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※ こちらのお話は、「恋の予感。」の番外編です。
「恋の予感。」をまだ読まれていない読者さまは、是非そちらからご覧になってください。





私の心の中のお話です。
ご了承ください。





だって好きだから。~恋の予感。番外編 2~






金曜の夜。

いつもなら、ユンホさんと2人でのシフト。

営業が終わった後、2人だけで店の後片付けをして、
静かになった店内の奥で、ゆっくりとコーヒーを飲む。

僕のとても楽しみで大切な時間。



けれど、、、


〝チャンミン、悪い、、、実は、、、〟


今日の朝早く、ユンホさんからの電話を受けた。

苦しそうに咳き込みながら、掠れた声で話すユンホさんに、
今すぐにでも駆けて行きたい気持ちになったけれど、
今日はどうしても抜けられない授業があって、、、


〝分りました。授業が終わったら、そのまま店に入ります。
僕がきちんと閉店作業をしますから、心配しないで〟


風邪がうつるから絶対に来るなというユンホさんの話は、適当に返事をして誤魔化した。
時計を見て、ため息が出る。


・・・・・「大丈夫かな、、、」


ようやく、最後のお客様を見送って、閉店作業を終える。
最後の店の灯りを落とそうとしたその時、、、

誰もいない、薄暗い店内に電話の音が響く。

こんな時間に、誰だろう、、、
そう思いながら、応答した。


・・・・・「はい、、、」

--- あ、ユノ? ---

・・・・・「えっ?」


女性の声、、、
しかも、ユンホさんのことを〝ユノ〟と呼んだ。

きっと親しい間柄だ。


--- あ、ごめんなさい。オーナーいらっしゃるかしら? ---


誰だろう、、、
心臓が、ドキドキと早鐘を打ち始めた。


・・・・・「オーナーは体調を崩してお休みで、、、」

--- あぁ、、、そう。分りました。ありがとう ---

・・・・・「あの、どちらさ、、、」


そこで、電話はプツッと切れた。


再び、静けさが店内を支配する。
僕の小さな溜息だけが、音を立てた。






店を出て、大通りに出る。

いつもなら、そのまま地下鉄に乗るけれど、
僕は、通りに身体を傾け、タクシーを止めた。


急がなきゃ、、、

〝来るな〟って、そうユンホさんは言ったけれど、
でも、、、きっとユンホさんは僕を待ってる。

そう思うんだ。


バイトへ入る前に買っておいた食材を手に、タクシーに乗り込んだ僕は、
運転手にユンホさんのマンションの場所を告げ、背もたれに身体を預けて大きく息を吐いた。


・・・・・「ありがとうございました」


ソウルの街を抜け、ユンホさんのマンションに着く。
タクシーが走り去って、ユンホさんの部屋に急いだ。


季節は秋、、、
吹き始めた風は、もうすぐ冷たい季節が訪れることを教えてくれるかのように、
冷たく僕の首元を走ってゆく。

肩を窄めながら、ユンホさんの部屋の前に立ち、インターホンを押した。


微かに足音が聞える。

そして、開かれた扉、、、


・・・・・「ユンホさ、、、、」


えっ?


--- はい、、、どちら様? ---


そこには、知らない女性が居て、、、


部屋を間違えたのかと、部屋番号のプレートを確認したけど、、、
間違ってない。
確かにここは、ユンホさんの部屋だ。


・・・・・「あの、、、ユン、、、チョンさんのお部屋では?」

--- そうですけど、どちらさま? ---

・・・・・「あ、あの、、、僕は、、、」


とても綺麗な人、、、

サラサラの美しい黒髪と、透き通るような白い肌。
長い睫毛と、赤い唇がとても魅力的で、、、

僕にはない物ばかりで、、、


・・・・・「す、すいません、、、」

--- ・・・・・ ---


言葉に詰まって、それ以上何も言えなくなってしまった。


--- あの、、、---

「ミヨン、どうした?」


奥の部屋から聞こえるその声。
立ち尽くす僕の視界に、パジャマ姿のユンホさんが映った。


「チャンミン?」

・・・・・「・・・・・」

「チャンミン、来てくれたのか?」

--- ユノの知り合い? ---

・・・・・「ご、ごめんなさい、、、」


この状況が理解できなくて、
僕は、そのままくるりと背を向け、この場を去ろうと足を踏み出す。


けど、、、


「待って、チャンミン」


後から腕を掴まれ、手にしていたスーパーの袋が、
派手な音を立てて地面に落ちた。


・・・・・「あっ、、、」


慌てて拾おうとしてけれど、ユンホさんは僕の腕を掴んだまま、
離そうとしない。

透明の袋の中の卵が、無惨に割れているのが見えた。


・・・・・「ユンホさ、、、」

「もう用事は済んだだろう、帰れ、、、」








2へつづく

読者の皆さま、こんにちは。

福岡参戦中にお届けした「恋の予感。」の番外編です。
この2人で、またお話を書くことになるとは思ってもみませんでした。

自分が思っていた以上に読者さまに喜んでもらって、
続きを、、、と沢山リクエスト貰ったので、調子に乗って書いてみました。
何話になるかも分りませんが、3話くらいでまとめられたらと思ってます。

数日は「映画みたいな~」と、どちらかを14時に更新します。
よろしかったらお付き合いくださいね。

タイトル画像のチャンミン、可愛いでしょ?♡フフ

昨日は電撃的なニュースが・・・
うちの娘が嵐のファンなので、わが家は大騒ぎになりました。
結婚するのが大ちゃん(笑)だったらきっと娘は今日、学校を休んでいたはず(;・∀・)
推しの結婚かぁ(>_<)
ユノ、もう暫くは、みんなのユノでいてね(泣)



それでは、午後も素敵なひと時を♪
いつもご訪問ありがとうございます。




こころ。

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※こちらのお話は、〝恋の予感。C〟〝恋の予感。Y〟をお読みになってからお進みください。




私の心の中のお話です。
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甘いキスを貴方に。 ~恋の予感 番外編~




いつもの金曜日。
バイト先のカフェ。

夕方からは、僕とユンホさん2人だけ。
いつもなら、お客さんもちらほらで、静かな空間なのだけれど・・・


今日はいつもと様子が違った。


今日は2月14日。
女性たちが、心に思う大切な人に愛を告白するロマンティックな日。

街中に、愛が溢れる。
そのせいか、普段なら静かな店内が恋人たちで賑やかだった。


閉店1時間前。
ようやく、お客さんの波も引いて、店内にいつもと同じ心地よい静かな空間が訪れた。



「チャンミン、お疲れさまだったな」

・・・・・「はい。けれど、皆さん幸せそうで、、、僕もなんだかとてもあったかい気持ちになりました」



例え忙しくても、2人きりじゃなくても・・・
同じ空間で、ユンホさんと時間を過ごせたことが僕はとても嬉しかった。


・・・・・「ありがとうございました」


最後のお客様が店を出て、閉店の準備を始めたその時だった。


お店のドアベルが静かな店内に響く。



--- こんばんは---

・・・・・「あ、こんばんは」


閉店間際・・・

店に現れたのは、このカフェのアルバイト店員のナナさんだった。


--- チャンミンくん、ご苦労さま---

・・・・・「ナナさん、こんな時間にどうしたんですか?」


僕より2つ年上のナナさんは、近くの大学に通うとても美人の女子大生。
ナナさん目当てで、カフェに通ってくる男性もいるほどだ。


--- うん、ちょっと、、、オーナーに用事があって。いる?---

・・・・・「はい、奥に・・・」

--- ちょっとお邪魔するね---


ナナさんは少し頬を染めて・・・
なんだか、とても、嫌な予感がする。

今日は、バレンタインデーだし・・・



そう思いながらも、僕は閉店作業に取り掛かった。

全ての作業を終えて、店内のライトを落とす。
ナナさんが、ユンホさんの所へ行ってから、もう20分経っている。

どうしよう・・・

けど、あの部屋に行かないと僕も帰れない。
仕方なく、ユンホさんの居る奥の事務所へ向かった。


薄暗い廊下の向こう。
その部屋の扉が少し開いているのだろうか、部屋の灯りが廊下まで漏れている。


・・・・・「オーナー、終りま・・・」


扉が開いていたこともあって、ノックもせずに入った僕がバカだった。



部屋の中・・・
ユンホさんの肩に細い腕を巻きつけて、キスをしてる2人の姿。


・・・・・「ご、ごめんなさい・・・」


思わず目を逸らす・・・


--- やだ、チャンミンくん、ノックくらいしないと・・・---

「いい加減離れろ」



顔を上げられない。
俯いたまま、僕は小さな声で・・・


・・・・・「業務は終わりました。僕、失礼します」


頭を下げて、部屋を飛び出す。


「おい、チャンミン! 」


後ろからユンホさんの僕を呼ぶ声が聞こえたけれど、
僕はそのまま裏口から店を出た。






どの位走ったかな?


・・・・・「しまったな、こんな格好で、、、寒い・・・」


着替えもせず、バックも置いたままで出てきてしまった。
けど、戻る気にはならなかった。



ナナさんは、とても綺麗だ。

大きな瞳、白い肌、美しくて長い黒髪。
男なら、一度はあんな女性に憧れを抱く。


ユンホさんもきっと・・・


すれ違う恋人たち。
腕を組んで、笑い合いながら幸せそうに歩いてる。

いつの間にか、僕は表通りの大きな噴水のある広場まで歩いてた。

ここは、カップルや友人たちとの待ち合わせによく使われる場所。
今日も噴水の周りをぐるりと囲むように、恋人たちが寄りそい合っていた。


歩き疲れた僕は、少し離れたベンチに腰を下ろす。


カフェのユニフォーム姿。
上着も羽織らずにいる僕を、冷たい夜の空気が包む。


・・・・・「寒い・・・」


逃げるように店を出て、夢中で歩いたせいか、
ベンチに腰を下ろしてから、ようやくさっき見た光景が頭の中に蘇った。


・・・・・「お似合いだったな」


美男美女・・・
カッコいいユンホさんと、美人なナナさん。

とてもお似合いだった。


僕なんか・・・
僕なんか、ユンホさんには似合わない。

僕は所詮、、、男・・・


・・・・・「ユンホさんのバカ」


どうしてだろう、今頃になって胸がズキッと痛みだす。

ユンホさんは、僕だけのものなのに・・・

違うのかな・・・
そんな風に思ってたのは僕だけなのかな?

冷え切った頬に、温かい涙が伝う。
一度溢れると、次から次へと流れてきて、もう止められなかった。




--- どうしたの? 泣いてるの? ---


驚いて顔を上げると、見知らぬ男性が立っていた。


・・・・・「いえ、大丈夫です」


立ちあがって、その場を去ろうとしたら腕を強く摑まれた。


--- こんな日に、こんなところで、こんな格好で泣いてるなんて、、、もしかしてフラれたの?---

・・・・・「や、は、離してください」


摑まれた腕が痛くて・・・


--- 俺と遊ぼうよ。俺のアパート、すぐそ、、、うっ!!!---


さっきまで強く摑まれていた腕が、ふいに解放される。

驚いて、男を見ると・・・



・・・・・「ユンホさん・・・」


ユンホさんが、男の腕を取り、捻り上げている。


「嫌がってるだろ」

--- いっ、、、わ、分ったよ、は、離せ!!!---


男は、ユンホさんから解放されると、慌てて駆けて逃げて行った。


「ほら、そんな恰好で寒かっただろう。風邪引くぞ」


そう言いながら、ロッカーに置いてきぼりにしてきた僕のコートを肩にそっと掛けてくれた。


「探したよ、、、やっと見つけた」

・・・・・「・・・・・」

「チャンミン、泣いてたのか?」

・・・・・「・・・・・」

「怒ってるのか?」

・・・・・「・・・・・」


本当は、思いっきりユンホさんを罵倒してやりたかった。

僕が居るのに、女の人とキスしたりして・・・

どうして?って・・・
もう、ユンホさんなんてキライだって・・・

そう言ってやりたかった。



なのに・・・

僕の顔を溶けるような目で見つめてる。
その顔を見たら、もうどうでもよくなって・・・

僕を追いかけてきてくれた。
それだけで、嬉しくて・・・

沢山好きな方の負け。僕の負け・・・


・・・・・「ユンホさんのバカ」


僕は、自分が今、どこに居るのかも忘れて、
腕を思いきり伸ばして、ユンホさんの胸にしがみ付いた。


・・・・・「バカ、ユンホさんのバカ・・・」

「チャンミン、、、ゴメンな。ナナに不意打ち食らったよ。許してくれ」

・・・・・「バカ・・・」


ユンホさんが、泣きじゃくる僕の髪を優しく撫でる。


・・・・・「今日はバレンタインです」

「そうだな」

・・・・・「お客さんに、沢山貰ってましたね。 ナナさんからも貰ったんでしょ?」

「お客様には、さすがに拒否できないからさ。けど、ナナからのは受け取らなかったぞ」

・・・・・「うそ・・・」

「ほんとだ」

・・・・・「どうしてですか?」


顔を上げて、ユンホさんを見つめる。


「決まってるだろ? 俺が欲しい相手は他にいるからだ」


ユンホさんが僕を見つめ返す。
その瞳に吸いこまれそうになって・・・


・・・・・「僕・・・」


好きです。ユンホさんが好き・・・


・・・・・「お願いです。他の人と、キスしないで・・・」


僕の、、、僕だけのキスでどうか満たされて・・・


周りの人たちの視線なんて、怖くなかった。
今、僕は貴方しか目に映らない。

貴方の顔をそっと引き寄せて、僕からのキス・・・


愛してます。

僕だけ見てほしい
僕だけ感じてほしい
僕だけ愛してほしい


長い時間、触れていたような気がする。
ゆっくりと、唇を離すと・・・



周りの人たちの大きな歓声が聞こえる。
驚いて振り向こうとしたら、

今度はユンホさんの掌が僕の頬を包んで・・・

熱いキスが落ちてきた・・・




「チャンミンのキスはチョコレートみたいに甘くて蕩けそうだよ。最高のバレンタインだ」

・・・・・「ユンホさん・・・」

「ほら、後ろ見て?」


振り向くと、そこは美しい色取り取りのライトが、立ち上る噴水を照らしていて・・・
幻想的な、水と光の世界が広がっていた。


周りの恋人たちも、寄り添い合いながら美しい噴水に歓声を上げ、見入っている。



「チャンミン、帰ろう」

・・・・・「はい・・・」

「家に戻ったら、もう一度、お前の甘いキスが欲しい」





甘い甘いキスを貴方にあげる。
チョコレートよりも甘い、僕の愛がたっぷり詰まった甘いキスを・・・



貴方だけに・・・・・







恋の予感。・・・fin

読者の皆さま、こんにちは。
季節外れのバレンタインデーのお話でした(;・∀・)

福岡参戦中、〝映画みたいな恋をした。〟をお休みさせていただき、
こちらの〝恋の予感。〟3話を更新させていただきました。

ずいぶん昔に書いたお話だったので、
お恥ずかしさ満載でしたが、私の好きなお話の1つだったので、
再び日の目を見る事が出来て嬉しかったです。

明日からは、〝映画みたいな恋をした。〟に戻ります。
お時間のある時に覗いてみてくださいね。

お待ちしています。


それでは、午後も素敵なひと時を♪
私は未だ余韻に浸り中(笑)(笑)




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※こちらのお話は、〝恋の予感。C〟をお読みになってからお進みください。





私の心の中のお話です。
ご了承ください。



恋の予感 Y




一目で目を奪われた。



・・・・・「シム・チャンミンと言います。よろしくお願いします」



大きな瞳をクルクルさせて、目まぐるしく変わる表情。
大学生にしては幼い顔立ち。

けれど、フッとした時に俺に見せる一瞬の顔が、
やけに色を纏っていて・・・

惑わされそうになる。


気が付くと、彼の視線を感じる。
熱っぽく溶けるような瞳を躊躇することなく投げかけてくる。


自分がどんな顔してるのか、分かってるのか?


彼は一週間に3日、そのうちの金曜日は夕方から閉店まで俺と2人だけのシフトになる。


最初は、好奇心だった。
俺を見つめるあの視線の意味を知りたくて・・・


「いつも俺を見てるだろ? もしかして、俺の事好きなの?」


自分でも、何を期待していたんだろうと思う。
ただ、彼の反応が見たかった。

冗談のように切り返してくる、、、そうとばかり思っていた。


なのに・・・


彼は、真っ赤な顔をして俯いて・・・
そんな彼を見たとき、まるで自分の中の何かに熱い炎が灯ったように、止められなくなった。


途惑う彼の視界に映るように、手を差し出す。


「好きなんだろ? 言ってみて?」


俺のその手に、彼の震える手が重なる。


・・・・・「すき・・・です」






それから、毎週金曜だけの俺たちの逢瀬。

何もない殺風景な部屋の片隅・・・
ギシギシと軋むベッドの上で繰り返す男同士の交わり。


・・・・・「すき、、、ユンホさん、すき、、すき・・・」


彼の口から、俺の名前と共に漏れ出る吐息と喘ぎ。
いつの間にか俺は、彼に夢中になっていた。

きめ細かな白い肌・・・
指を這わせると、弓のように美しくしなる背中・・・


・・・・・「あっ、あ、、、や、、んんんっ・・・」

「ほら、もっとお前がよく見えるように脚を広げて・・・」

・・・・・「や、や、だ・・・」


口ではそう言いながらも、彼は俺に従順だった。



けれど・・・



・・・・・「じゃあ、帰ります」


いつも、その行為が終わると、余韻の1つも感じさせず、そそくさと身支度をする。
顔色を変えず、扉の向こうに去ってゆく。

彼の真意が分からなかった。
一方では、熱い視線で見つめたかと思うと、一方では目も合わせず冷たく去ってゆく。

どこまで彼を愛してもいいのか、
それが分からなかった。


ただ怖くて・・・

いつの間にか心を奪われた俺は、身体の繋がりだけの関係さえなくすのが怖くて、
何も言えなくなっていた。



そんなある日・・・



--- ねぇ、チャンミン。日曜さ、映画観に行かない?---


彼の友達が訪ねてくるのは初めてじゃなかった。
けれど、彼がその女性に向ける笑顔を見た瞬間・・・

言いようのない不安が胸を襲う。

俺には向けられない彼の笑顔・・・
嫉妬の炎が、俺の胸を焦がした。








「今日は、もう帰れ」


彼にそれだけ告げて、部屋を出た。
今日は、ダメだ。

こんな気持ち、絶対に彼を傷つけてしまう。
自分のバカげた嫉妬で、彼を傷つけたくはなかった。


なのに・・・


・・・・・「嫌です。理由、、、教えてください。もう、僕に飽きましたか?」


俺の気持ちを知る由もない彼は、俺
の腕をきつく掴み、離そうとしない。


飽きる??

どうして、そんなこと・・・

自分の態度が原因とは言え、
気持ちの欠片も伝わっていないことに、もどかしさと少しの怒りが湧いて・・・


「帰って、女に電話しろ。俺のを咥えてる時間なんてないだろ?」


思ってもいないことが口から吐き出た。


とにかく、その場から逃げたしたくて、彼の手を振り払い足を進めた。


そんな俺を責めることなく追いかけてきて・・・


・・・・・「ユンホさん、ねぇ、そうですか?」


俺の背中に腕を回して縋りつく。

嫉妬したのかと・・・
あの女に嫉妬したのかと・・・

その姿に、圧倒される。
彼から伝わるその溢れるような熱い想い、、、

初めて見る彼の真の想い、、、



なにをどう言えば、彼に伝わるのか、、、
考えあぐねていた俺から、ゆっくりと離れていく。


・・・・・「ごめんなさい。帰り、、、ます」


今にも零れ落ちそうに涙を溜めた瞳。
俺に気付かれないように、俯いたまま小さな声でそう言った。


愛しくて・・・・
愛しすぎて・・・


胸が痛い。


立ち去ろうとする彼の腕を今度は俺がギュッと掴んだ。



・・・・・「僕、今とても惨めなんです。一人になりたい、、、離してください」



離せるわけない。

このまま帰せるわけない。
伝えないと・・・

君に伝えないと・・・




「日曜日に、一緒に映画を観よう。街を歩いて、買い物して、それから食事して・・・」


「俺の部屋のベッドで、お前を抱きたい」





ずっと、誤魔化してきた。
自分の気持ちにはとうに気が付いていて、認めていたはずなのに・・・

彼の心が分らなくて、繋がりをなくすのが怖くて・・・
自分の気持ちを伝えることをしなかった。


そのせいで傷つけて・・・
泣かせてしまった。



「好きだ、、、お前が好きだ」



俺の胸の中で泣く君をそっと抱きしめた。







・・・・・「ユンホさん!」


空の下、彼の笑顔が眩しかった。
俺だけに向けられる、その笑顔。

映画を観て、食事をして・・・

そして、俺たちはまるで今までの心の空白を埋めるように沢山話した。


「一度でも、好きだと言ってしまったら抑えが利かないと思ったんだ」


そう、俺が言うと、何の迷いもなく、


・・・・・「僕は、初めて会った時からずっと、、、ユンホさんが好きでした」


柔らかい物腰と幼げな顔立ちとは裏腹な彼の物怖じしない力強い言葉に、
俺は少しの恥ずかしさを覚えた。 


陽が落ちて、空には星の粒・・・
君と手を絡めて、通りを歩く。


今日は、俺のベッドで君を抱きたい。
いつもよりもっと優しく大切に・・・


そして、愛してると・・・

そう言いたい。

君だけを愛していると・・・



「チャンミン、俺の部屋に来てくれるか?」


・・・・・「はい、ユンホさん・・・」





俺たちの恋は始まったばかり・・・







恋の予感。番外編につづく。

読者の皆さま、こんにちは。

このお話、どうですか?
文章が拙すぎて申し訳ないんですけど、
それも含めて楽しんでいただいてたら嬉しいです。フフ

それでは、福岡2日目。
楽しんできます♪

いつもご訪問ありがとうございます。




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恋の予感。C




・・・・・「あっ、あ、、、や、、んんんっ、、、」

「さっきの声、すごくいいよ、もう一回言って、チャンミン・・・」

・・・・・「や、、、」

「ほら、逃げちゃダメだよ。入んないだろ?
いい子だから、じっとしてて、、、すぐよくなるから」

・・・・・「や、やだ・・・ユン、ホさん・・・ん、、、あーーっ、、」



毎週金曜の夜、僕はこの人に抱かれる。

深夜、閉店したカフェ。
普段、従業員たちの仮眠室として使われているベッドの上で・・・



・・・・・「ぁ・・・ん、、もう、、、ダメ・・・」

「スゴイね、チャンミンの中・・・どこまででも俺を飲み込むよ。熱くて、いいよ・・・」


耳元で囁くその言葉に、今まで以上の快感が押し寄せる。


・・・・・「すき、、、ユンホさん、すき、、すき・・・」


初めてこの店に来たのは今から5ヶ月前。
一目で僕の心は、この人にすべて囚われてしまった。

ただ、週に何度か、店で貴方に会えればそれでいいと思っていた。

男の人相手に、こんな感情・・・
受け入れてもらえるはずなんてないとそう思っていたし、打ち明けたとしても嫌われることは目に見えていた。


だから・・・


「チャンミン、これ頼むよ・・・」


優しく僕の名を呼ぶ貴方の低い声がとても好き。
カウンターの中でコーヒーを淹れる貴方の姿が大好き。


傍で見ているだけで幸せだと、そう思っていた。


あれは、働き始めて1ヶ月たった頃・・・

それは突然だった。
閉店業務をすべて終えて、更衣室で着替えていた僕に・・・



「チャンミン、いつも俺を見てるだろ? もしかして、俺の事好きなの?」

・・・・・「えっ? い、いえ、、、そんな・・・」

「いつも、あんな誘うような目で見てるのに、、、気が付かないとでも思ってた?」

・・・・・「そ、そんなつもりは、、、ご、ごめんなさい」

「謝ることなんてないよ、好きなんだろ? 言ってみて? 」



俯いて顔を上げられない僕の視界に差し出された彼の大きくて美しい手・・・
誘われるように僕はゆっくりと自分の手を重ねた。



・・・・・「すき、、、です」







それ以来、店のオーナーの彼と僕はそういう仲になった。

けれど・・・


恋人じゃない。

何処かで食事するわけでもない。
映画を観たり、買い物へ行ったり、、、そんなこともない。


そして・・・


・・・・・「ユン、ホさん、、、んんん、あっ・・・」

「ぁぁ、、、いいよ、すごくいい、チャンミン、、、後で後ろからもしてあげるからね」


彼の口からは、一度も好きと言ってもらったことは無い。

遊び・・・

それは前から知ってた。
それでも僕はよかった。

週に一度のわずかな時間だけど、僕はとても幸せだったし、
その時だけは、彼が僕だけを見つめてくれるから、、、


今夜も、大好きな貴方の腕に抱かれて心満ちたりた時間は終わる。



・・・・・「じゃあ、帰ります」


いつもと同じ、その行為が終ると、
僕は急ぐように身支度をしてなるべく早くこの場を立ち去る。

貴方の傍に長くいると、きっと欲が出てしまう。


僕を好きになってほしい。

僕だけを見てほしい、僕だけを抱いてほしい。
手を繋いで街を歩いて、並んで映画を観て・・・

好きだと・・・
僕だけを好きだと言ってほしい。


そんな風に思ってしまうから・・・


僕のこの恋は、それが許されないと、ずっとそう思ってた。



何時からだろう。
仕事中、ふと感じる視線・・・

貴方と何度か目が合うようになった。


避けるように視線を逸らせて、お客さんとの会話に戻る。
ただ、僕は理由が何であれ貴方が僕を気にしていてくれることがとても嬉しかった。





その日は、大学のサークル仲間が遊びに来てくれた。
僕達は入学した時からの仲間でとても仲が良かった。


--- ねぇ、チャンミン。日曜さ、映画観に行かない? チケットもらったの---

・・・・・「日曜か、、、うん、いいよ」


別に女の子と2人だって平気なのは、それは仲間としか見ていないから。
この子とユンホさんは違う。


・・・・・「じゃあ、今日の夜、連絡するよ。ゆっくりしてって」










「今日は、もう帰れ」


閉店後・・・


・・・・・「えっ?」


いつものように更衣室で彼を待っていた僕に、たった一言そう言って部屋を出ていく。

どうして?

あからさまに不機嫌な顔をしてた。
僕が、何か怒らせた?


・・・・・「ま、待って・・・」


後を追いかけて僕は彼の前に立ち、進路を絶つ。


「なんだ?」

・・・・・「どうして? どうしてですか?僕、何か・・・」


気が付いたら、彼の腕をきつく掴んでいた。


「いいから、帰れ」

・・・・・「嫌です。理由、、、教えてください。もう、僕に飽きましたか?」


僕のその言葉を聞いた途端、彼の顔が酷く歪んでいく。


「帰って、女に電話しろ。俺のを咥えてる時間なんてないだろ?」

・・・・・「えっ?」


僕の手を振りほどいて、足早に出口に向かう。

女って・・・
電話って・・・

あの子のこと?
僕は振り向いて、もう一度彼を追った。


・・・・・「待って・・・」

「まだ何かあるのか? しつこい奴・・・」


顔を見たら、たまらなくなって・・・
僕は彼の胸に飛び込んで背中に腕を回した。


耳から伝わる貴方の鼓動。


・・・・・「もしかして、もしかして、、、彼女の事、、、怒ってますか?
僕が約束したから・・・」

「・・・・・」

・・・・・「ユンホさん、ねぇ、そうですか?」



彼が嫉妬?

まさか、そんなはず、、、

でも、もしかしたら、、、
そう思うと、自分が止められなかった。

今まで一度もそんなこと無かったのに、、、



金曜の夜になると、当たり前のように身体を開いて、貴方を受け入れてた。

好きだとか、愛してるとか、そんなこと一度だって言われたことは無かったし、
デートも一度もしたことがない。

ただ、貴方を受け入れるだけ。
貴方の好きなように、貴方に言われるがまま・・・

好きだから・・・
僕が好きだから・・・

それでいいと思ってた。


けど・・・
もしかして・・・

そう思ったら・・・



〝もしかして、ユンホさんが、、、僕を?〟



そんな淡い期待だけで、僕の心は熱くなって、心臓が痛いほどの早鐘を打った。


彼は何も言わない。
暫くそのままでいたけれど、少しずつ、その沈黙が心に重くのしかかってくる。


きっと、何も言わないことが彼の答え。


僕の思い込み、、、笑っちゃう、、、


僕は彼の背中に回していた腕を解いた。


・・・・・「ごめんなさい。帰り、、、ます」


恥ずかしさと悲しさと、そして惨めな気持ち。

僕は俯いたまま頭を少し下げると、
更衣室へ向かうために、振り返って彼に背中を向けた。


歩き出そうとして踏み出したその時・・・

今度は僕が、彼に腕を強く摑まれた。




「・・・・・」

・・・・・「僕、今とても惨めなんです。一人になりたい、、、離してください」







「日曜日、、、映画を観に行かないか?」



えっ?

驚いて振り向いた。
彼は、、、ユンホさんは、瞳を泳がせながら・・・


「明後日の日曜日に、一緒に映画を観よう。
街を歩いて、買い物して、それから食事して・・・」

・・・・・「・・・・・」

「そのあとに、、、、」

・・・・・「ユン、ホ、、、さん?」

「俺の部屋のベッドで、お前を抱きたい」

・・・・・「・・・・・」




うそ・・・



「いやか?」



夢を見ているようで、目の前の彼の顔がよく見えない。


「ダメ、、、か?」


貴方の顔が見たくて、なのに・・・
次から次へと溢れる涙が邪魔をして・・・

貴方の指が、僕の目じりを拭う。


・・・・・「ダメじゃ、、、ない、です。夢見てるみたいで・・・」


掴まれた腕をグイッと引かれて、
僕の震える身体は、ずっと求めていた温もりに包まれた。


本物の温もりに、、、



「ずっと、誤魔化してて悪かった。好きだ、、、お前が好きだ」



その温かい胸の中で、
声を殺して泣きながら小さく頷くことしかできなかった。







・・・・・「ユンホさん!」


日曜日・・・

ユンホさんは、約束通り僕をデートに連れ出してくれた。
映画を観て、食事をして・・・・


沢山話した。

ずっと僕の事を気にしていたと。
本気で好きになってはいけないと、そう自分の心を誤魔化していたと・・・


「一度でも、好きだと言ってしまったら抑えが利かないと思ったんだ」


まさか本当に、
僕が自分の事を好きでいるとは思ってもいなかったと。


・・・・・「僕は、初めて会った時からずっと、、、ユンホさんが好きでした」


ユンホさんは案外テレ屋だ。
僕のこの言葉で、嬉しそうに笑って少し頬を赤く染めてる。


・・・・・「ユンホさんって、笑うととてもステキです」


恥ずかしそうに、そっと僕に手を差し出す。
もう、外は陽が落ちて、空には輝く星たちが散らばっている。

僕はその大きな手に自分の手を絡めて、ギュッと握り返した。



「チャンミン、俺の部屋に来てくれるか?」


・・・・・「はい、ユンホさん・・・」





僕たちの恋は始まったばかり・・・







恋の予感。Yへつづく

読者の皆さま、こんにちは。

もう随分と前に書いた短編のお話です。
チャンミンとユノ、それぞれの1話と+1話。
全3話で更新します。

お恥ずかしいほどの拙い文章なんですが、
短編を書くのはこの頃から苦手だったんだなと、
そして、そういうシーンも苦手(~_~;)

そんな風に苦笑いしながら読み返しました。
私の書き始めの初々しさ(笑)を感じて頂きながら、3日間お付き合いいただけたらと思います。

それでは、福岡楽しんできます♪
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こころ。

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私の心の中のお話です。
ご了承ください。




一夜。





あれ?


マンションの扉を開くと、
いつもは薄暗く冷たい空気だけが支配するその空間は、
煌々と灯りが灯されていて、漂う空気が温かい。

鼻に届くいい香りは、忘れていた空腹感を思い出させた。


けれど、何よりも俺の顏をほころばせたのは、、、



・・・・・「お帰りなさい、ヒョン」


リビングに向かうと、そこに居たのは、
表情を変えることなく、あくせくと部屋の片づけをしている、愛しい俺の恋人チャンミン。


「どうした?」

・・・・・「別に、、、」


こちらを見る事もなく、置きっぱなしの雑誌を片づけたチャンミンは、すました顔をしてキッチンに向かう。
そして、次々とテーブルの上に美味そうなおかずを並べだす。


・・・・・「ヒョン、早くシャワー」

「・・・・・」

・・・・・「冷めちゃうから、早く」


促された俺は、触れたくて伸ばしかけた手を引き戻し、
言われるがままシャワー室に向った。


温めのシャワーを浴びながら、チャンミンの顏を見るのはどの位振りかと考える。

最近、俺たちは個人活動で忙しくて、
長い間顔も合わせていなかった。

時折電話で話すこともあったけれど、
お互い時間のすれ違いもあって、まともに話も出来ていない。


「ふぅ、、、」


今日も1日、一息つく暇もなかった。
こんな日は、ろくに食事も摂らず、シャワーを浴びたらベッドに直行なんだけど、、、

きっと、俺の身体を心配して、忙しい合間を縫って来てくれたんだろう。
そう考えると、1秒でも早くチャンミンに触れたくて、
俺は急いでシャワーを終え、リビングに戻った。


・・・・・「あーっ、もう、何やってるの?」


慌てて戻ってきた俺を見て、
顔を顰めて足早に近づいてくる。

手に持っていたタオルを俺から乱暴に奪うと、
濡れたままの俺の髪を優しく拭い始めた。


・・・・・「いつも言ってるでしょ? ちゃんと乾かさないと風邪引くって、、、」

「ん、、、ゴメン」


チャンミンの香りがする。
久し振りのその香りは、疲れていた俺の身体と心にジワリと染みてゆく。


「チャンミン、、、」

・・・・・「あっ、、、ヒョン、、、」


たまらず腕を伸ばして、チャンミンの身体を引き寄せる。


・・・・・「ちょっ、ヒョンっ!」

「チャンミン、、、」

・・・・・「ダメだって、ほら、ちゃんと、、、」

「会いたかった」


チャンミンの首筋に顔を埋め、その感触を確かめる。
暫く抵抗していたチャンミンは、気がつけば手を止めて動かなくなった。


・・・・・「ヒョン、、、」

「ん?」


チャンミンの腕が、ゆっくりと俺の背中に回される。


・・・・・「痩せすぎだよ」

「えっ?」

・・・・・「知ってるでしょ? ペンたちが心配してます」

「ん、、、けど、初めてのソロだしな。カッコいい姿を見せないとな」

・・・・・「何もしなくても、ヒョンはそのままでカッコいいよ」

「そっか」

・・・・・「ん、、、」


俺たちは、暫くの間そのまま何も言わず抱きあっていた。
離れていた間の寂しさを埋めるように、、、


それから、チャンミンの手料理を堪能しながら、
それぞれの近況を報告し合う。

お互い、バラエティ番組の出演をいくつかこなし、
俺は6月に初めてのソロアルバムを準備中だ。


・・・・・「順調に進んでる?」

「ん、、、頑張ってる」

・・・・・「僕がいなくても大丈夫?」


手にした箸の動きを止めることなく、
チャンミンは冗談めかして俺にそう問う。

本当は、〝大丈夫だよ〟 と、言わなきゃいけないんだろうけど、、、


「大丈夫じゃない」

・・・・・「えっ?」


チャンミンの視線が、テーブルの上のおかずから、俺に動く。


「お前がいないのは、正直寂しいし、、、怖いよ」

・・・・・「ヒョン、、、」

「けど、やると決めた以上は全力でやらないとな」

・・・・・「・・・・・」

「東方神起の、、、チェガンチャンミンのヒョンとして、最高にかっこよく決めないとな」


テーブルを挟んで、俺を見つめるチャンミンと視線を重ねる。
ふっと頬を緩ませると、チャンミンは俺につられるようにして表情を緩めた。


・・・・・「そうだよ、僕のヒョンとしてカッコよく決めてもらわないと、、、」


そう言うと、チャンミンは俺の好物のおかずを箸でつまんで、目の前の皿に放り込んだ。


・・・・・「ほら、いっぱい食べて、もっとカッコよくならなきゃ」

「そうだな」

・・・・・「けど、あんまり頑張りすぎないで、、、」

「・・・・・」

・・・・・「ヒョンはたまに度が過ぎる。ペンが凄く心配してる」

「あぁ、、、」


俺は、おかずを口に放り込んで、、、


「チャンミンを心配させない程度に頑張るよ」

・・・・・「うん、、、」





その夜、俺は久しぶりにチャンミンの香りに包まれて眠りに落ちた。




15年の長い歳月。
俺たちは、辛いことも悲しいことも共に支え合い励まし合い、時に叱咤しながら過ごしてきた。

最愛のパートナーであり、最大のライバルでもあった。

何時しかその存在は、自分の分身となり、
まるで、鏡を見ているかのように自分自身と重なり合った。


これから先、、、
今まで以上の困難が待ち受けているかもしれない。

けれど、俺たちは何も変わらない。
ただ、手を取り合って二人一緒に乗り越えていくだけ。


俺の未来へ、ただ一人連れて行くならチャンミン。
行けるところまで、お前と行きたい。

これからも、ずっと、、、





・・・・・「ヒョン、ヒョン」


深い深い眠りから覚めると、ベッド脇でチャンミンが俺を見降ろしている。


「チャンミン、、、」


布団から腕を伸ばしてチャンミンに触れようとすると、
俺の手をくるりとかわしたチャンミンは、、、


・・・・・「ヒョン、僕、これから仕事です」

「えっ? もう?」


半分寝ぼけ気味に身体を起こす。
見ると、チャンミンはすでにきちんと支度を整えていた。


・・・・・「朝ごはん、テーブルの上です」

「ん、、、」

・・・・・「あと、昨日のおかずの残り、冷蔵庫に入れてます」

「ありがと」

・・・・・「洗濯は済ませてます。あまりため込まないように」

「・・・・・」

・・・・・「じゃあ、、、」


言いたいことを早口で言い終えたチャンミンは、
くるりと踵を返し、寝室の扉に向かう。

ノブを手に掛け、半分扉が開いたところで、、、


「チャンミン」


チャンミンを呼び止めた。


・・・・・「はい?」

「忘れ物」

・・・・・「えっ?」

「行ってきます、のチューは?」


本気半分、揶揄い半分でそう言うと、
チャンミンは一瞬で顔を真っ赤に染めて、、、


・・・・・「ばっ、ばかっ、な、何を、、、」


大きな瞳をゆらゆらと揺らしながら、
そのまま扉の向こうに消えた。


「ふふ、、、」


チャンミンの気配が消えた寝室。


思っていた以上に、俺はチャンミン不足だったようだ。
疲れているはずなのに、今朝はとても心が軽い。

チャンミンをフル充電出来たか、、、な、、、


と、その次の瞬間。


カチャ、、、と扉が開くと、
さっき出て行ったチャンミンが再び姿を現す。


「チャン、、、」


小走りで駆け寄ってきたチャンミンは、俺が名前を呼ぶ隙も無いほどの早業で、
俺の頬に唇を落とし、そして慌てて部屋を出て行った。


「・・・・・」


暫くすると、玄関扉が閉まる音が小さく耳に届く。


きっと今頃、エレベーターの中で、
顔を真っ赤にしているんだろう。




チャンミン、、、ありがとうな。

俺、頑張るから、、、





そんな俺たちの、ある日の一夜、、、






fin

読者の皆さま、こんばんは。

少し前から、ユノの痩せすぎ問題(笑)に、
若干心配している こころ。です。
ソロ活の為なのか、、、とにかくあまりにも細くなっていて、
もうちょっと、ポチャっとしててもええんやで~と、日々痩せていくユノに、
そっと語り掛けております(笑)

最近、お2人でのお出ましが見られず寂しいですね。
それぞれにテレビではその姿をみる事が出来ますが、
やっぱり2人揃った姿が見たい我儘なホミンペン。

こんな妄想を勝手に文章にしてみました。
お粗末ですが、同じように感じていらっしゃる皆さんに届けばいいなと思います。




それでは、本日はこのへんで。
おやすみなさい。
素敵な夢を♪




こころ。

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