のマンションに初めて連れて行ったのがその人で、これからもずっとその人以外は入れないって・・・---



うそ・・・・・


---この部屋に、他人を入れたの初めてなんだ。お前が初めて・・・---



--- チョン先輩、すごくモテてたし、それに、私の友達も先輩の事好きだったけど、
そんな隙もないって感じでしたよ。とても、その人の事、好きなんだなって、、、---



う、そ・・・


ユンホさん・・・・・


どうして、、、、








11へつづく

読者の皆さま、おはようございます。

今日もいい日になりますように♥
いつもありがとうございます。





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私の心の中のお話です。
ご了承ください。



もっとあなたを好きになる。





「ユンホさん・・・・」


僕の目の前に、太陽の光を遮るように立つその人・・・
眉間にシワを寄せて、じっと僕を見ている。


「チャンミン・・・お前・・・」


久し振りの貴方の顔。
少し、、、痩せた?

突然、手首を掴まれ・・・


「来い」


強い力で引っ張られた。


・・・・・「い、痛い、、、」

「いいから、来い」


ユンホさんの声が、いつもと違って、、、
怒った時の低い声。

何も言えず、引きずられるように連れて行かれた先は、
構内の一角にある小さな講義室。

誰もいないその部屋は、窓辺から光が差し込み、温かで静かな空間だった。

ドアを閉めると、投げ出されるように掴んだ腕を離される。


・・・・・「な、なに、、、」

「どうして電話に出ない?」

・・・・・「・・・・・」

「答えろ? チャンミン」


静かな室内に、ユンホさんの声が響く。

どうしてそんなこと、今更僕に問うのだろう。

僕は、以前と同じように、彼の顔を見ず、視線を逸らせたまま答えた。


・・・・・「だって、ユンホさんが、お前の好きにしろって、そう言ったじゃないか」

「・・・・・」


沈黙が続く。

恐々、ユンホさんの顔をチラリとみると、
今まで見たこともないような悲しそうな表情で、じっと僕を見つめていた。

どうして貴方が、そんな顔するの?

どうして・・・


「お前が、俺の事を何とも思ってないのは知ってた。」


えっ?


「いつ頃からか、俺の顔を見なくなった。ただ、身体を繋げるだけで、他には何もない。
電話もない。俺が呼ばなきゃ、会いにも来ない。俺の事に何も興味を示さない。」


それは、貴方をもっと好きになってしまうから・・・

そうならないように、自分が苦しくならないように、、、


「ただ、俺達なんとなくそんな関係になって、今まで続けてきたけど、ずっと思ってた。」


〝いつかは終わるって・・・〟


そう、、、貴方の言う通り。

僕達みたいな脆い関係、いつかは、終わるんだ・・・
貴方に好きな人がいるなら、その〝いつか〟は、今・・・


・・・・・「なら、それが今かもね」


視線は向けられなかった。
僕の本心を見透かされそうだったから・・・


「それで、いいのか?」

・・・・・「いいもなにも、僕は・・・」


貴方がそう、僕に選択させたくせに・・・


「何? 言えよ?」


言葉が上手く出てこない。
僕の想いはきっと伝わらない、伝えられない、伝えちゃいけない。

けど、きっとこれが最後になる。

好きだとは言えないけれど、心の中をちょっとだけ・・・
口に出して、言葉に乗せて・・・

それであなたを諦めるから・・・


・・・・・「僕を愛してくれる人を愛したい。」


ユンホさん、貴方に愛されたらどんなに幸せだろう。

もっとあなたを好きになれたら・・・
もっとあなたを愛せたら・・・


「・・・お前には何も、、、、」

・・・・・「えっ?」


ユンホさんは、何故か少し微笑みながら、僕にこう言った。


「いや、分かったよ。もう、お前の前に現れたりしないから、、、心配するな」



〝さよなら、元気でな〟



そう言って、貴方は僕の髪を大きな手でクシャリと撫でた。
初めて出会った時と同じように、、、


扉を開けて、ユンホさんが去ってゆく。

どうか貴方が幸せになれますように。

愛する人とずっとずっと・・・







その日からの毎日、、、淡々と時間が過ぎてゆく。

いつの間にか気が付けば、季節は春・・・
大学から、彼はいなくなった。

ユンホさんが、今、何しているのかも僕には分らない。

ときどき、夜に目を覚ますと、彼の温もりを思い出して泣きたくなることもあるけれど、
どうすることもできないことを僕は知ってる。

火照った体をどうにかしたくても、
自分で慰めることすらできないことも僕は知っている。


そんな時は、目を閉じて夢の中で貴方に触れよう・・・
夢の中で貴方に抱かれよう・・・



今の僕には、そうすることしか出来ないのだから・・・







10へつづく

読者の皆さま、おはようございます。
随分前に書いたお話なのに、凄く皆さんに応援してもらってます。
自分自身でも、とても好きなお話なので、嬉しさMAXです(笑)
いつもありがとう。
励みになっています♪

今日もいい日になりますように(*^^*)




こころ。

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